2024/5/18-19、バーモントカップ浦添地区予選(U-12)、1-2日目@浦添市多目的屋内運動場
GWの名護遠征(島ちゃんカップ)で少しはフットサルに慣れたかな、というところでしたが、あっという間にバーモントカップ地区予選を迎えてしまいました。
前週の練習もフットサル中心でしたが、攻守の組み立てがどうにも噛み合わず、ゲームをすれば低学年チームにすら勝ちきれない状況(笑)
選手たち自身も、完成には程遠いチームの状況を実感できているようで、練習の中で決めたいくつかのルールは守りつつ、とりあえず目の前の試合に全力で取り組むぐらいしかやることないよねぇ、という不思議な悟り?の雰囲気で大会に臨みました。さて、結果はいかに。
■予選リーグ
第1試合 1-2 vs 坂田FC
いざ緊張の初戦へ、と思ってたら試合直前GKきりゅうにアクシデント。ウォーミングアップ中に手首を痛めたみたいで、早々に戦線離脱します。折れてるかもとか聞いていたので心配しましたが、病院にいったら打撲ですんだようで良かったです。代わりにGKを務めたのは、きょう。チームのために体を張って大活躍でした。システムはダイヤモンド(ひし形)、下にけんじろう、左にたける、右にこうが、前にかいりでスタート。
個々の能力では到底太刀打ちできない相手に対して、たとえ失点したとしても最後までチームとしてハードワークし続けること。練習で積み上げてきたいくつかのルールを守れるように、ベンチも含めてお互いに声をかけ続けること、といったあたりを確認して試合に臨みます。
予想の範囲ではありましたが、序盤から相手チームのスピードとパワーに翻弄され早々に2失点。それでもひるむことなく、自分たちなりの攻撃を展開します。なんとか前半のうちに、かいりのゴールで1点を返して、1-2でハーフタイムを迎えます。
後半は、かいりをひろとに替えて前線での守備を継続。何度かシュートのシーンも作りますが、残念ながら追いつくことはできず、そのまま1-2で試合終了。初戦を落としたものの、実力差を考えると上出来だったのではないでしょうか。正直もっとやられると思ってたところもあり、試合後の選手たちの表情を見ると、負けた試合の中でも十分な手応えを感じることができた感じでしょうか。
第2試合 2-0 vs 浦城SC
第1試合の反省から、チームで決めている約束ごと、やらないといけないことのうち、できていないことは何か、どうすればできるのか、というところを確認して2戦目にのぞみます。
攻守の鍵になるのが、やはり両サイドの こうが と たけるの動き。どんなタイミングで攻め上がるのか(トップのかいりを孤立させない)、どんなタイミングで帰陣を急ぐのか、局面の切り替わり(攻撃→守備、守備→攻撃)を予測しつつ先に動き出すことを徹底します。
前半のこうがのゴールは、まさにそのイメージが結実したものだったのではないでしょうか。後半にも得点を重ねて、2-0で勝利を掴みます。1試合も勝てなかったらどうしよう、、、ぐらいの低い望みで挑んだ大会だったので、2試合目にして待望の勝ち星をあげたことに驚きつつ、少しずつペースを掴んでいきます。
第3試合 5-4 vs 当山FC
迎えた第3試合、体力的にも厳しくなってきたところですが、対戦相手はファミマ地区予選で敗戦している当山さん。キックオフ直後のミスによる失点で浮き足立ち、また相手チームの見事なパスワークに翻弄され、早々に4失点。前半の最後の方でようやく立ち直った感じでしょうか。2点を返して、2-4で前半を終えます。
ハーフタイム、もう諦めムードかなぁと思いながら、ベンチに戻ってきた選手たちの表情を観てみると、意外にも闘志に溢れています。去年の6年生たちが、何度も逆境を乗り越えて最終的には勝利を掴み取ったシーンを見ていたせいでしょうか、まだ全然あきらめていないようです。「なんか行ける気がする」とかポジティブなコメントも出てきて、何とも頼もしい限り(笑)
初日最後の試合、最後の10分間、ベンチ含めチーム一丸となって挑んでいきます。きょうを中心にディフェンスは徹底的に相手の攻撃を跳ね返しつつ、前線では、かいりが脅威の運動量で相手にプレッシャーをかけつづけ、またボールキープを試みます。けんじろうのロングシュート2本に、最後は かいりが押し込んで見事に逆転。まさかの逆転勝利をつかみ取ります。もう力を出し尽くしたのか、試合終了後には勝利を喜ぶ元気も残っていなかったみたいです。
第4試合 4-2 vs 神森JFC
初日を2勝1敗と想定外の成績で終えることができましたが、2日目は朝から日曜参観。サッカー部だけ少し早めに帰らせてもらって、急いで試合会場へ向かいます。
初日の疲れも残ったまま、ほぐす程度のアップだけで挑んだこの日の初戦。豊富な運動量の神森さん相手に、思うような試合をすることができません。とくにGKクリアランスからの組み立てが崩壊して、簡単に相手チームにシュートチャンスを与えてしまいます。
それでも何とか、カウンターから前半のうちに1点をもぎとり、後半は乱打戦の様相でしたが何とか打ち勝って4-2で勝利を掴みます。この試合の結果、グループリーグを2位通過することができました。
■決勝トーナメント
準々決勝 3-3(PK 4-3) vs SC仲西
