山口県の自販機と発酵調味料
僕は山口県岩国市の白蛇神社の帰り、国道187号線にある『観音茶屋』で車を停めた。
今回15蔵以上のお味噌、お醤油蔵でお話を伺ってきた。その学びを改めて整理して、自分の足元を見つめ直したい。
そんな事を考えながら僕は『肉うどん』の注文を決める。
こちらのお店は、渓流のせせらぎと小鳥のさえずりが心地良い無人オープンテラス。
『肉うどん』350円はレトロティックなロボットウェイターでの提供となっている。
あ、そうそう。
味噌、醤油、味醂に酢。それら伝統発酵調味料は、全国それぞれの風土で穀類に乳酸菌、酵母菌を関与させ発酵熟成される。
それは日本酒とて同じ。
『伝統発酵調味料を少しでも知る→料理作りの気持があがる→当然、お料理が美味しく仕上がる→日本酒が益々すすむ』
僕はそんな事を何かの形にしたくて1月からずっとこんな事を続けてきたのだ。
あ、うどんできた!
僕は20秒ほどでロボから、うどんを受け取り、柚子の風味薫る『肉うどん』を啜る。
途中で思ったが、この店で真面目な事を考えるのは少し無理があったのかも知れない。
看板のセンスもさることながら、気になる商品がありすぎるのだった。