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2022年みたもの


去年から半券的なものをなんとなーく取って置いとるので今年みたものを振り返ります。
今年は少ない気がするけど、TVアニメシリーズを観たりしてるから摂取量はそんなに変わって無さそう。しかし最近はでもあれですね、完全電子チケットが増えたからもうちょっとありそうな。

※アニポケを観ながら書き始めたのが2022年12月31日。だらだらと書いたり書かなかったりで年が明けてしまいました。
それでは、スタート。


スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

2022年最初に映画館に行った作品。見終わった瞬間に、「2022年ベストじゃん……」となった映画ファンは多いと聞く。
もう語ることはないですよね、劇場で上がる悲鳴は忘れられません。
ネッドがピーターを呼んで3人が振り返るシーンはベタだけどすげー好き。

Fly Out!! ~Reach out your hand!~

伊波杏樹さんがオリジナルアルバムを引っ提げて開催したライブ。
演者として様々な顔を見せる伊波杏樹さんの魅力がこれでもかと詰まった素晴らしいライブだったのを覚えています。VICTRIAがカッコよくて好きなんだなやっぱり。

ハウス・オブ・グッチ

https://youtu.be/QHhHpK3TJHg?si=HiUWH--buVZOp9KR

実際の事件を下敷きにした映画。
この映画は兎にも角にも役者の演技合戦が目を引きますよね。強大な権力を前にした善良な人がどう変わってしまうのか、アダムドライバーの名演といったらもう。
同じくリドリースコット監督が現実の出来事を元にして作り上げた「最後の決闘裁判」も見たいと言い続けて年が変わってしまった。

文豪ストレイドッグスBEAST

元々原作好きで、特撮ではお馴染みの坂本浩一監督に谷口賢志氏が出演するってんで見に行くことに。良くも悪くも日本の映画だな~~という画作り感はどうしても拭えないんですよね、CGとかね、しょうがないね。
それはそれとしてアクションは満足いくものだったように記憶してますし、BEASTの結末をまだ知らなかったのでラストは成程ね面白い好きだわとはなった作品です。個人的には結構好印象を持ってる映画なんですよね。
あと橋本祥平氏をGHOST WRITER以来に見た作品なのですが、彼のお芝居やっぱ好きだなと再認識したというやつです。

アサルトリリィ Lost Memories

数あるアサルトリリィワールドの中でも、一柳隊にフォーカスしたシリーズの第三弾で一区切りの1作。回を追うごとに進化するバトルシーンは一見の価値ありですよ。
女の子がデカい武器とデカい感情を振り回して戦い続けるいい舞台です。1作目からボコボコにされる結々様のメンタルがひと段落ついて良かったという気持ち。
ゲームの方とか追えてないのでアレなんですが、アサルトワールドも末永く楽しみたい気持ちです。


アサルトリリィ・御台場女学校 -The Empathy Phenomenon-

舞台アサルトリリィ、御台場女学校シリーズの第二弾。船田姉妹のスタンスが大好きでずっとファンです。シリーズによって空気感や色が違って、特に劇伴は、ジャズみの溢れる軽快さが御台場の雰囲気とよくマッチしていて本当に好きなのです。
終始カッコよくも、リリィの葛藤や覚悟が存分に描かれる骨太なステージです。待望のBDが発売されるのでうれしい。

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」オーケストラコンサート

12/31現在、上映館が何故か増え続けているモンスター映画であるところの「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の楽曲を中心としてオーケストラ編成で披露するライブ。モニターに映し出される映像と共に演奏される壮大な劇伴はまさに顧客が求めていたもの。
劇中歌をキャストが披露する初めての機会だったということもあってワクワクドキドキ、期待を遥かに上回る体験をさせてもらいましたね。

劇場版スタァライト オーケストラコンサート に参加してきました。|にしきの|note
こんな記事も書いてたわそういえば。
残念ながら生田輝さんが参加できない公演となっていましたが、遂に1月にはオケコンの再演が開催されるので本当に楽しみにしています。

少女☆歌劇レヴュースタァライト-The LIVE エーデル- Delight

スタリラ舞台シリーズの第一弾、シークフェルト音楽学院が主役の作品です。王者・シークフェルトは華々しくも、学生らしく苦悩することもあるそんな一面が覗き見れたステージでしたね。
雄々しく披露される主題歌も凄い好きですが、やっぱりオープニングのジェネリック宝塚に圧倒されてしまった記憶がとても強いです。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 4th Live! ~Love the Life We Live~

