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2023年みたもの (前編)

 今年も半券とかはとっておいてあるんですが、どうにも電子化が進んでいて物理的に手元に残せないタイトルが多くてですね。全部見たものはメモに残しておこうと思い至ったのが11月の末。

 なので手元には全部あるわけではないんですが、なんか去年より半券の数が多い気がします。それでも電子オンリーのものの中に抜けてるものがあるのでしっかり記録できてないんですが、まぁめんどくさいんで覚えてる限りでやっていきます。あ、あとこの感想なんですがあくまで見たのが今年なものを列挙していくので、ちょっとだけ去年以前の作品がありますんで。悪しからず。

 ていうか作品どころか企画展みたいなものも混じってるんですけどね。半券があったやつは記載します。
毎年やりたいですねこの感想文。それでは1本ずつ書いていきます。
※書いていたらちょっと長くなり過ぎたので、半年で区切って前後編に分けたいと思います。


夜、鳥たちが啼く


映画『夜、鳥たちが啼く』オフィシャルサイト (yorutori-movie.com)

年始から何を見ているのかという気分になる一本。
ジェネリック村上春樹的なあれです。

パートナーと袂を別った男(山田裕貴)と女(松本まりか)がひっついて再生していきますよ、みたいな筋書きなんですけど。そもそも男の態度が悪くて女側の元旦那と不倫して諸々の関係が崩壊したので、自分のせいで不幸を生んだけどそれがきっかけで今の関係が出来上がるっていう中々業が深い流れでフフッてなった。
人生ってままならないタイミングに動かされてるなぁというのが描きたかったのかもしれない。

山田裕貴が子どもとの交流を通して荒んだ心が回復して笑顔になるまぁまぁ大事なシーンがあるんですけど、笑顔が迫真すぎて子どもと遊ぶ不審者にしか見えないカットが大好き。一見の価値ありですよ。

舞台「リコリス・リコイル」

舞台「リコリス・リコイル」 (lycoris-recoil.com)

みんな大好きリコリス・リコイル。
千束を演じる河内美里さんが大好きなので、リコリコ好きの友人に誘われ二つ返事で同行。
まずはオープニングがすごい良かったんですよね。しっかり芯を抑えたアニメ再現で完全に心捕まれました。
全体的にクオリティ高かったと思いますが、舞台版ならではのストロングポイントのひとつはロボ太。被り物のギミックと演者さんの奔放っぷりが相乗効果を生んで印象深かったですね~。

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」オーケストラコンサート revival

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」オーケストラコンサート | ライブ&イベント | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト (revuestarlight.com)

以前にも開催されたオケコンの再演で、今回は前回体調不良で参加されなかった生田輝さんも揃っての完全体。
やっぱり定期的にスタァライトを摂取すると健康にいい。

生誕50周年記念 THE 仮面ライダー展

いきましたね~。私は池袋の会場に参加。
シンプルに物量が多い!!
50年の歴史の重みをひしひしと感じるいい展示でした。
平成期のポスターが並んでるところは否応なくテンション上がっちゃいましたよね。

ブラックアダム

映画『ブラックアダム』公式サイト|3.24ブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信中 (warnerbros.co.jp)

ドウェイン・ジョンソンがアメコミ映画に殴り込みだ!!ということでわくわくしながら見に行った一本。
ダークヒーロー然としたムキムキのブラックアダムはそりゃあ勿論カッコいいんですけど、あのマッスルを持ちながら異能攻撃がまぁまぁ多くてちょっともったいないなぁとか思ったり。あとはやっぱりこの作品と言えばドクター・フェイトのシブさ。強いおじいちゃんはカッコいいのだ。

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル|東映[映画] (toei.co.jp)

龍騎参戦がひとつの目玉になっていて。扱い自体もそう悪くはなかったなとは思ったんですけど、そもそもギーツのバトロワにかこつけて出した感が否めなくてちょっとそのあたりがギクシャクしてたような気もします。
あと一輝が記憶失ってるのが続編作るのに不向きすぎる。この素材で作るなら完璧だけどそもそも素材の組み合わせにちょっと無理があった、みたいな印象がどうしても拭えなかったかな...…。

ラーゲリより愛を込めて

映画『ラーゲリより愛を込めて』公式サイト (lageri-movie.jp)

まぁ邦画だなって感じ。
面白かったですよ?母を喪った松坂桃李に、ニノが母親にあてた手紙を代読させるところとか大好き。彼も少しこれで救われたのかな...…と思うとね。

THE FIRST SLAM DUNK

映画『THE FIRST SLAM DUNK』 (slamdunk-movie.jp)

