提灯のひねり返し
その怪奇現象はオータムフェスト7丁目会場で起こっていた。
道産酒バーに吊るされた『北の錦提灯』が謎の反転をしていたのだ。
おそらくコレは『提灯吊るし金具と掛けフック』との不具合からくるアクシデント。
初日は明らかに正常にジョイントされていた。(証拠画像が1枚目である)
それが3日目になって『北の錦提灯』(上段の中央)だけが目立って反転運動を続けている。
北の錦として、ここはどうにかして提灯を正面にひねり戻すべきだろう。
入念な現場検証の結果『ピン!』と閃いた。
地面に飾られていた『北の錦の菰樽』を踏み台に『提灯ひねりダンクシュート』を決める。
それがベストな選択であるのは明らかだった。
相当に時間がかかった『ひねりダンク』だったが、ちょうどその場に居合わせた吉野ちゃんが、その瞬間を激写してくれていた。
それから2時間後、提灯の様子を見にいった僕は再び愕然とした。
北の錦提灯はすでに自動回転を開始していたのだ。
やはりだ。
やはりコレは『吊るし金具と掛けフック』とのコンビネーションの問題なのだ。
ならばせめて。
せめてオータムフェスト開催期間中、360度ずっとグルグル回転し続けて欲しいと願う僕なのであった。