虹ヶ咲の4thライブ。正直これ去年くらいだと思ってた。有料配信で参加いたしました。
これに関して本当に今となってはなんですけど、Toy Dollをフル尺で聞ける現状唯一のライブ(のはず)なのでぐおおおおって感じです。
4thアルバムのLLLのコンセプトがそもそも、今までのメンバーの一風違った魅力を表現しようというところが大きくあると思われます。ので、この4thライブも、今まで見たことないアプローチのパフォーマンスがたくさん見れて楽しかったですね~。

ドライブ・マイ・カー

いや~、この映画は話題になりましたね~。その割に周りで見てる人少なかったですけど面白かったですよ結構。
映画評論するような層にウケよさそうだなと思ってしまうところは正直あるんですけど、行間がすんごい多くて静かで丁寧な画作りが続くのが心地いいというのが大まかな印象です。西島秀俊氏・三浦透子氏の2枚看板は勿論、岡田将生氏のあの人でなし然とした立ち振る舞いがなんとも怪しく魅力的で好きでした。
細かく上げると文章長くなっちゃって面倒なのでやりませんけど、これ見た後「ワーニャおじさんを履修しておかないと真に楽しめないじゃんなこれな」と思っていた。まだ見れてません。

アンチャーテッド

トムホランドはかっこいいからね、しょうがないね。
原作のゲームをまっったく知らないのですけど、まぁぼちぼちに面白かったなって気持ちです。どうやらゲームリスペクトの場面が結構あったみたいで、ゲームファンからはそういう点好評だなというイメージがあります。
作中でジッポの火が付くまでジャッジャッジャッジャッとやるシーンが何回かあるんですけど、「それそんなに火打ちしても付かないんなら絶対オイル入ってないでしょ……あ、点いた……」って毎回思ってました。

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル

出ました界隈が盛り上がりに盛り上がった問題児。
結論から言うと私は好き寄り。こんな予算限られてるならやらなくても……という感情が無いわけではないんですけど、やると決めたならオーズの物語として真正面から真摯に作り上げようという気概がある点を評価してるってところですね。
正直ファン層とか考えて、無難な仕上がりにすることなんて簡単にできたはずなんですよね。それをあえてしなかったところに武部さんとか毛利さんとかの矜持を感じるというか……BDのPインタビューが覚悟決まってて好きだなぁとか思うわけですが。
内容に関しては私はもうバルカンバルキリーのラストが好きな方の人間で、こればっかりは物語の死生観に対する見方の関係なので勘弁して頂きたいんですけど好き寄りなんですよね。

ラブライブ!スーパースター!! Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~

Liella! の2ndライブ。スパンが早すぎる。今3rdやってるし。
アルバム「What a Wonderful Dream」とてもいいんですよね~。
デビューから類を見ない速度でスターダムを駆け上がる彼女たちのパフォーマンスは文句なしの出来栄えですよね。ただただ凄いなぁと思うばかり。
コロナ前提のコンテンツ展開をしているってこともあるんでしょうけど、Liella!の楽曲は体が勝手に揺れるような名曲が揃っていて楽しいんですよねライブ。

THE BATMAN-ザ・バットマン-

気のせいか2022年、3時間越えが多い。気のせいかな。
新生バットマンということで。私はノーラン3部作とDCUのバットマンしか知らない身ですけど、またそれらとは違うじっとりとしたバイオレンス感があった気がします。バットマンのヴィランはスーパーヒーロー作品の中でも、特に等身大で人間であるような描写がなされるという印象があります。それでも齎す被害は他と遜色がないどころかさらに大規模で……ゴッサムシティというロケーションも相まって、悪意を映像に落とし込むのが上手ですよね~。
あとはこのポスターにも使われるキービジュアル、これが本当に良いですよね。

モービウス

ごめんだけど正直かなり覚えてない。批評調べたら死ぬほど評価低かったからそういうことなのか……?って思ってるくらいの温度感。ヴェノムは面白いけど、スパイダーマンユニバースの明日はどっちだ。
モービウスで一番印象的なの、吹き替えに中村悠一氏がオファー貰って「でも僕他のヒーローやってるんですけど……」って言ったら「まぁそっちもう出番ないから大丈夫b」みたいに返されたってエピソードなんですよね。すげぇ笑った記憶ある。確かにそりゃあそうかもしれんけど。

