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「来なくていいよ」VS「這ってでも来い」

タイトル画像:サラリーマンが立ってしゃべってる小さい人形の写真

これを書いてる翌日は、関東平野部でも明日には大雪かも、と予測されているタイミング。色々な職場で色々な判断がされるでしょう。

この二つの言葉は異なる職場で「同じシチュエーション」でもらったものです。

地震、台風、大雪、騒乱(日本はあまりありませんが)といった、公共交通機関が乱れる事が予想される場合。

皆さんの職場はどのような対応をとるのでしょうか?

這ってでも来い

誇張ではなくこの言葉を使った人、使われた人はいるでしょう。自分も使われた側。

なんとなく日本の会社組織そのもの、という気がします。

一見、職務に忠実な気がします。何があっても職場に行くぞ!頑張るぞ!という戦いの予感。

職務に忠実なら

そこに行かないとできない仕事、というのはあります。道具、設備、材料、環境、など。

逆に場所を選ばない仕事もあります。

今回は前者はある意味避けられないので、後者。主にデスクワークを考えます。

職務に忠実、ということは、与えられた業務で期待される成果を出す、というのが一義にはあります。

その点を考慮すると、「這ってでも行く」ために、もしも成果に影響が考えられる場合、「這ってでも行ったこと」は職務に忠実ではないことになります。

あくまでも成果を上げる、これが職務に忠実。

今は令和と申しまして

時代により働き方は変わりますが、一番はネットワークの普及でしょう。さらに感染症騒ぎでこの変化は加速。

もし、「這っていく時間は仕事します」と在宅ワークを進めれば、長時間バスを待つ列に並んでいる間に、企画書の2本くらい仕上げられるわけです。

そういう事ができる環境がその辺にお安くあるわけです。

結果はどっちが良いか。

言うまでもないので書きません。

「俺に忠実でいろ」

職務に忠実な姿勢を求めているならば、最大のパフォーマンスを発揮できる選択肢を選びます。

這ってでも来い、とおっしゃる方。求めているのは自分への忠実さです。

ここまでの流れで、「古い人や体質はダメだなー」と結論づけしないのが今回の記事。

「俺に忠実」が求められることも

今の人たちに合わないような気がしますが、今の世の中で俺に忠実路線が必要な箇所も。

日本なら自衛隊、警察、消防。

1人の勝手な判断がグループのパフォーマンスを悪くする恐れがある領域です。

独自の判断が事態を好転させることは当然あります。でも、組織として、指揮官に忠実に動ける事が組織としてのミッション達成確率を上げる、という判断でそのようになってる。

映画やドラマでは、「命令に反してもこれをやるんだ!」といった独善的行動で、見事な活躍をしてハッピーエンドになります。バッドエンドはドラマや映画にはできないのでしてないだけ。

この「ラッキー!」はそんなに起こらないからラッキーなわけで、普通はしっかりした命令の元に乱れない行動を取ることが、最大パフォーマンスを発揮する手法として採用されてるわけです。

日本の多くの重厚長大な産業にはマッチしてた手法だったのでしょう。

再び令和

現在の産業は、サービスにシフトしてます。

そうなると、利益につながるのは効率化より、独自性、寡占状態を作ったビジネス作り。

この場合、「独善性」がコアにつながる事も多々あります。

ツイッターも大企業の会議からは産まれません。多くの人の判断は、責任分担が薄くなり、基本的には特徴を消す方向にまとまります。

なので、当初の問題に戻ると…。

今は「各自の判断で最大効果を上げるように動け」が正しいのでは

自分の結論としては、今の社会状況(環境、産業構造、人)を考えれば、この見出しの言葉が一番良いのでは。

これからの世の中、自分で考えて自分で結論を出し、それについて生じた事象を自分で責任が取れる動きが重要になります。

天候による交通機関の乱れ、という一つだけ準備や予測ができるやさしいアクシデント。テストケースとしてはちょうど良い。

ぜひ、皆さんの職場でもこの言葉を使ってみて下さい。

ちなみに自分は

実は、明日は午前中から出かける予定を立ててました。

自分は「這っていくのは嫌だから、あらゆるケースを想定して間に合う方法で動いてみる」です。

雪国の方には申し訳ありませんが、関東平野の南に住んでるスキー好きの自分は、雪が降るとテンションが上がってしまうのです。

スキーで揃えた防寒、防雪の装備も街で活用すれば無敵。他のサラリーマンが寒そうに足元がおぼつかない時に、スキップしながら横を通り過ぎられる程度には雪に強い。

そんなわけで、明日は

・ゴアテックスのアウター
・ジオラインをアンダーに
・ゴアテックスのスノーブーツ
・防水防寒パンツ
・防水ジッパー付きデイパック

を今夜準備して、天気予報を確認して出かけます。

電車が止まったら埼玉県民はほぼアウトですが。

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