心に残って「しまった」言葉たちの置き場:努力は積み上げるから崩れる
タイトル画像:積み木が崩れるイラスト
忘れようとしても、脳のどこかに固定されてしまった言葉のサルベージ。
今回は、言葉の魔術師と思ってる、伊奈かっぺい氏の言葉。
「努力は積み上げるから崩れる、積み上げなければ決して崩れはしない。立ってあさぐ(歩く)から転ぶ、最初からねまって(寝て)歩いている人は決して転ばない」
なんと、深いのでしょう!
自分は座右の銘にしたいくらい。
実際仕事をしても、少々これに似た感じ。企画が主なので、ある意味入口をいっぱい作ることが仕事。それを開発して運用するのはお任せ、というケースも多々ありました。
ひたすら造成地を作りますが、家を上に向かって作るのは別の業者。地面だけなので、崩れることはあまり心配しません。
努力すれば報われる、は嘘ですから
努力は素晴らしいですが、超実務的に言えば「努力して成果を出す」より評価されるのは「努力しないでも成果を出す」こと。
努力分のコストがかかってないのです。
世知辛いですねー。
でも、事業を考える時は重要です。学生には非常に伝えにくい。
実際、仕事でどんなに努力しても、成果に繋がらないことは良くあります。
残念ながら、時給という換算ではお金はもらえますが、成果給にはつながりません。勤め人じゃない場合は、まったく収入がなくなることも普通にあります。
画像:目標未達、という大きな文字
努力をしたらその分帰って来るとは限らないのが現実社会。
努力は裏切らない、も嘘
また、スポーツで成功した人、その他の分野でも成功した人が「努力は裏切らない」という発言をします。
画像:スポーツ選手のインタビューのイラスト
実は、簡単に裏切ります。
上のコメントを正確に表現するなら、
「自分の場合、努力は裏切りませんでした。あなたの努力があなたの成功を保証するとは限りませんが」
となります。
恐ろしい。
でも、頑張って勉強しても受験で失敗することはあります。ゲームで頑張ってもスマブラでカービィに無双される。
世の中、「必ず」はありません。
じゃあ努力はしない方がいいのか
逆説的ですが自分の場合、
努力しなくて済むように準備を頑張る
という感じでしょうか。
結局どこかで成功のために力を使う。
大人になって思うのは、その力は「最小」を目指して、成果は「最大」になることを基本目標として、さらに「確率を上げる」ために、回り道を徹底的に回避することになります。
結局、どこかで「努力」してるのです。
この「努力」は「必ず成功するために」行うつもりはまったくありません。
「成功の確率を上げるために」行うのです。
自分なりにここまで考察するとこの言葉になる
努力は成功の確率を高める
でしょうか。
おお、まじめな着地点。
あー、遊んで暮らすために一生懸命仕事頑張ろう!
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