KAPPEI カッペイ

愛すべきクソ映画。いやね、見てて正直つまんねえなって思うところかなりあったんですよ、テンポ悪くて間延びするシーンが多くて。まぁでもなんかこう、伊藤英明氏と山本耕史氏が楽しそうだからいっかな……みたいな……。どうしてもこき下ろして嫌いにはなれない不思議な立ち位置の映画。

「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 平和の象徴

前回の“本物の英雄”から伊波杏樹さんがトガヒミコとして出演している所から見始めたヒロステですが、この最新公演もとても良かった。
オールマイトを筆頭に、それぞれの信条を激しくぶつけ合い、放ち続けるような劇的な演技と演出は原作のファンだからこそ染み入るところがありました。これは本当に原作が好きな人は見て全く損がないと思っているのでおススメなのですよ。
特にお気に入りは、贔屓目線というのを差し引いてもやっぱりトガヒミコのシーンですよね。トガヒミコという人間が何を思いどういう立場で動き、言葉を放つのか。恐らくは考え考え抜いた結果のその演技にはもう見事に打ちのめされたの一言。
伊波杏樹さんが演じるトガヒミコをもっと見たいため、ヒロステには末永く続いて行っていただきたいんですよ。

MTV Unplugged Presents: LoveLive! Superstar!! Liella!

ラブライブ!スーパースター!!発 Liella!ちゃんのアコースティックライブ。こちら大変良いものでした……。語り掛けるような曲調にとても合う楽曲が多い気がする。
たしかアンコールで普通のライブぽくなってスタンディングになったと思うんですけど、個人的にはそれすらいらない最初から最後までゆったりしたコンサートだったらもっと良かったなぁと思った記憶がある。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

ドクターストレンジ待望の単体映画第2作!
1作目から続く魔術の映像表現は更にレベルアップして、次元移動を繰り返し困惑するスティーブンの追体験が出来るような仕上がり。
今後のMCUに対しても重要なピースになるようなマルチバースについての情報がちりばめられ、今後も楽しみになる1作。ウォンを中心としたサンクタム周りの描写も少しながら追加されて、より愛着が湧くというかなんというか。
これに限らずですけどMCUは追っかけるハードルが本当に高くなってしまって、ワンダビジョン見てないとなんでスカーレットウィッチが……?ってなるのは難しいところ。かくいう私もディズニー+のドラマシリーズはきちんと追えて無いので結構困っています。
見ていて楽しくないという経験は今のところないので、物量に苦にならない限りは追いかけ続ける心づもりですわ。

ホリック xxxHOLiC

原作は全く知らないのでそういう意味で変なマイナス感情は無い(そもそも原作既読の方がどういう評をしてるのか知らないですが)。
ダイナーもそうなんだけど私は蜷川実花監督が撮る画がどうやら好みらしく、他の評価はともかく存外好きだったんですよね。
ラストシーンの四月一日のえっちさといったらないぜ。主題歌も良いですよね。

機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー

大好きなキラメイジャーとゼンカイジャーが共演してるだけでも大好きなのに、パイセンまでやって来てしまう焼肉定食大盛りみたいな作品。
単純にゼンカイジャーの後日談としての強度が高くて高くて、ステイシーが出てくるシーンは全て泣いてしまうのです。困った。
キラメイの面々が久しぶりに見れた嬉しさ。加えて最早お馴染みマーベラスに、魁利までしっかり先輩の風が吹いててにこにこしちゃった。
ポットデウスとかいう一見2秒で名前決めたんじゃないかみたいな敵キャラクターが、ただヒーロー再集結の為だけのキャラクターではなくて、彼は彼なりの想いがあって苦悩をしているっていう筋書きになっているのもまたニクいんですよこれが。
登場ヒーローが多いので中々こうと決めて薦めるのが難しいですが、特にゼンカイジャーを全部見たのにまだ見てないという人がいたら是非見てほしい。必見作品です。

シン・ウルトラマン

まぁ賛否両論あるの分かります。良いんです。その上で俺たちはこの映画を好きにならざるを得ないんです。数十年間、憧れを追い続けた男の偉大な愛の結晶、それがシン・ウルトラマンなんです。それがシーン・カットの端々にあることを感じ取れるから私たちは特撮のオタクなんですね。

鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー

山田裕貴キンブリーに舘ひろしブラッドレイ、渡邊圭祐リン・ヤオを人質に取られ、前日に前作を見てから見に行きました。
そもそもそれで初めて実写ハガレンを見たんですけど、そんな言うほど悪くない。ジョジョ実写みたいな感じ。CG本当に頑張ってるし、個人的に見る目が変わったのが山田涼介氏。個人的には彼が本当にちゃんとエドワードエルリックに向き合っていたなという感想を持ったんですよ。なんせ全体的にキャスティングは良かったですよね。話的にはどうしてもかなり詰め込み詰め込みになってたので、最後の錬成でどうすんだろうこれとは思った。
これは本当に結構怖さ半分で次も楽しみにしていたんですけど、ちょっとどうしても見に行く都合が付かなくてまだ見てないんですね。こんだけ評価してるのにね。どっかで見ます。

マイスモールランド

日本へと逃れて生活していたクルド人の家族にフォーカスを当てた作品。日本人として暮らしてきた中、難民申請が不認定になったというところから様々な歯車が狂い出していく……といった筋書き。
この作品個人的には本当に好きで、自分ではどうしようもない不条理をまざまざと見せつけられる。それに沿って切り取られる映像がずっと綺麗で、だからこそ残酷で……。
主人公家族の団欒のシーンに本当にリアリティがあって、家族が生み出す空気感に全く嘘が無いように見えたラーメン屋での1シーンは是非ご覧になって欲しい。
後から知ったことなんですけど、この家族どうやら本当の肉親らしく、あぁそういうところもあってあのシーンになってるのかとも思ったりして。
周囲で見ている人少ないんですけど、掛け値なしでおススメできる作品ですね。

犬王

ノンストップ狂騒エクストリーム能楽アニメーション。
本当に凄いパワーを持った執念と約束の物語でした。
いや本当に、完膚なきまでにミュージカル映画なのが凄いんですよね。常識を覆したと思う。
惜しむらくは、100%自分が悪いんですけど、見たときの体調がすこぶる悪かったという。もう一度ちゃんと見たいな~と思って結局見れてないのが心残り(n回目)

大河への道

まぁまぁ話題にならなかったですねーこれも。個人的にもそこまでピンとは来てないというのが正直なところ。
草刈正雄氏演じる徳川家斉を中心に据えたラストシーンは良い塩梅のカタルシスがあって、未だに頭には残ってます。
それと、この作品は中井貴一氏本人が企画立案をして始まっているらしいのですが、齢60を数えた大俳優がそれでも尚新たに道を作っていくという事実。それが彼が劇中で演じた人物と重なることで動く感情というのは間違いなくあったなということは記しておきたいと思います。

ハケンアニメ!

最高の映画。何か一つの物事に対して情熱を注ぐ人々の、各々の持つ魂を見せつけられる傑作だと思います。人によって関わり方は違って、その貢献の仕方も違って、それでも同じものに向かってただ邁進していく。そんな様は見る者の心に燃え盛る熱い炎を灯すのではないかと思います。
私個人は創作というものをしないわけで。この映画の持つパワーを十全に受け取れていないのかもしれませんけど、創作するものの感情を余すところなく表現しているようで本当にいい映画でした。2022年おススメ映画のひとつです。
原作も買ってはあるのですがまだ読めておらず……

トップガン マーヴェリック

圧倒的なスカイアクション!説明不要の超大作ですね。これに尽きる。映画ってこうだよな、映画って面白いな。ってなる。キングオブシネマ
これ見る前日にトップガンを見てから行ったんですけど、これは本当に良い判断だった。完璧な続編ってこういうことを言うんだ……と思うと共に、これを見れないまま一生を終えてしまった人も数えきれないほどいるだろうにこんなクソにわかの俺がこの感動を味わってしまっていいのだろうかという気持ちにさせる。そのくらい良かったということ。それが36年という時の重み……。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- Reading Theatre第1弾「田中ゆゆ子の古典落語劇場」

