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2023/10/7-8、宜野湾市長杯(U-12)@宜野湾市海浜公園多目的広場

宜野湾市長杯にお招きいただき、2日間で4試合をこないました。来週に迫った全日県大会に向けて、腕試し的な感じでしたが、強豪ひしめくなか、何を勝ち取ることが出来たでしょうか。

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実は金曜日の練習後に、土日の試合で試してみたいことを話し合っていたところ出てきたアイデアのひとつが、5トップ構想でした。確かに、これまでは守備の強化、安定化をテーマに、攻撃の枚数を2トップとか1トップに抑えて、守備の枚数を多めにすることが多かったです。

6年生たちの意見としては、いちど徹底的に攻撃を強化する布陣を試してみたいとのこと。1試合を通してずっと5トップということはありえないというのも理解できているようなので、パターン①を、2-0-5のシステム。パターン②を、2-3-2のシステムとして、試合の局面の中で使い分けていく実験をしてみました。

初日1試合前の布陣は、キーパーきりゅう、ディフェンスの2枚を、ひめのとけんじろう。5トップは左から、れいや、りく、ともき、ゆうき、じゅん。試合開始から、ガンガン攻め込みます。サイドを崩したり裏へ飛び出したり、何度も決定機を作りますが、なかなかゴールを割ることができず。前線に人数を増やすことでシュートチャンスは確実に増えましたが、決定率を高めることができないと、結果として5トップの効果が半減してしまうことを身をもって体験することできました。

ただ、試合後の振り返りで分かった副次的な効果としては、前線に人数を増やしたことで、相手陣地での粘り強いディフェンスができるようになったことがありました。後ろの人数が少ないので裏に飛び出されると弱いのですが、そもそも裏に蹴り込ませないように前線でディフェンスが出来るようになることの効果は、選手たちも強く感じられたようです。

唯一負けてしまった初日の2試合目においても、引いて守るのではなく前線から積極的な守備を行うことの手応えは掴めていたようです。

2日目も同じ方針で試行錯誤を続けました。第1試合の対戦相手の試合を事前に観ることができたので、システムやポイントの確認をおこない、自分たちの試合前のミーティングで共有したうえで対応策を検討することができました。相手チームの10番を、ゆうきが徹底的に抑え込んで攻撃を許さず、前半から徹底的に攻撃を行いました。点差が確保できたので後半では控えメンバーが出場しますが、先発メンバーの頑張りに刺激をうけたのか、積極的なプレーを継続して後半も失点をゼロに抑えることが出来ました。

2日めの第2試合、まだ決定力の課題は残りますが、存分に攻撃パターンを試すことができたのではないでしょうか。ただし、途中から攻撃の楽しさばかりに気を取られた結果、ディフェンスラインの雑なラインコントロールが目出ちました。ラインを下げていれば裏を取られることも無かったのに、それをサボって相手チームに決定的なチャンスを与えてしまう。これが本番の試合で起きたら、後悔してもしきれないと思うのですが、ともきさん、そのあたりどうでしょうか。

というわけで、10月に入っても強い日差しで日焼けしまくりでしたが、無事に2日間の大会を終えることが出来ました。チームから選出された優秀選手は、6年生のひめのと5年生のりひと、でした。すべてのメンバーが大活躍なので、2名を絞り込むのは大変なのですが献身性や成長度合いなどから判断しました。

そして暑い中、また時に雨の降る中で帯同いただいた保護者の皆様、審判ご担当いただいた皆様、今週もありがとうございました。来週は全日県大会で金武へ遠征となりますが、引き続きよろしくおねがいします。

下記は、各試合の得点/失点を中心とした見どころだけ抜き出してます。選手の皆さんは失点シーンをしっかり振り返ってくれると嬉しいです。誰が、どのような動きをすれば失点を防ぐことが出来たか。よく見直してみてくださいね。

1日目

第1試合:6-0 vs 大里JFC

11:55 相手チームのクリアミスを、ともきが反転してシュート

13:45 相手チームのパスミスをゴール前で奪ったりくのシュート

16:28 コーナーキックからともきのヘディングシュート

第2試合:2-5 vs 宇栄原FC

0:08 GKがミスキック、相手に奪われショートカウンター。ニアをつかれるシュートで開始早々に失点、おねがいだからキーパーはニアをしめてください。

6:32 コーナーキックから失点、じゅんは何故マークをあきらめたのでしょうか。

7:56 ファーへのクロスに対応できずフリーでヘディングシュートを許す。そのまえのファインプレーで集中力がきれていた?