これは文句無しの傑作と言って良いでしょう。なんせスラムダンクをミリしかしらない私が見ても面白かったんですから。
とにかく試合の緊迫感がすごかったですよね。スポーツの躍動感と、時間が止まったかのような勝負が決まる瞬間の張りつめた空気。
どっちが勝つかなんて原作知らない私でも知ってるのに、どちらが勝つか分からない。一瞬も目が離せずに没入させられるあの感覚。
原作読みたくなりましたよね~。読んでないけど...…。
個人的にはゴリがいちばん好き。あれだけの尺なのに彼の苦労が見えたんですよね。

ファミリア

映画『ファミリア』公式サイト (familiar-movie.jp)

血を分けた家族、それとは違う家族、いろんな形の家族、関係性。関係性とは寄り添って依存することなのかもしれないということを描いているのかなと。
人の気持ちって残酷だなって少し思ったのは、自分の生業の焼き物職人という不安定な仕事を順風満帆な人生を送っている息子が継ぎたいと言ったときには一度やめろと言っているのに、行くあてがないような移民の青年には好意的に焼き物を教授したところ。
息子が人生に行き詰まっていたとしても先ずは教えずに拒否したんじゃないかなぁ...…と思わざるを得ない。でもその気持ちを否定することは難しいかもしれないな、なんてことを思いました。
終盤で突然、役所広司が半グレの集団に対してバイオレンスな行動をし始めたときは映画のジャンルが変わった音がして個人的にはすごいテンション上がってしまった。急に流れ変わるじゃん。
ヘルドッグスでも見かけたMIYAVIという役者がいい演技するなぁと思ったのも印象的です。

ゲキ×シネ『神州無頼街』

神州無頼街|しんしゅうぶらいがい公式 - 劇団新感線 (vi-shinkansen.co.jp)

劇団☆新感線の作品って1回見てみたかったなぁと思って、ちょうどゲキシネが公開されてたので見に行ったやつ。
中島かずきイズムをビシビシと感じるエキセントリックな展開は圧巻の一言。
福士蒼汰くんといえばなんの作品だろう、って考えたときにひとつの選択肢として自分の中で上がってくるようになった作品。

アサルトリリィ・御台場女学校-The Battle to Overcome-

過去作品 - 舞台 アサルトリリィ (assaultlily-stage.jp)

これまでの御台場の作品で船田姉妹の掘り下げをしてきて、3作目でついに来たか司馬燈! のプロローグが盛り込まれているような作品というイメージ。
アサルトリリィシリーズはアクションの映像演出が毎回進化していくので本当に追いかけていってたのしいですよね。ゲヘナはカス。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
UNIT LIVE! ~A・ZU・NA LAGOON~

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ユニットライブ 特設サイト | ライブ | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 (lovelive-anime.jp) 

後輩のおかげで2日とも参加できたこのライブ。
楠木ともりさんが優木せつ菜として舞台に立つ最後のライブでした。
彼女は最後まで優木せつ菜で。ただ楽しかった。
この場に立ち合えて良かったと思います。

金の国 水の国

映画『金の国 水の国』オフィシャル | デジタルセル&レンタル配信中! (warnerbros.co.jp)

出てくる人みんな優しい映画。
ふたつの国が手を取り合ったきっかけは勿論主人公のふたりペアなんだけど、それまでの歴史のなかでそれぞれの国民が積み重ねてきたものがあった上で成り立った。主役をフォーカスした上でその周囲のことも蔑ろにしない作品だなぁという印象を受けた記憶があります。

かがみの孤城

映画『かがみの孤城』公式サイト (shochiku.co.jp)

芦田愛菜さんが好きなので見に行ったみたいなところがなくはない。
良くも悪くも纏まってる映画だなって印象。伏線が分かりやすくて逆に安心して見れたというか、面白かったですよ普通に。
原作は読めてないんですが、小説なので短い時間に纏めるのは大変だっただろうなぁというのは思った、メインで動く登場人物も多いですしね。
それまで露悪的に描写されていたウレシノが自分の気持ちを吐露するときの梶裕貴氏の演技にハッとさせられたり、天気の子で上手いなぁと思っていた吉柳咲良さんがやっぱり上手だったり、実写畑の人が多いキャスティングの面であったりで演技面に目が行くことがどうしても多いのであった。

仕掛人・藤枝梅安

映画「仕掛人・藤枝梅安」公式サイト (baian-movie.com)

2023年で1本、これは見てほしいという映画を挙げるなら間違いなくこの藤枝梅安なんですよね!!