正式にシリーズ化したスタリラ朗読劇の第一弾。まさか初っ端でゆゆ子が来るとは。
朗読劇に生演奏が付くというなんとも贅沢な演出で、私は配信で見たんですけどこりゃあ生で観るの良いだろうなぁと思います。
スタァライトの名を冠してはいるものの、キャラクターがその演目を演じるという演出のもとで進んで行くため本当にスタァライト知らなくてもそれなりに楽しめるようになってます。これは第二弾で特に顕著になる。
舞台少女である故にその設定で公演を進めても何も違和感がない、むしろ作中の彼女たちがその本文の通りに「演じる」ところを観れるっていうのはこりゃいい企画だなぁと思うわけです。スタァライトの世界が生きていることを目で見て実感できる機会が継続的にあるというのは単純に嬉しいものです。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <OCEAN STAGE>&<SUNNY STAGE> 追加公演<WINDY STAGE>

ドリコンとかはありましたが、情勢の影響で潰えた6thライブが遂に開催されたというある種記念すべき公演。
これはAqoursのライブに行くと必ず思っていることですが、間が空いて離れる期間があっても、観ると必ず彼女たちを好きになってしまうんですね。
後続のラブライブシリーズが活躍していても、Aqoursもまだまだこれからだぞと全身で訴えかけてくる様というのはどうしようもなく良いものです。
追加公演での大集結なども含めて、貫録の2文字がこんなにも似合う。

アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院 「白きレジスタンス~約束の行方~」

アサルトリリィのシリーズのひとつ、ルドビコ女学院の再演版の第3弾(ややこしい)。
アサリはまぁ全体的にそうですけど、ルドビコ女学院というファンシーな名前に反して世界の過酷さが特に凄まじい。ゲヘナはクソ。
初演版を知らないままここまで来ているので結末は知らないんですけど、ちょっとうわさに聞いたところによるとどうやらろくでもないことになさそうなので次作の真実の刃も楽しみです。
私としましては石井陽菜さんが好きなので、本公演の渚さんの立ち回りというか心の動きがとても良かったですね。

伊波杏樹 単独イベント「Toi et Moi」

伊波杏樹さんの単独FCサイトが公開されて直後の単独イベント。
伊波杏樹さんは舞台ではそのキャラクター・人物でその世界を生きることで我々を魅了するわけですが、単独イベントでは言うなれば「伊波杏樹」を生きることでその生き様をこれでもかと見せつけてくれるんですね。カッコいい役者さんです。
やはり印象に残るのは「また会えるよ。」ですね。このご時世何が起こるか何があるのか先が見えない中でも、堂々と寄り添うように力強くこのパフォーマンスを見せることが彼女の在り方を表現しているようなんですよ。

Fujii Kaze alone at home Tour 2022[東京]

7/28の人見記念講堂の公演に参加してました。
「旅路」から藤井風氏を好きになり、流石に一回くらいライブ行きたいなーというところに運よく当選しまして。
この人本当に凄いですよ、全部その場でやるんだもん。音と戯れてるな~という気がする。寝転がりながらキーボード引いて即興で歌ってその声量出るのおかしいのよ。
感想ツイートしたらなんか1000いいねが飛んできたのもいい思い出。今見たらRT25しかされてないのにとんでもない界隈だよ。

Tomori Kusunoki Zepp TOUR 2022『SINK⇄FLOAT』

楠木ともりさんのライブツアー。東京公演が当たらず大阪まで行きました。2021年のBDライブに引き続いて何故か2連続Zeppなんばでの参加です。何故なのか。
表題の『SINK⇄FLOAT』の名の通り、激しい浮き沈みのあるジェットコースターのような構成。開始でしっとりと聞かせたかと思えば突然豹変したかのように大暴れ。見事に振り回される最高のライブでした。

ソー ラブ&サンダー

マイティ・ソー シリーズ4作目。素直に面白い映画でした。
MCUフェーズ4の中では次元がどーとか小難しいことなく、割と単体で楽しめるんじゃないかな?って思ったんだけどよくよく考えたらそれまでのソーシリーズは少なくとも見てる必要あったからもうMCUにとっつきやすさという言葉は使わないようにします。
エンドゲームでBIG3の他の二人は完結をしたんだけど、ソーだけは宙ぶらりんだったのに対しての回答になっている1作です。
人外の長命であるから故の決着というか、未来へと歩き出す展開になってるのが印象的。
失ったものは多くて決して順風満帆な道のりではないけれど、それでも面白おかしく生きていく。ソーの物語として納得感のある綺麗なラストシーンだったと思います。

