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発酵さぎょうをつくった意味

二回目の癌の時から僕が死ぬ時に何を一番に後悔するだろうと考えてきた。

 僕の場合のそれは『元気なうちに全部出しちゃえば良かった。』という事だ。

 これから自分は何を手放して、何をアウトプットすれば元気になるのか?

 家も車も家財も肩書きも全部出しちゃった今、出し残っているものは自分の中にある。

 親、姉兄、先生、仕事仲間や発酵の人達、人生で出会った全ての人が教えてくれて、頂いた大切なものをこれから出会う人に。

 出せるものは出す。
 惜しげもなく出す。
 あらいざらい出す。
 全部すっきり出す。
 あられもなく出す。

 スローガンは『元気になるには出し放題!』
 それが出来れば、死ぬ時に後悔がないと思う。

 その為につくった発酵さぎょうは毎日【マイ放出フェア】なのだ。

 お葬式で息子が『父は全部出しました』と挨拶し、
 近親者は『あれは出したね』『大いに出たね精志は』と見送ってくれる。

 あ!なんだか話が変な方向にいく前に、この辺でお開きとさせて頂きます。

築70年というから、壁はとんでもなく味わいがある。
壁の亀裂痕が、顕微鏡で見た麹の菌糸みたいだ。
最高だね。

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