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発酵さぎょう

借りた5坪の場所の名前は『発酵さぎょう』

江戸川区の保健所の担当者にそう伝えた。

それは『パン屋さんでよろしいですか?』と聞かれた。

『さぎょう』は伝統(発酵)調味料の『さしすせそ』なのだと答えた。

江戸川保健所に、内装工事前の説明をしに行く。

なるほど【発酵さぎょう】の看板を出すとする。

するとパン屋と勘違いしてお客さんが入って来るかも知れない。

そのお客さんを、はがいじめにしてでも日本酒を好きになってもらうよう僕も努力する。とにかく必死なのだ。

『大声を出すわよ』
そんな一言で僕は、はっと我に返る。

『パン屋と勘違いしたばっかりに、日本酒を飲ませちゃって御免なさい。』

 そう言って送り出せば何とかなるだろうか。(ニヤニヤしてなければ大丈夫だと思う)

 先日、食の展示会で飲んだコオロギスープの影響だろうか。妄想癖が肥大化してきた。

モルモンコオロギの習性が紹介されているこの本に影響されて、コオロギスープのブースに立ち寄ってしまった。
東京ビッグサイトで開催された発酵・醸造食品産業展で最新の機械設備を学ぶ。チラシを全部貰って我が社に送る。

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