メタモルフォーゼの縁側

これまた良~い映画なんですよ。普通に生きていれば交わることのない人と人が不思議な縁で繋がり、好きなことを、体験を共有する。そこに年齢とか立場とかそういうものは介在しない。それによってお互いがお互いにいい影響を与えて人生が進んで行く……。そういう人生模様をすごーーく丁寧に紡いでいる作品でした。
私芦田愛菜さんがすごく好きで、本当にいいお芝居をするんですよね。その年齢だからこそ生まれる繊細な感情の機微みたいなものを表現するのに長けているなぁ、と。皆、ただ必死で生きているだけで悪者は存在しない。そんな優しい世界を映している映画だったと感じます。

劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス

夏にやっていました劇場版復刻キャンペーンです。他のも見たかった気持ちはあったんですけど見たのはこれだけ。
勿論何度も見ている作品ですが、劇場で観れたというのは本当に嬉しかったですね。
改めて見ると上映時間の短さにびっくりするんですが、その中で必要なものを描写して美しい映像のオンパレード。シンプルな味付けってこんなに美味しかったんだと再確認した1作です。
しかしこのくらいの時期のCGも整備されきってないアニメってなんでこんなに綺麗なんだろうね?

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所

5thライブは全4日日程で、2日ずつにわけて主に後半は違う演目を行うといったライブでした。両公演共に1日目のみ参加。
Colorful Dreams! Colorful Smiles!公演 では会場が東京ガーデンシアターということもあり、アニメ劇中で同好会が行った1stライブの再現という粋な演出。私上階のほうの座席だったんですけど、終演後には高咲侑が下りた階段をまんま通過して帰ることになるのでそりゃあもうウキウキでした。
虹ヶ咲もまだまだやっていくぞ!ということをビシビシと感じた良い公演でしたね。

DOROTHY~オズの魔法使い~

勘違いで1公演ぶんのチケットを無駄にしてしまったという苦い思い出がまず出てきてしまうの良くないと思う。
もうストレートにゴリゴリの所謂ミュージカルで、あんまり経験がないもので中々言語化が難しい。
知ってますか?ミュージカルに出てる人ってみんな歌が上手いんですよ?
東の魔女のシーン、ラジオで伊波さんが「すごいよ!!」って言ってたけど本当に凄かった。舞台の上ってこんなことまで出来るんだ……って思いましたよね。

ONE PIECE FILM RED

今年の化け物アニメ映画枠です。
評判とてもよく、元々Adoはほんのり好きだったのもあり観に行きました。
結果、手元にワンピースの単行本の購入履歴が生まれました。九月はワンピースに生活を破壊された。
ずしりと重くのしかかる感情を受けた二次創作も込み込みで、凄く楽しめたなと思います。ウタカタララバイが一番好き。
原作に追いついた今また見ると違う景色が見れるかもしれないなぁと思いつつ2回目は見に行けてないんですよね。なぜかまだやってるところがある。

ブレット・トレイン

伊坂幸太郎氏の小説が原作だということで話題になっていた本作。
トンチキ日本描写は最早風情がありますよね。変に歩み寄らないでほしいマジで。
アクションとか画作りとかそういうところは当然アメリカンな豪快さがあるんですけれど、話の骨子とかアンジャッシュ的展開とかには凄い日本を感じるというなかなかどうして不思議な作品だったように思います。
笑いどころも多いエンターテインメント作品かと思いきや最後の畳みかけるような風呂敷のたたみ方は純粋に楽しめました。
あとは真田広之氏がカッコいい。これはもう世の真理。

ヘルドッグス

暴力!暴力!暴力!暴力!な映画。
岡田君のアクションは地に足がついているような他にはないかっこよさがあるんですよね。
ヤクザのキャラクターがそれぞれ粒だっていて、特に熊沢とか愛嬌のあるキャラクターもそれぞれにいます。でもそこでちゃんと終わらせないのがこの作品の良いところ。しっかりヤクザで悪人だっていう描写が差し込まれる最低の映画で最高でした。
はんにゃ金田が役者やってるやつ見る度に、「いい役貰ってるな……」ってなる。彼は彼の独特な味を持っていて本当にクセになるんですよね。定期的に役者仕事があるのが凄い頷ける。

HiGH&LOW THE WORST X

皆さんご存知大人気シリーズであるところのHiGH&LOWの最新作。
前作から引き続いての登場となる鳳仙の面々との関係性の深まりや、メイン敵役の瀬ノ門の二人の人間模様といった男と男の感情が正にX(クロス)する。ハイローらしさ全開の爽やかな1作。
これは完全に自分が悪いんですけど、ヘルドッグスの直後くらいに見たもんだから「やっぱこの人たち学生だわ……」という感想も出てきたとか出てきてないとか。喧嘩じゃなくて殺し合いだからなあっちは……。
劇中歌アルバムも発売決まったし嬉しいです。ハイローは良いぞ、健康に。たぶんそろそろガンに効くようになる。