や、2本構成で公開されたので厳密には見てほしい2本なんですけど...…。

本当に面白いの!!6人くらいに薦めて見せたけどみんな気に入ってくれてうれしかった。
時代劇というジャンルは人並みに好き くらいでしっかりと追いかけているわけではないんですけど、この令和の時代に本気で時代劇を作ったらこんなに面白いのかと。まだまだやれるじゃないかと。このジャンルが廃れていくのは本当にもったいないじゃないかと。そう強く思わせる大傑作なんですよ。

時代劇って現代劇に比べてなにかと制限が多くて、今に比べたら不便不自由な生活を送っている時代を作り出すという点ではある種のファンタジーとも言えると思うんですよね。
制限がある中で、だからこそ生まれる美しさ、そこにある限定されたものを最大限に活用して余すところなく糧とする姿勢というのが個人的には素晴らしく日本的なマインドだと感じて、本当に大好きなんです。

特に映像演習の面で必見なのは光を使った表現でしょう。電灯なんてない、あるのは月の光と蝋燭の灯火だけ。限られた光は闇をも携えて、登場人物の心情ともリンクする...…。そんな「美しい黒」がたまらない魅力のひとつ。

スタッフインタビューでも、照明の調整には気を遣ったと仰っていました。完璧な職人技に惚れ惚れします。

他にも料理や武器などの小道具から始まる魂の宿った細部、梅安・彦次郎の絶妙なバランスのバディの関係性、次々銀幕へ現れる百戦錬磨の役者の方々、じっと見入ってしまう暗殺アクション・「仕掛け」のシーンなどなどなどなどなどなど、上げればキリがない心動く瞬間の雨あられ。

YouTubeで上がっているスタッフインタビュー、本当に面白いので是非見てほしい。

映像・芸事の世界で長く生きてこられた達人たちが本気の本気でやってやろうという覚悟と意気込みを感じる至高の2時間強。おすすめです。

問題はですねぇ!Leminoとかいう謎のサービスでしか配信されてないということなんですねぇ!!!!
Amazonかネトフリか、この際huluかFODでも我慢しますから!!!!後生だから配信で見やすくしてほしい。時代劇専門チャンネルなんて今もう好きな人しか見ないのよ。ほんとに頼む。

円盤もありません!!!!詰み。勧めづらすぎる。

バビロン

映画『バビロン』本予告 (youtube.com)

サイレントからトーキーへの移り変わり。ハリウッドを舞台にした栄華と凋落を、スクリーンを埋め尽くす溢れんばかりの物量が華々しく残酷に描く様は圧巻です。
長い。

さよならの朝に約束の花をあげよう

映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』公式サイト (sayoasa.jp)

公開5周年のリバイバル上映で、ずっと友人が好きな映画だと言っていたのでこれを機に鑑賞。
定命ならざる者が、だからこそ人と紡ぐことができる営みをじっくりと時間をかけて描いた名作だと感じました。
いろいろな人たちの、それぞれの愛の形が痛い程伝わってくると言うか……。
岡田磨里という脚本家が手掛ける作品っていうのは何本か拝見していますが、この人の心の内にある世界はこうなっていたんだなぁということが多少なり感じることが出来る作品なのかなと思います。
彼女の作家性が作品にストレートに現われていることもあり、観る人を選ぶ癖のある映画だとは思いますが、私は好きでしたね。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#4 Climax

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#4 Climax | 舞台 | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト (revuestarlight.com)

舞台スタァライトシリーズ。最高潮の名に相応しい公演でした。
アニメと舞台では別軸とはいえ、劇場版スタァライトを経てどのような舞台に仕上げてくるのかとても楽しみにしていました。
9人の舞台少女の向かう先、覚悟。それを作り上げる一端になった人物を演じるのがこれまで舞台スタァライトをアンサンブルという形で支えてきた方々だというニクい演出。スタァライトが積み重ねてきたものをいま目の当たりにしているんだなぁとどこかうれしい気持ちになったのを覚えています。

BLUE GIANT

映画『BLUE GIANT』公式サイト (bluegiant-movie.jp)

2023年は本当に衝撃的な映画が多かったですよね。この作品もそのひとつ。
文字や言葉ではなく、音を奏でる勇猛な姿が見るものに激烈な感情を叩きつけてくるこの高揚感ったら!
一瞬も、一音たりとも見逃したくないし聞き逃したくないという気持ちが自然と湧き上がって全身がスクリーンに釘付けになってしまう体験が代えがたい一本。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
UNIT LIVE! ~DiverDiva GALactic Trip~

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ユニットライブ 特設サイト | ライブ | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 (lovelive-anime.jp)

配信でみたやつ。
DDのライブは本当に表情が良いので、配信という形で見るこのライブも大変楽しいものなんです。
村上奈津美さんって見る度にラップパートが上手くなっていくのマジでバケモノだと思う。自分のものにする速度が尋常じゃないんですよ。

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ

ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ (kimetsu.com)

