ゲームとことば#23「デザイン機能付き」
ファミコンのモトクロスゲームの名作「エキサイトバイク」。
真横からの視点でプレイヤーのバイクを操作し、ジャンプ台を飛んだりぬかるみを上手くよけたりして1位を目指すレースゲームだ。
筆者は幼少期からのこのゲームが好きで、その後Wiiで出たエキサイトバイクワールドレースやニンテンドー3DSの3Dクラシックスなどは今でも時々遊んでいる。
オープニング画面の「ぺっぺっぺっぺぺっぺ~」みたいなちょっと気の抜けるBGMも大好きだし、いまだに相手を無理やりこかそうとして自分がこけたりしている。
だが本作の一番のうりは「デザインモード」というコースエディットだ。
この当時としては珍しい自分でオリジナルコースを作れるモードで、パッケージには表題の「デザイン機能付き」と記し存在をアピールしている。
当時は漢字も読めず、ちょっと何言ってるかわからない状態だったのだが、遊んでみて分かった。
めっちゃ楽しい。
ジャンプ台や大小の山、ぬかるみの位置なんかをある程度自由にコース上に配置出来て、中には大きな高低差のあるコースなどでかいパーツも置ける。
幼い頃の私は、一番見た目にも派手な下の写真のパーツを気に入っていた。
そしてこれをひたすら連続につなげていれば、きっと面白くなるに違いない、そう思っていた。
結果的には全く面白くならなかった。
全然スピード出せないし、こけまくるからだ。
複雑な仕組みを盛り込みまくっても、煩わしさを感じるだけで爽快感にかける。
緩急をつけて平坦な部分を作ってみることも必要だということを学んだ気がする。
まあとにかく、これ以降エディットモードのあるゲームやクリエイト系のゲームが好きになっていったのだから、エキサイトバイクは遊び心を存分にエキサイトさせてくれた貴重なゲームだったと思う。
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