朗読劇 カラフル

小林愛香さんが出ていたので観に行きました。
中学生くらいの頃読んだ記憶はあるけど内容全く覚えてないなぁと思いながら見に行くと、途中で結構思い出してきました。そういうこともあるんですね。
全編通してしっとりと物語を紡いで、最後には完全無欠じゃなくとも確かに希望が残るようなほのかに温かい演出だったように思います。

夏へのトンネル、さよならの出口

純度の高いボーイミーツガール。好きですよね。それまでの価値観を全て覆すほどの出会いを、透き通るような映像と丁寧な演出で彩られている素敵な作品。
個人的には、この作品で最も心地が良いなぁと思ったのは音の表現。水音や砂利石を踏みしめる音などなど。自然に生まれる音が美しく、この作品へと没入させてくれる一つの要素だったなぁと思わされます。
ほとんど主役二人の会話で回すこの作品で、鈴鹿央子・飯豊まりえ両氏の演技に輝くものがあったのも印象的です。

「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」

見る順番で結末が変わるとの触れ込みで宣伝がなされていた今作。私は上映時間の都合で「君愛」から見ました。
並行世界が存在する世界観で、それぞれの世界線での愛の物語。君愛から見ると、主人公のでっっかい軸を把握したうえで、それと分かってもある男を愛してしまう「強い女性」が見られるので善かったです。瀧川和音がキャラクターとしてかなり好きなのがこの作品の私の高評価の根源。

すずめの戸締り

新海フィルムはもう日本の映画シーンに確立されましたね~。
すずめの戸締りってこれまでの新海作品に感じていた「らしさ」みたいなものがあまり感じられないと思っていたんですが、入場特典の薄い本でのインタビューを呼んで納得した覚えがあります。クリエイターが自身の変化を受け入れて、その時点でしか作れないものを全力でお出ししてくれるっていうのは見てる側としては興味深く面白いので好きです。
あの年齢の人物に形容していい表現かどうか自信はありませんが、「大人になる」っていうのはこういうことなんだなぁと感じた1作。
序盤から扉を“締める”という行為が印象的に描かれ、そこに厄災を閉じ込めるといったマイナスなイメージを私は持ちました。それがラストシーンで“締める”ことが家を出て歩みを先へ進めることだと、プラスイメージに変換なされた。災厄の傷痕が見方を変えれば美しさを内包する景色になり得るのだと気付くすずめと重なって印象強く記憶に残る作品でした。
災厄の規模感が回を追うごとにどんどんダイナミックになって、映像から受ける迫力もgoodです。

ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー

この作品はどうしたって、チャドウィックのことを考えずにはいられない。ワカンダも、彼も、永遠たれ。
作中のみのことに絞って視線を合わせても、大切で偉大な先人の予期せぬ不幸を前にしてそれでも如何に先へ進むのか、何を思い何を受け継いで生きていくのか、その答えを絞り出す様をたっぷりの時間を使って描写していくこの作品には随所にスーパーヒーローとしての葛藤が垣間見えて心を掴まれます。
エムバクを筆頭に国民の描写が増えて、思い入れも多く生まれたこのワカンダの行く末の物語は今後も楽しみにしています。

Shuffle!〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜

キラメイジャーのファンとしては見に行かざるを得なかった1本。それでなくても生田輝さんが出てるので……。
小学校で特別公演を打っていたりもするこの作品、ミュージカルを初めて見るような人にぴったりな気取らなさがある良い公演だったと思います。
登場人物の掛け合いも愛らしく、演者さんの魅力も詰まって楽しめました。
話の筋が三銃士メインになっていて、もう片方が若草物語である理由が4姉妹だからくらいでしかないところに物足りなさもあったりしますが……。分かりやすさ重視って感じですね。

シンフォギアライブ2020→2022

コロナで延期になっていた公演が遂に遂に開催されたお待ちかねの一本。
シンフォギアをしっかりと見たのが、XVが終わってからの話なので当然ライブは初めての経験でした。
ただでさえ10年の長期シリーズな上に演者がそもそもキャリア満載の業界のトップランナーばかりだったりするので、そのパフォーマンスは折り紙付き。素晴らしい公演でした。ずっと好きだけど、改めて悠木碧さんってすごいんだなぁって大好きになってしまいましたね。