そもそもなんですけど遊郭編がわけわからんスーパー作画で映画かよってみんな思ってましたよね。でっかいスクリーンで見るあのアニメは迫力抜群で良かったです。

刀鍛冶の里編の頭も面白かったんですが、刀鍛冶の里のアニメまだ見れてないので早く見ておきたい。

アントマン&ワスプ クアントマニア

アントマン&ワスプ:クアントマニア|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式 (disney.co.jp)

アントマンシリーズのポップな食感はそのままに、新展開の緊迫感と期待感が混ざっていてしっかりと面白く仕上がっていたと思います。
カーンというヴィランですが、小悪党な一面と得体の知れない不気味さが同居していることで今までにない気持ち悪さを持ったヴィランになっているなぁと思います。
せっかくいい演技をする役者なのに、本当にどうするんだあれ。どうなるんだMCU。
DV有罪となった『アントマン』カーン俳優、マーベル映画クビが決定(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース

エブリシングエブリウェア・オールアットワンス

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公式サイト (gaga.ne.jp)

普通に面白かったですけど、マルチバースという題材を哲学的にこねくり回したような仕上がりになっていて、めっちゃくちゃごちゃついてるのがどうにもガッとハマれはしなかったなぁという感じ。

ウエストポーチカンフーとか、最終局面の石にグッとくるとか、好きなシーンはいっぱいあるんですけどね。

シン・仮面ライダー

『シン・仮面ライダー』公式サイト (shin-kamen-rider.jp)

冒頭の残虐戦闘シーンで顔ニッコニコです。あぁ、じゃあこの作品はこういう風にやって行くんだなということが分かる瞬間。
この作品はもう世の中にうだるほど文章が出てるのであんまり言うことがない。私はこの作品は大好きです。
もう一回見てしっかりと受け取りたいと思っているんですが見れてないんですよね……どこかで時間作ろ……

わたしの幸せな結婚

映画『わたしの幸せな結婚』公式サイト (watakon-movie.jp)

アンナチュラルやMIU404でお馴染みの塚原さんが監督をする作品だということで先ず観に行こうと思っていたこの作品。
蓋を開けてみたら明治・大正時代がモチーフの帝国を舞台とした異能ファンタジーとしてしっかりとした強度を持った映画になっていて、流石の一言。
この映画の今田美桜さんほんと~~~に良いんですよね。序盤の人生に希望を持ってない眼差しが素敵。

バカ売れしたみたいですし、めっちゃ続きやりたそうな終わり方してたし続編もやるでしょう。楽しみにしてます。

シャザム! 神々の怒り

映画『シャザム!~神々の怒り~』公式サイト (warnerbros.co.jp)

前作も面白かったですし今回も面白かったんですけど、なんかそれ以上の記憶がないんですよね……なんででしょう。
DCの映画ってちゃんと面白いんですけど、どうにもパッとしないのが多い。あと作品そのものより周囲を取り巻く環境に問題がありすぎる。

仕掛人・藤枝梅安2

映画「仕掛人・藤枝梅安」公式サイト (baian-movie.com)

2023年最も見てほしい映画の第2弾!!!!

当然こちらも最高に面白いです。
アクション多めの2では、梅安さんの命が直接的に危険に晒されることになります。
自分は人殺しという所業をしているんだから、いつ死んだとしても文句は言えないし覚悟は出来ている。ということを本気で思っているのが藤枝梅安という男なのですが、いざ本当に殺されるかもしれない状況になったときは動揺もしますし、最後までなりふり構わずに生きようとするんですよね。
その心の動きが本当に緻密で、最高に人間臭くて。だからこそ藤枝梅安という男には底の知れない魅力があるんですよ。それがこの作品の大好きなところのひとつです。

是非見ましょう。
見れねえんだよ円盤出してくれ買うからマジで本当に。

グリッドマン ユニバース

劇場版『グリッドマンユニバース』公式サイト (ssss-movie.net)

最早多くを語る必要はないのではないだろうか。2023年の見た映画の中でも5本の指には確実に入る1本。
3回くらい見てますが、毎回インパーフェクトが流れた瞬間に泣く。梅安も3回見てるし4月は大忙しでしたね……。

直前にダイナゼノンをようやっとという感じで見たんですが、こちらも本当に好きな作品です。
敢えてどちらが好きかを述べるのであれば私はダイナゼノンが好きです。これはグリッドマンが「グリッドマンという存在が人を救う超然としたヒーロー像」を持っている点に対してダイナゼノンは「矮小な存在が相互に干渉しあうことで成長していく等身大のヒーロー像」を持っていると私が捉えているからで、とんでもなく乱暴な表現をしてしまうと「どちらかと言えばウルトラマンじゃなくて戦隊ライダーで育ったから等身大ヒーローが好き」ということなんです。と自己分析をしている所です。

