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そろそろフリックでの入力スピードがフルキーボードのそれに近付いた気がする

タイトル画像:スマホの入力中画面のキャプチャー画面

毎日毎日、いったい何文字を入力してるんでしょう。

あんまり計算したくありません。

さらに、その入力については、フルキーボードでローマ字入力、フリックでひらがな入力、というのを使い分けてます。

そこで頭に浮かんだのが、フルキーボードとフリックどっちが速い?というものです。

例によって、あんまりアカデミックに調査や計測無しに、思い浮かんだことを記事にしていきます。

ポケベルって知ってます?ずいぶん前にもこの話題はありました

これまでも新しい入力方法が出てくるたびに、この手の比較はありました。

ポケベル。

もはや死語に近いけど、モバイル通信の主流を担った通信手法。

最初は数字だけしか送れず、本当に暗号みたいな使い方。

001ならすぐ会社に連絡せよ、002なら戻ってこい!などコマンドとして決めるやり方とか、14106をアイシテルと無理やり読む語呂合わせ。

次の世代では、二桁の数字で五十音を入れられるようになり、例えば最初の桁をあかさたなはまやらわ、次の桁をaiueoにして、アイシテル、なら

11,12,32,44,93

と打てば、アイシテル、と表示される形式。

11=ア行の1番目=あ
12=ア行の2番目=い
32=サ行の2番目=し

みたいに考えます。

この時、テンキーを使って、PCで二桁の数字でひらがな入力するワザも出てきて、フルキーボードとどっちが速い?という話題がありました。

結局フルキーボードの方が流石に速かったのですが、女子高校生が事務職に就職した時、こっちの方が慣れてる!ということでこのまま打ち続けた連中もいたそうで。

現在ではフリック入力

自分も今、フリック入力真っ最中。

単なる入力スピード問題に加え、候補が的確に出ることも含めた総合的速度はなかなかのものです。そんな記事も見つけました。

下のリンク:テックキャンプさんの入力に関する記事

今のところ定説は7割

いくつかの検証を見ましたが、今のところ、純粋な入力スピードはフルキーボードの速度を100とした場合、フリック入力だと70。

ただ、文章を書き写すのではなく、作文しながらの入力の場合、むしろフリック入力の方が速い説もあります。

自分の場合

フルキーボードの欠点は、いわゆるホームポジションの固定問題。

そこから全く手を動かさない場合は確かに速いのですが、マウスやトラックパッドで打ち込み以外の動作が入ると、途端に遅くなります。

フリックの場合、入力と修正などがコンパクトなエリアで行われるため、余計な動作がありません。

結論として、作文しながら打つ場合、フリックの方が速い感じ。

さらに。

フルキーボードは両手打ち。左手でポテチをつまみながらの入力はできません。一度もやったことはありませんが。

電車の中でも、ちょっとした待ち時間でも、と考えればフリックの登場タイミングは多い。

欠点が!右手の親指と肘が痛い。そこから生まれた人差し指フリック

この動き、かなり慣れてるはずなんですが、とにかく右手を酷使します。テニス肘って症状がありますが、フリック肘。

親指の根元と、肘が痛くて。

そこで最近多用するのが、左手でスマホを持ったりテーブルに置いたりして、人差し指でのフリック入力。

これだとあまり肘にも負担がかからないことを発見。

ただ、片手で出来ないので、相変わらず親指の優位性には負けます。

その手があったか「音声入力」

音声認識からのテキスト化、という入力もありますが、これはこれで便利そうだけど、認識ミスによる修正、なども発生。探して戻るくらいなら最初から手で打った方が自分は速い。

さらに。言葉にするスピードが、しゃべりより文章入力の方が速いため、自分にはストレスが溜まる結果に。

何より声を出すので人前で入力できません。

自分のスタイルには合いませんでした。

新たな方式の開発

アルテローマ字。ターンフリック入力。

あるんですなー、新たな方式。

下のリンク:KDDIのwebで新方式の解説

アルテローマ字

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アルテローマ字入力で「き」と入力したければ「K→I」と画面上で指を滑らせるだけで良く、タップ回数が少なくなるのが特長だ。たとえば、「きょう」と入力したいときにはローマ字表示のキーボード上で「K→Y→O→U」と指を滑らせるだけでいい。また、濁音を入力するときには、「K」を押ししたらその右に表示されている「G」へと指を滑らせ、そのまま指を離さずに「I」まで指を滑らせていくと「ぎ」と入力される。

入力パレットが変わりますので、新たな習得は必要。でも格段に動作数は減ります。

日本語入力で絶対に起こらない文字の連続を無視して連続入力を実現したのがポイント。

原理を教えてくれれば分かりますが、最初に考えた人は偉い。

続いて、ターンフリック入力。

フリック入力の動作の「その先」を追加して、主に濁点等の入力を一つ減らしたもの。

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画像:ターンフリックの動作解説イラスト

どちらも新しいルールや配置を覚える必要はありますが、フリックが登場した時も同じ。

こんなに速く打てるとは思わなかったけど、いつのまにか使ってるし。何とかなるレベル。

でもでもでも。

入力の純粋なスピードじゃない

入力だけの仕事でのスピード比較は意味がない。

自分を含め、多くの人は「考えながら」入力してます。

その時間、手は動いてません。ここを短縮する方法はないのでしょうか。

ならば、「考えることをアシスト」ということもある。

最新技術で入力前の「頭の中の作文」アシスト

今の予測をもっと向上させてみましょう。

AIとディープラーニングとビッグデータと類似傾向の文章を書く人たちのグルーピングで、先回りして文章を予測してるパレットに置いてくれる作戦。

ほぼ選ぶだけで文章が組み上がる。

それで売れる物語が産まれたら誰が著者だ、って具合になりそうです。

超最新研究で、頭の中の文字を入力

「考えただけで入力」。

これなら親指も疲れません。

脳波のディテクト方法は別に考える必要はありますが、考えたことが文字になる、という研究もあります。

しかし、場合によっては変な文章が勝手に出てくるわけです。人の悪口が思い浮かんで、そこから過去の忘れたい思い出が出てきて、激しく死にそうな文章が出てくるかもしれませんので、人前では使いにくい。

そこまで複雑な形ではなく、文字ベースの入力なら、研究が進んでます。手が動かしにくい人などには便利。

下のリンク: IT mediaの記事、スタンフォード大学の研究

一文字ずつ手で描くイメージをすると、それがテキストになるもの。スピードも実用的なところまで来てるようです。

日本語の入力はアルファベットに比べて文字数が多いので、同じ方式ではできませんが、ローマ字入力ならそのまま適用できます。

さて、どれにする?

現実的には、ターンフリック、アルテローマ字、は実用化されてます。

どうしようかな、と考えると。

全ての端末に導入する面倒くささと、覚えなくてはいけない面倒くささ。

何より、文章を考える方が余分な時間が多いわけです。

結局今のまま、になりそう。

まだまだ色々と書きたい記事もあります。金銭的なサポートをいただけたら、全額自分の活動に使います!そしたら、もっと面白い記事を書く時間が増えます!全額自分のため!