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ウニ丼を食べる口実

昨日、がん検診で『問題なし』という結果になった。

(また人生のボーナストラックが与えられて幸せです。皆様に励まされ、ここまでやってこられました。)

今回の病院の受付番号は【152】
・・・いちごに?

間違いない。これは紛れもなく青森県の郷土料理【いちご煮】の事だ。

ウニ丼のシーズンとはいえ、いったい何故僕が【いちご煮】なのか?
受付窓口の思惑とはいかに?待合室で【いちご煮】の謎を調べる。

いちご煮は【鮑で乳白色に濁った汁に浮かぶウニが朝露に霞む野いちごに見えた】事が名前由来とある。

無理がある。断トツに無理があるネーミングだ。

それだったら【ミルクで煮た野いちご】は【あわびうに煮】になってしまう。

そんな葛藤をお供に、帰り道【ウニ丼】を奮発した。

雲丹の名前由来は『うにが赤い雲に見える』からだそう。
それもどうかと思うが、野いちごよりはそう見える。

『ご飯の白い湯気に霞む野いちご』に見えなくもない。
それくらい、おいしかった。

主治医の先生にお渡ししたお酒。
実は日本酒業界の先輩が僕と胃がん治療のスペシャリストである先生を繋いでくれたのだ。

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