で。だからダイナゼノンがとても好きなのですが、私がグリッドマンユニバースという作品の大好きな点のひとつに「グリッドマンを救う響裕太の物語になっている」という点が挙げられるんですね。
グリッドマンユニバースという作品はグリッドマンという存在を「遥か遠い憧れのスーパーヒーロー」から「並び立ち共に戦う大切な仲間」に再定義した作品なんだと解釈しています。
それによって私の中に生まれたグリッドマンへの愛着、作品を好きになる要素としてこれがとても大きい。そういうこともあってとても好きな作品。

この作品の凄いところは上記の軸に加えて、響裕太の青春部分の掘り下げや作品の枠を超えたコラボレーションで生まれる化学反応。はたまたナイトくんとアカネとの関係の決着。そして巨大戦アクションのスペクタクル! 
見たいものが全て詰まった夢のような作品です。

フェイブルマンズ

映画『フェイブルマンズ』本予告/2023年3月3日(金)全国公開 - YouTube

当時見た直後はそこまで心が動かなかったんですけど、これを書くために改めて調べ直したら劇中の印象的なシーンが次々頭にはっきりと浮かび上がったんですよ。
映画を撮る・創作をすることの喜びと苦悩が、スピルバーグの確かなフィルターを通して大胆に描かれていく。
当時からラストシーンはすっごい好きなんですよね。
作品の構成上、燻る若年期が上映時間中ずっと続いていた中で最後に暗示される輝かしい未来の期待感で胸が溢れる爽快感はこの作品ならでは。

マッシブ・タレント

ニコラスケイジをモチーフにした架空の俳優がひょんなことから潜入捜査をすることになっちゃった!!というふんだんにメタネタが盛り込まれた一品。

当然と言えば当然映画ネタとかアメリカネタがいっぱい入っているのですが、こういう作品を見るとまだまだ分かるようになるために知りたいことが多いなぁと思いますね。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』7.21[Fri] リリース|パラマウント (paramount.jp)

2023年一番のダークホースだったかもしれないこの作品。
ドが付くほどの王道ファンタジーの世界観にクセのあるアウトロー気質の主人公が合わさることで、安心感のある楽しさと既視感からの飽きが来ないことが両立しているいいバランスになっていると思います。
この作品とにかく特筆するべきはファンタジー世界の描写の事細かさですよね。基本に忠実というか、こんな世界があったらワクワクするなぁという気持ちをストレートに擽る世界構築がなされています。映画という媒体で物語を楽しむことの醍醐味のひとつがおなかいっぱいに食べられる良作。素直なエンターテイメントなのでどんな人にもおすすめできる1本。

ロストケア

映画『ロストケア』本予告 (2023年3月24日全国ロードショー) (youtube.com)

この作品で良いなと思ったのは、事件に関わる全ての立場の人の描写をしていたこと。
ロストケアで救われてしまった人はいたのかもしれないけど、それに対して大きく傷ついた人の怒りを受けて動揺する主人公のカットが挟まったのは、この人の尊厳と感情についての問題を考え続けることにおいて重要なことなのかなとか思いました。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー

映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」ただいま、殺し屋生活。監督:阪元裕吾 主演:高石あかり,伊澤彩織 (babywalkure.com)

前作が公開されていた時に評判は聞いていたんですが結局見ずじまいでいてしまったところにこの続編の上映が始まったのでこれを機に前作を見るところから始めました。
1作目がもう面白くて、長回しのなんでもない日常会話垂れ流しパートはもう芸術的ですよ。大好き。
初作が2021年なので2023年これを見ろ作品というにはちょっと違いますが、女女が好きなオタクはこれを見ろ賞堂々のノミネートです。見てくれ。

舞台「アサルトリリィ・イルマ女子美術高校」

アサルトリリィ・イルマ女子美術高校編-The Gleam of Dawn- 過去作品 - 舞台 アサルトリリィ (assaultlily-stage.jp)

配信で鑑賞。
御台場以外のタイトルのアサルトリリィに対しての意気込みが減少していたので「まぁ配信でいいや~」って思ったのを公開するぐらいには面白い作品でした。
舞台シリーズでは初お目見えのガーデンやリリィの、それまでのシリーズとも全く違うチームの雰囲気がまず気に入ったんですよね。みんな全体的にどこか明るくて、でもアサルトリリィワールドの十八番「重量のある覚悟」はしっかり備わっている空気感が新鮮で良い。
正直例によってキャラクターが多すぎるのでしっかりとした把握は出来てないのですが、美夜受が好きすぎる。性格良し、口の悪さ良し、顔良し。続きが楽しみですね。

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』公式サイト (pripri-anime.jp)

