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今、再発明・再発見すれば大儲けできるぞっ!(ベテランエンジニア限定ネタかっ!?)その1:可塑剤

タイトル画像:電気楽器用シールドケーブルの写真

フタル酸エステル。

あんまり日常生活では発音はしませんが、日常の利用で結構影響のある、結構昔はたくさん使われていた化学物質です。

フタル酸エステル、ってなに?

合成樹脂製品の可塑剤、という、柔らかさを保つ用途で使われていましたが、生物への影響があるということで使用規制が各国で行われてます。

ここまで硬い書き方をしましたが!

簡単に言えば、これが規制されてから

ケーブルがゴワゴワで扱いにくい!

問題を引き起こしているのです!

なんか接続しようとしたら、ケーブルが硬すぎて本体が変な向きになったり、コネクタに変な力がかかって怖い、なんてことを感じませんか?

目の前にあるHDMIケーブルが硬すぎで、「やわらか」をうたい文句にするケーブルを買いなおしたところ。

規制前の可塑剤は優秀で、電気楽器用のシールドなんて、ほおずりしたくなるほどふにゃふにゃだったのです。

ケーブルを垂直に立てると、冬ならそのまま棒のように持てます。

たぶん、世界中で困ってるんじゃなかろうか。

これに代わるものはあるのか?

代替品は必ず使われてるはずですが、明らかに最近のケーブル類は、ゴワゴワしてるので、全く同じ効果で環境への負荷が無い、という薬品は見つかってないと推測します。

多分コストが高くなる方向では、いくつか思い当たるものが。

柔らかい被覆材料はあって、アップルが使ってるケーブル。あれはシリコン系じゃないかと。

さらに、ナイロンケーブルを編んだもの。こちらもゴワゴワ方面から少し柔らかい方面にも展開がありますが、コストは高い。さらに加工も大変そう。

不思議だけど、あり得る

こういった「昔は使っていた」「でも今は環境負荷を考えNG」「だけど代わるものがない」というパターンはあり得るのです。

ここに、これならむしろ前よりいいぞ!というものがあれば、

普通に使っていた→禁止→不便

という、マイナスに落ち込んだ状態なので、

再発見→便利!→バカ売れ

のコースが見えます。なんせ、一度良いものを体験して不満が溜まってるから。

材料化学系か?

とはいえ、主婦の工夫で特許!みたいな世界じゃありません。材料系の化学系メーカーがきっと探してるはず。

他にもありそうですね

技術系でもう一個あるので、またnoteにでも書きますが、他の分野でも普通にありそうです。

アスベストとか、サッカリンとか、そんなのも。

さて、次に書く予定のものも、昔を知る人なら「うんうんそれそれそうだった」というものです。

分かった方はコメント欄に!

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にしけん
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