19:13 自陣ゴールキックからのロングパスをキックミス、相手にカットされる。そのあと誰もゴールを守ろうとする動きを見せること無く、相手にシュートを打たれ失点。

19:40 失点のあとのキックオフで、ともきのロングキックを相手チームが処理ミス。スピードを落とさず突っ込んで行ったりくがボールを奪い、そのままシュート

後半

1:34 相手チームの直接FKをGKが弾く、相手チームは3人ぐらい詰めてきて難なく得点。残念ながら、味方は立ってみてるだけ。

3:34 ともきのFKをキーパーが弾く、つめていたゆうきがゴール。


2日目

第1試合:7-0 vs 普天間フェニックス

0:36 ともきのクロスを相手がクリア、そのボールをゆうきがヘディングで、りくへ落として、そのままダイレクトシュート

1:10 じゅんが相手ボールをインターセプト、前へ急がずサポートのゆうきへ落とす。ゆうきは、真ん中でフリーのりくへパス、りくは左サイドへ走り込んだれいやへ更にパス。れいやが中へ入ろうとしたところでファールをうけてPK獲得。残念ながられいやのPKは決まらなかったが、素晴らしい展開。

8:34 ともきのクロスをゆうきが見事なヘディングシュート、クロスもシュートも素晴らしかったです。

9:07 ひめのが奪ったボールをゆうきへパス、前を向いてともきへパス。ともきがゴール前に浮かせたパスを、りくが頭で絶妙の位置へコントロール、そのままシュートで見事なゴール。パスを出したゆうきが、そのまま前線へダッシュしていく動きも、とても素晴らしかったです。もし、りくがコントールに失敗しても、セカンドボールを狙いにいけたと思います。

12:38 ボールをキープした相手の動きをよく見て、りくがスピードでボールを奪う。そのままゴールへ向かうドリブルでニアを撃ち抜くシュート。

13:55 ゴールキックを、けんじろう→ゆうき→りく→れいや→りく、とつないであっという間に相手ゴール前へ。得点を奪うことは出来なかったが、サイドを駆け上がるりくのスピード、れいやのワンツーの精度などお見事でした。

14:30 ともきの浮き球を受けたれいや、パスではなく自分でドリブル突破を目指した左足で前にボールを運ぶ最初のタッチが最高でした。この日のれいやは積極的なドリブル突破が目だって、とてもよかったですよね。

15:35 ともき、左サイドからドリブルで中へ持ち込んでシュート。GKのこぼれ球にしっかり詰めていたじゅんがゴール。よくつめた!

17:15 ひめのがキーパーにバックパス、すぐさまバックステップでパスをもらえる位置で移動して、きりゅうからのパスを前向きの姿勢でうける。しっかり顔を上げて、右サイドのじゅんにパス。ドリブルで、じゅんが1枚はがして前進。このとき、前線のれいやとしっかりアイコンタクト。れいやは指を指して、どこにパスが欲しいかをアピールしているのも動画に写っています。そこへ、じゅんがドンピシャのパスを通す。DF2枚に挟まれながら、見事にボールを収めるれいや。わずか3タッチでシュートまで持っていくコントロール、左隅にきっちりコントールする素晴らしいシュート。ひめの→じゅん→れいや、と繋いだこの日のベストゴールだと思います。


18:12 右サイドのともきが、となりのゆうきへパス。見事なキープから、更に隣へ走り込んできたれいやへパス。れいやがダイレクトで左隅に決めるシュート。これまた見事。


第2試合:2-0 vs 長田ドラゴン


14:46 失点には至らなかったものの、まずい守り方のシーン。きりゅうのゴールキックが結果として相手チーム6番の前に落ちて、ディフェンスを背負いながらも前を向いて自由にパスを出せる体制になっています。にもかかわらず、ともきは相手FWよりも前のポジション。ゆうきも横並びのポジション。結果として裏にボールを出され、ゆうきが慌てて追いかけるも体勢が悪くクリアミス。幸い、失点には至りませんでしたが、裏にボールが出た後も必死でゴールを守りに行く様子が見えないともきの姿勢には疑問を感じます。相手ボールになった瞬間、攻撃から守備への意識の切り替えと声掛け。相手のボールの持ち方に余裕があるのであれば、インターセプトを狙うよりまずは相手と自陣ゴールの間に立って裏を取らせない。守備の原則をしっかり理解してチームで実践できるようになりたいです。



16:30 ハーフライン手前でボールを奪ったりくが、そのままドリブル突破でゴールを奪います。強引ではありますが、それも持ち味ですね。


後半
1:00 相手のクリアをハーフライン過ぎでインターセプトしたりくが、スピードあるドリブルでゴールへ一直線。シュートはいったんキーパーにあたりますが、自分で詰めてゴール。すばらしいスピード、すばらしい持久力。


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