クラウンハンドラーも3作目で、いよいよ話がガサッと動いた作品。4章はどうなるのか、いまからとても楽しみになる引きでした。

映画刀剣乱舞-黎明-

『映画刀剣乱舞-黎明-』公式サイト | Blu-ray & DVD 発売決定![予約受付中] (touken-the-movie.jp)

刀剣乱舞実写版の第2作とあって、スケールがパワーアップしたようなお祭り作品になってました。春映画ですこれ。
いわゆる特撮で言うところのオールスター映画の様相を呈していまして、私個人としては刀剣乱舞の知識は前作の映画のみだったので楽しめるか分からなかったところもありますが、ラスト怒涛の刀剣男士登場シーンには心が踊ってしまいました。それぞれのキャラクターが分からなくても、一瞬のカットで彼らのそれまでの歩みの一端が窺い知れる姿に心惹かれるような映像でした。
特撮のオールスターものってそれまでのシリーズ知らなくても楽しめるのかなって思ってたんですけど、今作を見て「あぁ、ちゃんと楽しめるんだな」って改めて思えたのはこの映画を見て得た収穫のひとつです。
そして春映画の序中盤って、相当うまくやらないと退屈になってしまうんだなということにも気づいた作品。終盤のクライマックスを成立させるための下準備を無理くり入れ込んでいくのでどうしても説明っぽくなってしまうというか。
折角キャラの強い一般人審神者がいっぱい登場してるのに彼らに使う時間がかなり絞られていたのは残念に思う気持ちがありますよね。ギャルの出てくる時間ほんとうにずっと面白いからすごい。

ヴィレッジ

映画『ヴィレッジ』公式サイト|大ヒット上映中 (village-movie.jp)

田舎の閉塞感に苦しめられるイヤ~~~~な感じがずっっっと画面を覆っているんですよね。
ハヤブサ消防団で確信したんですが、田舎のごつい若者を演じさせたら一ノ瀬ワタルの右に出るものはいないんじゃないだろうかってくらい彼の演技や佇まいがバチっとハマっていて本当に素晴らしかった。素敵な役者さんですよね。
藤井監督の作品でとても好きな「ヤクザと家族」という作品にも通じるところがあるのですが、あがいて藻掻いて苦しんで最後も気持ちよくすっきりとは報われず。
でも悲しみや絶望を吐き切ったパンドラの匣の底にエルピスが残っているように、次へ続く世代に「前向きな何か」が確実に宿っているような、そんな幕引きの作品が私はとても好きです。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー | 任天堂 (nintendo.co.jp)

これは本当に凄い映画ですよね。
私だってマリオにそこまでの強い思い入れがあるわけでもないですし、確かに1本の物語としてどこが優れているかと言われると特出する部分があるとはあまり思えない。
それでもこの作品は「スーパーマリオ」であるというただ一点を極限まで突き詰めて、マリオのことを少しでも知っているような人になら楽しめる要素をこれでもかと詰め込んでいるんですよね。
マリオを知らない人から見たらどう思われるのか分からないような作り方をしているんですけど、それでも問題ないんですよ。何故ならこの映画は「マリオ」だから。
悪意のある言い方をすれば“マリオの圧倒的な認知度におんぶに抱っこ” なんですけど、それはマリオというスーパースターの存在をその全てに至るまでとことん利用し尽くした結果であるだけ。映画のテーマを余すところなく使ってその結果「スーパーマリオ」の映像作品としてこれ以上ないものになっていたからこんなに人気になったんだと思います。映画というエンターテイメントの新しい形なんですよね。

聖闘士星矢 The Beginnings

映画『聖闘士星矢 The Beginning』公式サイト | 4月28日(金)全国公開 (kotzmovie.jp)

マッケンがね、好きなんですよ。
私聖闘士星矢を本当に全くと言って良いほど知らないので、マッケンの映画を見に行ったという心持ちなんですよね。
なんかあんまりいい話を多くは聞かなかったので、原作のファンには受け入れられなかったのかな?ちゃんと調べてはいないですけど。
いやでも普通に面白かったですけどね。マークダカスコス滅茶苦茶カッコよかったですし、アクション面で不満はあんまりなかった印象。
ただ本当にタイトル通り“序章”って感じだったので、続きを見ないとこれ以上正しく評価できないなぁと。どう考えてもキャプテンアメリカザファーストアベンジャーの構成ですものこの作品。

Vシネクスト「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」

Vシネクスト「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」 | 東映ビデオオフィシャルサイト (toei-video.co.jp)

開始数分で当たり前のことでしょ?と言わんかの如く記憶を取り戻すタロウ。絶対やると思ったのがそのまま出されて流石に笑ってしまった。
ドンブラザーズで1年かけてヒーローになったメンバーが、改めてヒーローの矜持を持っていることが表されるいいVシネだったと思います。
あとはあれです。ゼンカイはゼンカイで久しぶりの供給だったこと、介人たちが全然変わってないことが嬉しくていい気分になりました。
ゼンカイの本編後作品、ステイシーのその後が完璧に描かれるので毎回ステイシーで無く。ハカイザーと並び立つステイシーザーはファン必見の最高なカット。

