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超雑食系楽器遍歴バンド編前半〜吹奏楽は大騒ぎ〜

楽器演奏をする人は沢山います。一つの楽器をずーっとやる人も、色々な楽器をやってみる人も。

…という書き出しで、色々な楽器をやってきた遍歴を紹介しました。

今度は、どんな編成でやっていたかを、こちらもなかなか多彩なので、その切り口で書いてみます。

↑こちらがその記事です。

今回は「バンド」

ステージなどで演奏経験のある楽器を並べるのではなく、どんな編成でステージに乗ったか、に着目します。

バンドといっても大きな意味で。吹奏楽、オーケストラ、ビッグバンド、コンボ、スリーピース、アンサンブル、など様々な組み合わせ。

今回はその時の思い出も含めて書いてみます。(長文の予感!)

楽器と同じく、雑食系、流浪系、飽きっぽい系、無節操系、などのジャンルではトップに立てそう!

構成別に書いてみます。

01:音楽教室

バンドとは言えなさそうですが、グループで演奏する最初の体験。

音楽が好きでやり始めたんじゃないのです。幼稚園のお友達の「たかちゃん」が通い始めたので、自分も!という子供っぽい理由。

使った楽器は電気オルガンだけだったので、あまり複雑な合奏はしなかったと思いますが、先生を無視して弾いたら注意される、というところから始まりました。

家に無かったので、紙の鍵盤で練習、という泣けてくる記憶が蘇った!

ピアノ教室

小学生になり、近所のピアノ教室。基本は1人での演奏ですが、たまに連弾を生徒や先生とできるのが妙に楽しく。

高学年まで割と真面目に続け、ピアノソナタに入る頃。

バスケットボールでひどい突き指をして練習ができなくなり、数ヶ月のリハビリ後に弾いたら!

手が成長して弾けなくなっていた

という事態に。急に身長が伸びたのですが、手も大きくなり、鍵盤に指を置いたらずれていたんです。

ちょっと飽きた頃だったので、これを機に教室は卒業。でも、ピアノは今でも遊びで楽しく弾いてます。

吹奏楽

次に参加したのが中学の吹奏楽部。パートはトランペットでした。

吹奏楽は、中学校、高校、大学時代の社会人バンド、社会人になって職場に設立、今も中学OBバンド、と長く関わってます。

それぞれ全く違う性格と活動なので、古い順に並べてみます。

中学校吹奏楽部1

実力は中の上ってところでしょうか。コンクールでも県代表を狙える感じはしませんでした。

先輩たちを見て上手だなとは思ってました。また、その頃気付いたのは楽器ヒエラルキー。

YAMAHAは当時、カレッジ、インペリアル、プロとラインナップがあり、一眼で分かるデザイン。これがもう中学生からすると上のモデルがまばゆくて。

1年の2学期が終わって転校します。

中学校吹奏楽部2

入ったときは中の上。トランペットにスペシャルに上手い3年生がいて、その弟子も一年生に至るまでスペシャルに上手い。

前の学校の3年生のレベルってなんなん?と驚き。

打ちのめされました。

3年生はもう練習に毎日来てませんが、自分の演奏を見てくれましたが、同級生に絶対叶わないと思っていたこともしっかりと技術論で指摘してくれ。

そこに顧問から「コントラバス買うからやらない?」と全く違う楽器のオススメ。家族会議でこういう楽器の特性だが納得するか?という話をして、結局コントラバスに。

しかし困ったのが当時YouTubeがない事。先輩はいません。教則本だけ。音も知りません。最初に買った松脂はバイオリン用という失敗も。

なので、3年までやりましたが手応えを感じることはなく。

しかしこのバンドの顧問、少々やんちゃで、次なる試練を与えてくれます。

「コンサートマスターやらない?」

なんですかそれ。オケなら前の方にいますよね?

聞いてみれば学生指揮者。2年生ですよ。何ができるのか。

先生に棒の振り方を教わり、見様見真似で合奏の指揮。最初はみんなもなんでお前が的な感じでしたが、なんとなく慣れたのでしょう、いつしか先生にゆとりを与える存在に。職員室での活動は捗ったはず。

そして次の試練。

チューバ担当が塾が忙しくなり出席率が悪くなり、コンクール前に急遽「チューバやらない?」

なんですかパート2です。コントラバスから数えれば3回目!

残り2週間で特訓。実はこの辺りから、楽器の習得法に気付き始め、かなり効率的に上達しました。

しかし、コンクールの曲をコントラバスで一生懸命練習してたのに、チューバで乗ることになるとは。

が。事件勃発。

元々いたもう1人より上手になってしまったのです。彼は私が原因なのか、コンクール後にすぐ退部してしまいました…。

この時の吹奏楽部。結構同級生の男子グループが勢いよく、自分も調子に乗り「目指せ金賞」とか言ってました。これは実は全体のノリを上げることになり、銀賞。届かなかったけど、頑張れば成果が出る!とみんなが思えた入賞です。

高校の吹奏楽部

高校に進学し、吹奏楽部へ。同期に、コンクール前に出てこなくなった同級生がいるではないですか!

