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鰻蒲焼きのこれから

『今夜はうなぎの蒲焼よ!』と言って鰻を錐(きり)で目打ちし、華麗にさばき始めるお母さんというのは聞いたことがない。

 【串打ち三年、割き八年、焼き一生】と言われる程に技術を要する『鰻の蒲焼き』ならではの事だ。

 サクッと言ってしまうが『濃口しょうゆ+味醂』の組み合わせからなる発酵ゴールドブレンド。

 この歴史的『たれ』の発見が鰻と穴子を垂涎の高級和食に押し上げた事は間違いない。

 江戸の日本酒は、かなりの甘口だと推測されるので、たれとお酒との相性も良かったのかも知れない。

 そして江戸時代に爆発的人気を博した鰻の高騰が、当時庶民派だった穴子の需要をも増加させたのだろう。

 爾来230年以上経った今、世界で獲れる約7割の鰻を日本人が消費するという。

 そこで僕は絶滅寸前のニホンウナギのためにも、僕は僕の手によって鰻に代わる『鰻もどき』を考え続けている。

 そして今、たった今、僕はそれを見つけて一人歓喜に沸いている。

 なんと、ドラマ『北の国から 第21話』を見ていたらガッツ石松さんの背後に【北の錦 居酒屋看板】を発見したのだった!

(これは結局、最終話まで見ないと何も手につかないという発見でもあった。)

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