それいけ!ゲートボールさくら組

映画『それいけ!ゲートボールさくら組』オフィシャルサイト 2023年5/12公開 (gateball-movie.jp)

2023年おすすめ映画シリーズのうちの1本。なんか邦画多いな……
劇場予告で見たときからおもしろそ~と思ってたんですけど、しっかり期待通りの素敵な作品。
ジジイが奮闘する作品はいいんです。青春ってものは、年齢とか環境とかそういう要因に関係なく何度でも訪れるんだよということを伝えられた気がします。
この作品を見て思ったのは、青春っていうジャンルは究極的なミクロのストーリーなのかもなっていうこと。
この物語は、施設を守りたい主人公陣営と施設の土地を自分のものにしたい不動産企業の陣営が争う筋書きになってるんです。
本人たちは本気も本気で火花を散らし合うんですけど、引いた眼で見るとただの下町の1地域の小さな出来事に過ぎないんです。
彼らのどちらが勝とうと負けようと世界は正直何も変わらないんでしょう。それでも彼らは奮闘する。目的に向かって仲間とともに邁進する姿が青春だと言わずなんだというのでしょう。
そんな極めて個人的なミクロの世界は、そのひたむきさゆえに劇中でも見る者に感動を齎して、第4の壁の向こうにいる我々の心を揺さぶるんでしょうね。

TAR/ター

映画『TAR/ター』公式サイト (gaga.ne.jp)

輝かしい栄光とその裏に育ってしまった真っ黒な驕りをじっくりイヤになるほど丁寧に描き出している怪作。
演奏が絡むシーンとか、ビリビリと迫りくるようなリアリティに呆然とさせられるパワーを感じますよね。
ただね~、長いんですよ……この年って特に3時間越えの作品が多くて……。疲れちゃうんですよね……。丁寧過ぎるとそういう一面が出てくるんですよね……。
記憶が確かならこれ見た日、映画三本目でめっちゃ疲れてたのもあってしっかりと鑑賞出来て無くて勿体ないんですよ。もっかい見たい気持ちはあるんですけど長い。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式 (disney.co.jp)

ガーディアンズの物語に一区切りをつける3作目!
期待を裏切らない音楽と共に巻き起こるハイテンション作劇の味はそのままに、今作ではメンバーのひとりロケットを中心とした展開をなされます。
それまでの冒険を経てそれぞれが決めた行き先へとメンバーが歩き出す様を見届けることが出来て、なにかほっと一息付けたようなそんな1本。

伊波杏樹 東名阪ツアー Re merveilleux VOYAGE 東京公演

伊波杏樹オフィシャルファンクラブサイト「Inamin Town」

伊波さんのイベントって元気になるんですよね。溌溂としたエネルギーを全身に浴びれる時間は幸福ですよ。
このイベントでは伊波さんのメジャーデビューシングルの初披露が行われていまして。あの瞬間の高揚感といったら……。
クリスマスライブは行けていないんですが、次のライブと新曲は決まっていますし、楽しみです。

https://youtu.be/D-hEXevyq3g?si=xwDqcHTENQ5wMNaf

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編  運命

映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』公式サイト (warnerbros.co.jp)

前作も結構好きでしたし、原作は読んでるので実写版のキャスティングもピッタリだなぁと楽しみにしてました。
前編は本当に後編の前振り、キャラクターの顔見せの意味合いが強くて嵐の前の静けさといった感じ。
なので後編も見たかったんですが、なんか忙しかったか何だったかで見れてないんですよね。
いや、本当にこれ血のハロウィン編の後編だけ見てないの意味わかんないですからね。後編を見る為だけに前編見るくらいの勢いのはずなのに見てないのアホでしかない。いつか見ます。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ あとのまつり展

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ あとのまつり展』<br>2023年6月3日(土)より東京/大阪にて順次開催! | トピックス | スーパーせんたい公式ファミリーサイト スーパーせんたいフレンズ | 東映 (super-sentai-friends.com)

ドンブラザーズとかいう本編が終わったのに展開がありすぎて終わった気がしない番組。
展示やらインタビューやら楽しかったです。

岸部露伴 ルーヴルへ行く

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公式サイト (asmik-ace.co.jp)

見よう見ようと思って結局ドラマ版の岸部露伴を見れていないのですが、とりあえず映画だけ。小説も読んでないです。
高橋一生が本当に凄いんだ、当て書きした⁇ってくらい露伴先生で。
若かりし先生の甘酸っぱい思い出が垣間見れたりして、主人公が好きになる作品だな~と思います。

