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新入学大学生向け、「最初に伝えたかったこと」が結局6つになりました。

タイトル画像:ほわーっとした感じの若者のイラスト

以前、新しく大学生になった人に自分が伝えたいこと、ということで4つの事を紹介しました。

下のリンク:その時の自分記事

このなかでは、以下の4つはどうしても最初に伝えたいなー、と考えたもの。

①全部役立つ
②バイトは損
③人脈は隣に
④課題は箇条書き作戦で簡単に出せる

しかし、前日夜に「やっぱりこれも!」と追加が発生して、結局6つの事を伝えました。

追加したのはこの2つ。

⑤選挙行け、セミナー行くな
⑥この講義を踏み台に実験しまくり4年間失敗しろ

6つの伝えたい事を順番に解説

①全部役立つ
②バイトは損
③人脈は隣に
④課題は箇条書き作戦で簡単に出せる
⑤選挙行け、セミナー行くな
⑥この講義を踏み台に実験しまくり4年間失敗しろ

①〜④は過去記事で詳細があるので簡単に。⑤⑥はしっかり説明します。

①全部役立つ

自分の専門で必要、と思ってる科目と、これ役に立つの?という科目が混ざってるかもしれません。

しかし。以下のように考えます。

・どの科目も専門を高めるために不可欠

そりゃー考えてますよ、社会を見ながら。基本、やればやるほど「お得」です。やるべし。

・興味がない事項への対応トレーニング

興味がないかもしれません。しかし、社会に出ると興味のあることができる方が珍しい。毎日興味のないことにアタックするのです。

大学生が興味ない講義に立ち向かう。ここをどう攻略したら楽か、というのをやっておくこと、それこそトレーニング。しかも、社会人の場合、興味ないことのための勉強などの時間もくれません。課外活動で知識を補足したりする。

大学生はそれをやってても良いどころか、がんばれば褒められる。何より授業料をその分取り返せる。

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画像:様々な科目が文字で書かれたもの。小学生向け科目ですが。

②バイトは損、するなら学校に相談

比較的ちゃんとできるエンジニアの工数を120万とします。稼働を20日/月、とすると日給6万円、8時間労働とすると、6万/8時間=時給7500円。

大学生が簡単に計算できるように時給1000円くらいとすれば約7倍。

ちょこちょこバイトするとお金はもらえます。この生活を4年間続けた人の時給はあまり変わらない。

でも、4年間勉強すればいきなり120万の人になれなくても、60万の人にはなれるでしょう。これでも時給3倍以上。

その後もこの差は累積していきます。この時給は全額自分に入るものではありませんが、会社員として入り込めば保険や福利厚生が得られる。

つまり、簡単に考えてバイトばかりしてた4年後。もし就職できなければバイト代が少し上がるだけで、このベースは得られないことになります。

しないといけない事情があるんです

それも分かります。その時、できれば自分の進路希望に沿った業界に頑張って入り込みたい。情報誌で普通に出てくるものは基本「誰でもできるもの」。専門性や知識が必要なものは扱ってないことも。

縁故採用の口がなければ、こういう時こそ学校です。就職に関する仕事をしてる学校のスタッフ、業界現役の講師などが良い情報持ってるかもしれません。

③人脈は隣に

今机の隣にいる人は、高確率で将来のビジネスパートナーになります。指向も近いし、将来同業者になるかも。

そういう意味では、特に見ず知らずの人と名刺交換をするだけの集まりに行くより、お互いの考えを学食で話した方が実効的です。

また、学生生活は何かと流されやすい。お互い、「バイトにハマりすぎるなよ」などと注意し合いながら、無事4年間を乗り切る。そんな関係も作っておくと良いですよ。

④課題は箇条書き作戦で簡単に出せる

大学になると提出物も多いし、講師同士で横の調整もしないから、重なることも多い。

相当なストレスだと思います。

ならば、なるべく考える余地を減らす。

それに一番良いのは、日本語をあきらめ、箇条書きで書いていくこと。全編それで良いくらいです。

さらに、提出物をテンプレート化して、毎度中身だけ変えていく。これだけでも短縮が見込まれます。

ようするに、下手な日本語を考えるよりロジカルな短い情報のみ、の方が本質的には重要です。それらしい文章は量をこなせば少しずつできるようになる。それまでは表現は簡単に。ロジックは明快に。

⑤選挙行け、セミナー行くな

18歳から社会づくりに参加することができます。学生だから、よく分からないから、と選挙に参加しない事は求められてません。

責任もあるのです。

実際、大学のために知らない土地に行ったらよくわからない、という事はありそう。そんな時は、選挙をシステムで考えるやり方もある、と伝えました。

詳しくは下記記事を。

逆に行かない方がいいのが、人脈を広げようセミナー。

普通に社会人の自分が考えるのは、「ビジネス的に学生と知り合ってもあまり得るものはない」という見方。

当然です。決裁権も技術も知識もまだ無い人と会う時間がもったいない。

参加費目的の主催者にお金を落とす事はないよ、と言ってます。

⑥この講義を踏み台に実験しまくり4年間失敗しろ

社会人の失敗は、査定が下がったり、罰金が発生したり、なんならクビになったりすることにもなりかねません。

学生はその点、ある種の訓練期間。

ここでの失敗はマイナスではなく、経験。

コミュニケーションが苦手、という学生はたくさんいます。ならば4年のうちに何もせずに放置せず、どんどんコミュニケーションを取る練習を、という提案。

しっかりした講義中の質疑応答、終わって不明なところがあれば質問、グループ作業ではなんでも体験する。

そんな場が学校であり、そこで成長する事を期待されてるのが学生。どんどんトライすべき。

年寄りの言う事は

若い時は「年寄りの言う事は面倒くさい」と思ってました。そんな内容もあります。

でも、ほとんどの年寄りは、若い人がこれからするはずの失敗の体験者。うまく年寄りの話から失敗事例を読み取って、同じ落とし穴に落ちないように有効利用すべきなのです。

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画像:落とし穴に落ちる人のイラスト



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