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語り継ぐ私のお産と生き方

https://peraichi.com/landing_pages/view/katari05052021

イベントへの想い
主催者の西川直子です。

私は昨年の12月から2月にかけて、11人の方の出産体験談をじっくりお聞きする機会に恵まれました。おひとりおひとりの方の出産のお話は、私の中に様々な感情を湧き起こしました。感動した気持ちだけでなく、苦しかったり、悲しかったり、なんとも言えないざわっとした気持ちが湧いたのも事実です。それでも私は、このようなお話を他の方と共有する時間をつくりたい、と思いました。一生懸命にお話ししてくださる方々の語りを、届けたい、と思いました。

私は日本で助産師をしていました。夫の仕事で思いがけず、タイ、イギリス、スペインに住み、海外での出産・育児をする中で、故郷である日本を想う機会が増えました。日本を知らない我が子に、日本のことをどう伝えたらよいのか。また、コロナ禍においてお産をめぐる状況の、日本と海外との違いも感じました。助産師の違いも感じました。

私がこのイベントで現時点でお伝えしたいと思っていることが3つあります。

お産が、「わたしは、とても大切にされた」「わたしは、できた」と思うことができる体験になるように、したいということ。お母さんにとっても。赤ちゃんにとっても。

そして、もし、そうは思えなかったというお産だった時に、そのお産の体験が、たった一つのかけがえのないお産で、長い年月をかけて宝物になった「軌跡」と「奇跡」のことも、知ってほしいということ。そして同時に、その痛みも。 

最後に、よりよいお産のシステムを日本に作っていく時に、「声」を大切にして作りたいということ。お産に限らず、小さな声をじっくりと聴いてもらう時間、聴かせていただく時間がこんなにも恵みがあって、「この時間を私も作ろう」と行動を起こす仲間が増えること。「声」そして「対話」を大切にする「過程」そのものが、必要ということ。

この3つです。

昨年は、5月5日の国際助産師の日に寄せて、「助産師オンライン24時間マラソン~助産師は地球を救う~」を開催しました。今年は「語り継ぐ私のお産と生き方」。「語り」に耳を澄ませ、聴きに来てくださる方を、心からお待ちしております。

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