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四十七士に想いを馳せて『赤穂大石神社』など赤穂巡り
①赤穂大石神社
兵庫県赤穂市にある『赤穂大石神社』へ行ってきた。
ここ赤穂大石神社はその名の通り忠臣蔵の赤穂義士(赤穂浪士)を祀る神社。赤穂藩主であった浅野内匠頭と家臣の大石内蔵助をはじめとする四十七士の像やゆかりの品などを納める歴史的価値の高い博物館も併設されて、多くの参拝客が訪れる。
忠臣蔵、そんなに詳しくないけど、年末に何回か時代劇は見たことあるし、池波正太郎の『堀部安兵衛』は面白かったので、レッツ討ち入り!
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参道の両サイドには四十七士像がずらり。
なかなかのプレッシャーを感じる。なんかわからんが忠義をためされている気がする。(なんの忠義?)
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江戸の吉良邸に討ち入り、見事主君の仇を討った忠臣蔵の赤穂義士たち。そのため、赤穂大石神社は大願成就のご利益があるそうだ。何かを成し遂げたい若人はいってみよう!
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境内には四十七士の武具や日用品、掛け軸、書状などの貴重なアイテムがずらり。
討ち入りの際に使用したとされる武具とは感慨深い。
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四十七士の中でも特に剣の腕が立ったという堀部安兵衛。彼の鎖帷子も展示。時代劇だと羽織袴で派手に討ち入りますが、実際は黒く忍ばないとね、吉良邸入る前につかまるからね。
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今まで御朱印にはあまり興味がなかったが、赤穂大石神社のオリジナル御朱印帳は、表紙に吉良邸討ち入りの様子が描かれており、とてもかっこいい。
これは押さざるを得ない、とのことで買いました。
ちゃんとお賽銭もお参りもしたので、いただいておこう。
②大石良雄(大石内蔵助)宅と赤穂城
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浅野内匠頭の乱心をしらせに江戸から早かごで駆け付けた早水藤左衛門と萱野三平は、赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助邸の門を叩きます。
「殿が吉良を切りつけたってよ!」
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庭なども残されており、大石内蔵助は忠臣蔵の事件前はここでわりと穏やかに暮らしていたそう。
歴史にタラレバは無粋だけど、松の廊下の事件の有無やその後の幕府の対応が違っていたら、この庭を眺めてゆっくりくつろいだのかな。
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部屋には人形も置かれている。真ん中の柱に隠れている水色の着物の人は、大石内蔵助の長男である大石主税。この時まだ16歳。
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神社、大石邸から歩いてすぐに『赤穂城跡』。石垣の中には城郭や屋敷はないが、ここは寝室、ここは居間って感じで見取り図が地面に書かれたいた。
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御覧の通り、現在は城内に建物はない。平たい敷地と天守台跡が残っているだけ。
派手さはないが、こういう城や史跡の残り方もいいもんだ。
③息継ぎ井戸
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松の廊下での凶事を、いち早く赤穂に伝えようと江戸から駆け付けた、早水藤左衛門と萱野三平。
二人は早かごを乗り継ぎ、14~5日かかる江戸~赤穂の約600kmをわずか四昼夜で到着。赤穂城に近いこの井戸で一息ついたそう。
国の存亡にかかわる大事を伝えなければならない。
そんな焦り、緊張は想像を絶する。
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息継ぎ井戸のそばには、毎時0分に忠臣蔵の人形劇が見られるからくり時計がある。
場面がくるくると変わり、しっかりとストーリーが追える内容だった。ラストは時計の上の方も開いて、赤穂義士たちがエイエイオー。
④そのほか周辺のスポット
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息継ぎ井戸の近くに何やらレトロな空間が存在する。
ここは古民家を使った赤穂玩具博物館。
残念ながらこの日は中を見ることができなかったが、屋内にも懐かしい昭和の玩具が保管されているらしい。ぜひまた訪れたい。
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赤穂はコレクターさんが多いのか。ビートルズ文化博物館とやらもありました。ビートルズはそこまで詳しくはないが、興味はあるのでここも開館日に再チャレンジしたい。
ちなみに私の好きな曲は『Eleanor Rigby』と『Norwegian wood』。
以上、平日の昼間。赤穂にふらっと遊びに行った姫路在住の散歩日記。
忠臣蔵に興味がなくても、『大願成就』の御朱印はもらって損はないのではないか。今回は入れなかった玩具博物館にビートルズ博物館も、貴重な宝物が集まる町、赤穂。
赤穂よいとこ一度はおいで。PP西村でした。