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初笑い@鈴本演芸場 正月初席
ふと思い立って、初めて上野の鈴本演芸場へ。1/3に実家のTVで寄席中継を久々に見て、そういえば最近寄席に行っていないなぁと。早速調べてみて、おおこれは豪華メンバーで楽しそうという事で。
開口一番(どうやらマギー隆司師匠が遅れていたらしくて)、隅田川馬石師匠が「たらちね」を。馬石師匠といえば関西のご出身、なぜ江戸落語を志したか、ちょいと興味があるお方。滑舌もよく威勢の良い話ぶりだけれど、お調子者の八五郎に嫁入りしたのが公家の娘という設定。回りくどい京言葉で「あ〜らわが君」とくねくね語りかけるのが妙にツボで、ああ確かに落語に出てくる登場人物は様々だから、バックグラウンドが豊かな方がリアリティあるのかもと感じた。
元力士の三遊亭歌武蔵師匠が北の富士親方ネタで場を沸かせ、おしどりのハリガネアートでほっこりさせられ、林家つる子師匠の身体を張ったアクロバティックな「反対俥」に腸がよじれ(上方での「いらち俥」で知ったネタ。桂かい枝師匠の英語落語「A man in a hurry」もhighly recommend!)、寄席中継に出演されていた米粒写経の漫才に東京の寄席感を大いに感じ、柳家小里ん師匠のいぶし銀のような佇まいに江戸を感じ、お仲入り後に椅子が用意されて出てこられたのが、なんと林家木久扇(もと木久蔵)師匠で、おみ足はちょいと心配でもお声に張りがあり、笑点ネタで場内をドッと笑いの渦に巻き込み、後味の爽やかさに和んだところへ、笑点でもお馴染み春風亭一之輔師匠、時にかったるそうに飄々と語る、ぼやき節はクセになりますな。できれば「初天神」を聞きたかったなぁ。浮世節のおねえさま方も華やかで楽しく、柳家さん喬師匠「抜け雀」でシャキッと締めくくり。
正月初席は第1部第2部入替無しで、通しで楽しむ事もできたのだがここで外に出る事に。
既に14時だったので、ハードロックカフェの🍔ランチは諦め(通常タイムだとなんだか1人で入りづらいすよねw)、神保町に出て、これまた久方ぶりのTea House TAKANOで、UVAハイランドとヘルシーサンド(カレー風味ツナ&野菜)を堪能。ココロもおなかもなかなか満たされた日となった。
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