しかもABの2チームで彼が一軍。相当ふてくされました。でも、2軍でももちろんしっかりやりましたが、ロータリーチューバは同級生に取られ。

この学校はとにかく練習時間が少なく、個人練習と合宿でコンクールに挑むスタイル。その練習は激しく、夜10時くらいまでかなり真剣にやってました。個人練習とパート練習で。

2年と3年で県代表になり関東大会にも出場できたのは良い思い出。

ですが。事件は必ず起こるのです!

まず2年の時。これまたコンクール前。ユーフォの同期が休みがちで「ユーフォやらない?」なんでみんなコンクール前に言うの!

でもそれを受け入れてなんとかクリア。

3年のコンクール。合宿前にパーカッション担当が交通事故に遭い、「パーカッションやらない?」はいはい、くると思ってましたよ、と。

先輩後輩の関係もなく妙なバンドでした。

社会人バンド(大学時代)

よくある地域の社会人バンドに、当時組んでいたバンドのドラマーから誘われ顔を出すように。

経歴もレベルもバラバラではありますが、みんな長く楽しんでる人たち。いい音を出してました。

ここの参加はちょっとこれまでと違い、大人の遊びと言いますか。毎週の練習後にみんなでワイワイ飯を食うのですが、それが楽しくて。

当時一番いろんな楽器ができたので、パートは「足りないところ」です。

この体験からのちに「婚活に最適なのは社会人バンド説」が生まれました。あちこちで男女がくっついたり離れたり。

社会人バンド(社会人)

就職したら土日も忙しい生活でしばらく音楽活動無し生活に。仕事が作曲だったのでフラストレーションは溜まりませんが、演奏好きなのでやがてもやもやと。

そんな時、同僚がチューバを職場に持ってきて、夜1人で練習。同じくペット吹きの同僚が顔を出してきて、そんじゃ3人でなんかやろうか、とそこで初めてトロンボーンを手にしました。ベストバランス!

3音の曲はすぐ書けたので、いろんな曲を吹いてたら、音を聞きつけて「実は…」と言いながら吹奏楽経験者が次々カミングアウト。別に隠さなくてもいいのに…

気がついたら6人に。ホルンとクラとフルート、というこれまたベストバランス!

会社に楽器置き場くれ、と掛け合ったら「たまに昼休みに食堂コンサートやるなら」とこっちにとってもありがたい提案に即答、無事部室ゲットしました。

そこからは速い。お披露目するとさらに入部希望者が増え、セットドラム持参の部員も入り、かなり体裁が整います。

ここからは順調に人数と演奏回数が増えますが、順調じゃない事も…

それは、トラブル。

人数が多くなるメリットは編成が大きくなり、できる曲増えること。

デメリットは、参加者のモチベーションがバラけるので、練習や本番に対する意識が違う人たちが混在すること。

仕事場の仲間なので、部署や時期により練習に出られない人も出てくるのです。ゆるく楽しみたい人、ガチで上手になりたい人…

その頃に自分は転勤で離れることになり、運営は後輩に託さざるを得なかったのですが…

今、100人超えらしいです!!!!!

33倍以上!!!(3人で始めたので)

社会人バンド(OB会)

同じく社会人バンド。上で紹介したのは、会社内に立ち上げた話ですが、もう一個母体があります。

中学校吹奏楽部のOBバンド

そっちは、中学校のOBバンド。毎週練習という定期活動ではありませんが、数年に一度なんやかんや理由をつけて演奏会を計画して、それに向けた練習をします。

固定の練習場がないので、場所探し。近隣の仲良し中学のOBに話を広げることで、あちこちの中学校を借りることもします。

このバンド、当たり前のように経験者ばかり。さらに、しつこく楽器をやってるのでそれなりに上手い。

先輩はいつまでたっても先輩

さらに、先輩の年齢はいつまでたっても追い越せません。こっちも結構いい歳になっても「○○先輩帰ってきてるよ、飲みに来いって」などと連絡をもらったら、駆け付けざるを得ません。

(ちょっとそんな境遇を楽しんでますが)

しつこすぎてプロ

そんなバンドですが、しつこく演奏、の中にはしつこすぎてプロになった人も多数。

これがまあ当たり前ですが上手です。その上先輩とくればもう頭が上がりません…という話ではなく、現役生にとって良いことが。

日ごろ3年生上手〜とか思ってる連中に、すごい効果。いきなりプロが横に座って同じ楽譜を吹くのですが、ほぼ聞いたことない音圧と圧倒的な表現力。これだけでレッスン何回分、という効果が出ます。

目標になる音が、3年の先輩からプロの音にレベル6個分くらい急上昇するのです。それを目指すだけでも上達曲線は変わります。

二代で同じ楽譜

地元にずーっと住んでる連中もいます。そうすると子供ができたら同じ中学。さらに同じ部活になったり。

さらにその後も卒業すると、親と同じOBバンドで同じ曲を吹いたりするわけです。

何という素晴らしい世界!

結局良かった

紆余曲折あった吹奏楽。

でも、これだけわーわー騒いでる感じのことが書けるわけで、それだけ楽しませてもらってます。

まだまだ遊べそうです。


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