なんでベスト8に残っているのか、自分たちでもよく分かっていないような表情の選手たちですが、準々決勝の対戦相手はSC仲西さん。言わずとしれた県大会ベスト4、県のトップリーグで戦っている強豪チームです。負けたって何も恥ずかしいことはないので、とにかく積み上げてきたこと(←そんなに無いけどw)を試合の中で出し切れるように、全力でプレーし続けることだけを約束してピッチに飛び出していきます。
試合開始早々から怒涛の攻撃にさらされ防戦一方、相手チームのミスに助けられ無失点の時間が続きますが、これはもう時間の問題かなぁ、と思っていた前半4:40。キックインからのシュートを相手GKが弾いたところ、(運良く相手チームの選手交代のタイミングと重なって)ゴール前でフリーになった たけるの前にボールがこぼれます。そのまま左足で押し込んで思いもよらぬ先制点(別アングル)を獲得します。
これで勢いにのったのか、引いて守らずに、前線での連動した守備を更にアグレッシブに展開します。前半5:40、センターラインあたりのこぼれ球をけんじろうがダイレクトでシュート。避けきれなかった相手チーム選手の手に当たり、良い位置でFKを獲得。これをそのまま蹴り込んで何と追加点(別アングル)。さらに前半7:20、同じような位置からクリア気味のロングシュートを放つと、相手チーム選手にあたったボールがそのままゴールへ吸い込まれます(別アングル)。
このまま逃げ切れるわけもなく前半のうちに失点、それでも3-1という正に想定外のスコアで前半終了、ハーフタイムでは、たぶん後半は失点を重ねるかもしれないが、それでもやるべきこと(守備の強化)を徹底してやりきろう、という部分を確認します。
想定通りに後半は防戦一方、失点を重ねとうとう同点に追いつかれます。体力を使い果たした かいり(本当によく走った!)をひろとに替えて、死力を尽くした守備でなんとか同点のまま試合終了。結果をPK戦に委ねます。
ついこの前まで、まともにボールを蹴ることさえ出来なかった選手たちが堂々とPK戦に挑んでいく様子に感動しつつ、結果を見届けます。いかにも素人GKっぽい きょうの活躍にも助けられ、幸運にも4-3でPK戦を勝ち抜けました。勝ったのに、喜びを爆発させることのない選手たち(笑)。喜び方を知らないのか、体力が残っていないのか。もう少しサッカーの楽しみ方も突き詰めていきたいですね。
■プレーの振り返り
vs 浦城前半
1:25 前線での守備からボールを奪取、右サイドでこうがが外のスペースへ広がりながらパスを呼び込む。ツータッチ目でスムーズにシュートを撃てる位置への見事なトラップから、サイドネットへ突き刺す見事なゴール。
vs 浦城後半
8:10 相手のキックインを強引に奪ったかいりが、強引にゴールまで運ぶ。意地のゴール。
vs 当山前半
0:01 失点、キックオフからの直接シュートをGKが弾いてしまう、まぁしょうがない。 0:35 失点、かいりが当たるべきところに、たけるが飛び出してしまった、カバーに入らはないといけない かいりは棒立ち。けんじろうのディフェンスもぬるすぎる。
4:15 失点、コーナーキックからカウンターをくらう。相手チームのカウンターがキレイすぎたが、GKきょうの立ち位置次第では対応できた?
6:10 失点、またしてもコーナーキックからのカウンターで。たけるは奪いに行くよりは遅らせることができればよかった。きょうは、こうがにパスしたい気持ちはわかるけど、いったん外に出してプレーを切るべきだったかな。
7:35 FKのこぼれ球を、たけるが押し込んでゴール。
8:50 かいりが前線で粘ったこぼれ球を、たけるが左足で押し込んでゴール。
vs 当山後半
2:50 キックインから、けんじろうのゴール
6:15 けんじろう、ドリブルでかわしてから良いコースにシュート、これで同点
7:45 けんじろうのキックインを相手GKがはじく、はじいたボールをこうがが拾って、最後はかいりがゴールへ押し込んで逆転
vs 神森前半
7:00 たけるが中盤でボールを奪って、前線のかいりへパス。抜け出したかいりが落ち着いてフィニッシュ。
vs 神森後半
0:30 FKから失点
5:45 キックインからゴール
8:25 GKクリアランスからボールをうけたこうがが運んで、かいりへラストパス、落ち着いて流し込んでゴール
9:10 かいりが落としたボールを1フェインといれてからけんじろうがシュート、相手GKの股の下からゴール
9:25 相手キックオフからGKの前に落とされて、ディフェンスの帰陣おいつかず失点
vs 仲西前半
4:40 キックインのこぼれ球を、たけるが押し込んで先制
5:40 ハーフラインあたりのこぼれ球を、けんじろうがロングシュート、相手DFの手にあたってFK獲得、直接蹴り込んで追加点
7:20 ハーフラインあたりのこぼれ球を、けんじろうがロングシュート、相手DFにあたってゴールに吸い込まれる
8:35 失点、かいりが奪われたあとの、こうがのプレーはどのように改善できるでしょうか。
vs 仲西後半
2:45 FKから失点、きょうは懸命にジャンプするが届かず。けんじろうジャンプすればヘディングできた? よけるぐらいなら、ブラインドにならないようにコースをあける?
4:05 失点、けんじろうのディフェンスが軽かったのと、かいりが燃料切れでチェイシングできず、フリーで打たせてしまった