
あの夏に乾杯【キャリコンサロン編集部】
毎週決まったお題に沿って何かしらを書くというキャリコンサロン編集部の活動。
さて、今週のお題は、何ともノスタルジック、ポエティックでいいですねえ!
「あの夏に乾杯」
と来ました。
「あの」とつくことから、遠い昔、懐かしい思い出。そういうニュアンスを感じますよね。
夏の思い出。そうだなあ・・・。
と考えていたら、若いときの最高の夏の夜のことを思い出しました。
今日はそのことを書いてみましょうか。
大学時代、私はハワイアンクラブに所属していました。
今、ハワイアンと言うとフラダンスを連想する人が多いと思いますが、あの頃はまだ日本でもハワイアンミュージックが結構演奏されていて、首都圏でも各大学に「ハワイアンクラブ」というものが存在していました。
そこで私は、スチールギターという珍しい楽器をやっていました。
こんなやつです。

エレキギターを横にしたようなもので、金属のバーをスライドしながら弾いて演奏します。
ハワイアン音楽に特徴的な、「きゅい~~ん」と言った音がしますね。
私のいたハワイアンクラブでは、毎年秋の定期演奏会を目指して夏休みに合宿を行うのですが、ある年、業界にコネのあるOBの紹介で、伊東温泉のホテルに10日ほど住み込みで、プールサイドのビヤガーデンで演奏するというアルバイトをしたことがありました。
当時のビヤガーデンを知っている人は憶えているかも知れませんが、ハワイアンミュージックの生演奏を結構やっていました。
あれはだいたい、大学生のアルバイトでしたね。
で、その伊東温泉のホテルでは、生演奏の出番は夜だけなので、昼間は夏季休業のバーを練習場として貸してくれました。
昼は練習できて、夜は演奏して稼げて、温泉も入れて、という、趣味と実益が完全に両立した最高の合宿でした。
その最後の夜、ちょうど伊東市の開港祭の日と重なって、花火大会やら、招かれて停泊していたアメリカだかイギリスの船やらで、ビヤガーデンも満席。
酔っ払った外人さんのグループが最前列に陣取っていたりして、また彼らがノリが良く、アップテンポの曲になると踊る、踊る。(笑)
他にもいろいろアルバイトしましたが、だいたいがビール飲んでるときのBGMに過ぎないのに、こうして反応してくれると、演奏している方も、最高にうれしくていつもよりノリノリで演奏してしまったりするわけです。
通常、1ステージは30分なのですが、たしか2時間くらいそのときはやっちゃったと思います。
マネージャの顔を見たら、「どんどんやれ!」って顔してるし。
もう曲のレパートリーがないので、同じ曲何回もやったり、ソロが通常1コーラスなのに4コーラスくらいやったり。(笑)
そこに花火が上がって大歓声も上がったりするわけです。
私の今までの人生の中でも、今でも思い出す、最高の夏の夜の思い出でした。
私の「あの夏に乾杯」エピソードでした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
私が参加させていただいているキャリコンサロンはこちらです。