65/シックスティ・ファイブ

65/シックスティ・ファイブ | ソニー・ピクチャーズ公式 (sonypictures.jp)

アダム・ドライバーが好きなので観に行ったみたいなもん。
太古の地球に迷い込んだ超文明人が子供と共に自分の世界に戻る!!星には危険な生物がいっぱい!!!! それ以上でも以下でもないという感じ。
別につまらんとも思わなかったですけど、なんというか全体的にのっぺりして盛り上がりに欠けるかなぁ。謎技術の武器とか道具とかのデザインがカッコよかったりはしたんですけどね。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ (spider-verse.jp)

アニメーションの歴史を変えたともっぱらの噂が立っていた傑作映画の続編ということで、否応なく上がる期待を正面から受け止めたとても面白い作品です。
やっぱり独特の映像演出がクセになります。スパイダーマンというヒーローの性能を500%活かしたようなアクションやカメラワークからは目が離せない。
正にやりたい放題、スパイダーソサエティの圧倒的な物量には笑いすら出ましたね。
勿論物語としても、前作でスパイダーマンの魂を育て上げたマイルズが運命という大きく強固な壁にぶち当たって、全力で抗うことを決意する。今作ではそこで一区切りとなっていますが、その結末を見届けることが今から待ちきれません。

渇水

映画『渇水』公式サイト - KADOKAWA

料金未納者の水道を止める仕事に就いている主人公が、親に見捨てられた子どもの家と関わることで動き出す物語。
生田斗真って役者は凄いですよね。どうしたらあそこまで眼から光を消せるのだろう……。
せき止められて留まる水の流れのように澱んでしまっている人生を自らの生業に重ね合わせて、物が喉につっかえたような息苦しさを長い時間をかけて表現してるんですよね。
ここでたっぷり時間をかけているからこそ、終盤で水流が迸り胸のつかえがとれたような爽やかな表情が極上の瞬間として切り取られるんです。それまでの全てが終盤、そしてラストシーンの綻ぶ顔を映像に残すために向かっていった潔さが好きです。

「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY」

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』特設サイト (lovelive-anime.jp)

虹ヶ咲のアニメがまた見れる!という点だけでも嬉しくてね……。
2期では尺の関係もあって描かれなかったR3BIRTHの新曲が差し込まれたり。2期までのアニメで同好会のみんなの知名度が上がった世界では彼女たちはここからどう活動するのかというところが希望いっぱいに描かれていたのが楽しかったですね。
次作も決まっているので、本当に楽しみです。

舞台「トワツガイ」

舞台 トワツガイ (towatsugai-stage.com)

幼馴染のツガイの小泉萌香さんのビジュアルが善すぎて急に観に行きました。
結果、共謀のツガイにやられました。
ゲーム本当にやりたいんですけど、ソシャゲにはどうにも指が動きづらい……。

ザ・フラッシュ

映画『ザ・フラッシュ』公式サイト。デジタル配信中!10.20 ブルーレイ&DVD/4K UHDリリース! (warnerbros.co.jp)

本国での試写からずっと評判がいいのを聞いていたので楽しみにしていた今作。
実際見てみたらもう本当に面白くて、上映中ずっとニヤニヤしちゃってました。
フラッシュはジャスティスリーグの知識しかもっていないので少し不安だったんですが、そんな不安は完全に杞憂。
つかみの救助シーンで、フラッシュとはどういう能力で、どういう人間性で、どういうヒーローなのかということが大まかに分かるようになってました。この映画の序盤オープニングのシーン、超高速の世界でのアクションはずっとワクワクしっぱなしの映像が映し出されていくんですよ!本当に好きな映像ですあれ。ずっと見てられると思う。
それに飽き足らず、エズラ・ミラーの一人二役の演技に驚き、スーパーガール サッシャ・カジェの美しさは最早恐れおののく領域に入っていくし、マイケル・キートンのバットマンのダンディさに痺れる。次々に現れる展開がずっと心を掴んで離さないんですよ。

魅力的なキャラクターだけじゃないです。この映画では フラッシュ/バリー・アレンが、悲しみを乗り越えヒーローとして正しいことを選ぶまでの過程がとても濃く描写されます。
悩み、葛藤し、道を選び取る彼の揺れ動く心情を完璧に表現するエズラ・ミラーが本当に凄かった。勿論他の要素だって一線級なんですが、この映画を語る上でエズラ・ミラーの好演は切っても切り離せません。
最高に優れた役者なのにプライベートで問題を起こすんじゃあない頼むから。安心して次回作を待ちたいよこっちは。

後半はこちら ↓
2023年みたもの (後編)|にしきの (note.com)


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