20年ごしにぶり返す、セガへの愛
最後のセガハード、ドリームキャストを押入れから引っ張り出してみた。
さてさて、まだ動くのかしらと配線を確認すると、懐かしい赤白黄色がどの花見てもきれいだなとばかりに咲き乱れていたので、アマゾンでHDMI変換器を購入した。
さっそく変換器を使い接続するときちんと動いたので、次はソフトで遊びたくなる。
しかし、残念なことにソフトはほとんど残っていなかったので、中古を探すことにした。
ドリキャスには実際に遊んで楽しかったもののほかに、遊んでみたかったがついにその機会が訪れなかったものもあったのだ。
その"遊んでみたかった"筆頭ともいえるのが「スペースチャンネル5」だ。
今回見つけたのはスペースチャンネル5の続編にあたる「スペースチャンネル5 Part2」である。
宇宙遊泳が当たり前の未来でリポーターを務めるウララが、歌い踊りながらニュース番組の現場リポートを行い、ついでに宇宙人を撃退し民間人まで助けるという非常に忙しい内容のゲーム。
ジャンルはリズムアクションで、PSのパラッパラッパーのようにお手本の後に同じ動きをする、というもの。
ただし、後半は覚える動きが多くなり、タイミングもずらしてくるので結構難しい。
成功するとウララの後ろには救出した民間人がコバンザメのようについて回り、一緒に踊り練り歩く。
音楽のノリの良さも相まって実に楽し気だ。
「あらかたやっつけました」など、脱力系のウララがいい味を出している。
そして本作はあのMJも登場する。まだそこまで進めていないのでめちゃくちゃ楽しみである。
もう1点、中古ソフトを購入。
バイトで電池を買って動くヒーローアクション「レンタヒーローNo.1」。
こちらはかつて遊び倒したので、久しぶりのプレイだ。
もとはメガドライブのソフトで、ドリキャス版はリメイク作となる。
ホームパーティー中にピザを頼んだら、ついでにヒーロー変身スーツを渡された主人公が、半強制的にスーツの使用料金を払わされながらヒーローをやるストーリー。
料金支払いのためお使いのようなバイトをするが、やがて大きな犯罪に立ち向かったりもする。
この当時のゲームとしては街のデザインなどがよくできており、コンビニに入って飲み物や電池を買うこともできる。
今では珍しくないが、3Dアクションである程度自由に現実と似たような世界を歩き回れることに感動したものだ。
なにより、お金をもらうためにヒーローをするという間抜けさがいい。
鳥山明先生の「貯金戦士キャッシュマン」をちょっと思い出す。
部屋の内装もオシャレで、この頃のセガのゲームは今でも本当にカッコイイと思える。
クレイジータクシーやジェットセットラジオなどもやりたいが、しばらくはこの2作を堪能したいと思う。
そしてまた、何年か先に思い出すのだろうな。セガのゲームを。
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