舞台 「やがて君になる」 encore

「やがて君になる」の世界観を、舞台という形でこれ以上なく美しく表現し切った傑作です。
板の上の登場人物を力の限り生きる演者の静かな情熱と、それを妨げず最大限の出力が出来るように考慮された演出。物語に没入する素敵な時間でした。
BGMが無いシーンも多く、ただ感情の吐露のみが世界を支配する。その静寂が苦しくも心地よく……。隣の人が息を飲む音まで鮮明に聞こえるほど。固唾をのむという慣用表現は誇張じゃなかったんだな……過去の日本人凄いとなった。

RRR

2022年、これより衝撃を受けた映画はないかもしれない。
3時間という長尺の中、息をつかせずに次々と展開される映像。手に汗を握るとはまさにこのこと、全てのシーン・カットが必見のスペクタクル。
どんな作品でも“最高の一瞬”があり、それの為に作品を作っているという一面もあるのではないかと思います。RRRは、上映中の3時間が余すところなくその“最高の一瞬”級のラッシュ。
魂が喜びの歓声を上げ、血沸き肉踊る。瞬きの瞬間が勿体ない程に目を逸らすことが出来ない。
アクションってこんなに新鮮に楽しむ余地がまだあったんだ、ここまで見たことない映像ってあったんだという感動。まだ見ていない方は是非体験していただきたいと思う一本。

スクールアイドルミュージカル

西葉瑞希さんが出るってことが決め手となり観に行ったのですがこれがとんでもない。ラブライブシリーズを好きになったことのある人なら誰もが膝を打つであろう素晴らしい出来栄え!!
「スクールアイドル」の黄金の精神はこのように生まれたとも言えるようなストーリー展開。青春の輝きが解き放たれる瞬間そのものを表現したその手腕。とにかく脱帽。
大阪公演が控えているので細かいところは伏せますが、有料配信も予定されてないようなので是非とも現地に足を運んで体験をしていただきたい作品です。なんなら私も遠征してでも見に行きたいと思ってしまう。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- Reading Theatre第2弾「追奏~Session of Reminiscence~」

スタリラ朗読劇シリーズ第2弾。ひょんなことから華恋が見つけた卒業生の脚本を定期発表会で上演しようという筋書き。
今作の演目の舞台設定がオーケストラ同好会だということもあり、生演奏との相性はそりゃあもう至高の領域。こちらも演目そのものはスタァライトを知らずとも楽しめるもので、彼女たちが板の上で生きる様を見られたことも含めて大満足な公演でした。
この公演も配信でしか鑑賞出来ておらず、いずれは現地に……との気持ちが強くなりました。

Kusunoki Tomori Birthday Live 2022『RINGLEAM』

毎年恒例楠木ともりさんのバースデーライブ。なんだかんだでもう4年連続で参加してることになるのか……え、そんな経ってるの????
彼女のライブは全編バックバンドを背負って、楽曲も毎回アレンジを細かく変えたりしてとにかく「音を楽しめ!」と言われているよう。大嵐のような音の弾丸で蜂の巣にされたかと思えば、一転音数を絞りに絞って、或いは声だけの表現で存分に情感を伝えてくる。
ありとあらゆる手段を使って奏でようとするそんな彼女の音楽が大好きでずっと追いかけているわけです。
初披露の新曲「absence」は様々な感情が会場にも飛び交って、あの時あの瞬間だけの空気に頭の先まで溺れたことを覚えています。
来年にはアルバムの発売が決定したこともありますし、楽しみです。


疲れた……。
というあたりで、2022年の振り返りでした。
チケットが残ってるもの以外は、覚えている限りでしか記述していないのでもしかしたら抜けがあるかもしれませんが。2022年も様々な素晴らしい作品に出会いました。
この年は新しい出会いがあり、過去の傑作テレビアニメを新しく見る機会が増えたりもしました。チケットが残らないのでそういうのはとりあえず記していませんが、それらもまた素晴らしい物語ばかり。
ゲーム作品でも、カービィやポケモンなどやりました。ポケモンはまだやってます。いろいろありますがとてもいい作品です。

2023年も、良き出会いがありますように。

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