2023/10/29、午後の部で優勝(なんと連覇!)、ライオンズクラブカップ 午後の部@浦添市多目的屋内運動場
西原南小、この日は朝から運動会でした。今年も短縮版ではありましたが、入念に準備を重ねてきた子どもたちが躍動する姿を目に焼き付けつつ、閉会式間際には気もそぞろ。なぜなら午後はライオンズクラブカップ参戦するため、即座にチームで移動しないといけないのでした。お昼ごはんを食べる暇もなく、急いで移動して試合に備えます。
ライオンズクラブカップは3ピリオド制で、低学年(7名)が出場する前半、高学年(6名)が出場する中半、低学年(2名)+高学年(GKふくめ3名)+保護者(お母さん、2名)が参加する後半、という変則的なミックスマッチ、毎年とても盛り上がります。ちなみに昨年は決勝でPK戦を制して、午後の部は見事に優勝しました。
あわただしく会場にあつまり、いそいそと試合の準備を進めます。試合時間も短いので、誰がどのタイミングで出場するか、など事前に確認しつつ、初戦はソーマプライアさんとの対戦。中半おわって、1-1の同点という緊迫した展開でしたが、なんとか後半がんばって初戦をものにしました。
初戦: 3-1 vs ソーマプライア
前半:0-1
中半:1-0
後半:2-0
2:50 失点
カウンターから失点。DFは頑張って帰陣したが、ボールばかり見てゴールに入る人がいなかった。キーパーは、あの角度であれば飛び出すよりはニアをしめてゴールを守る方が良かったかも。
16:43 りくが押し込んでゴール
21:17 オウンゴール
25:15 しんりのゴール
2試合目:2-2 vs 坂田FC(B)
2試合目は坂田FC(B)さんとの対戦。Bチームを作れる選手層の厚さが、いつもながら羨ましい限りですが、なんとか必死でくらいついて、同点で試合を終えます。
前半:0-1
中半:2-1
後半:0-0
合計:2-2
7:00 失点
13:20 かいりの得点
結果的にゴールになったが、れいやがボールをもったときのチームとしての動きがイマイチ。
れいやが前を向いてボールを持てているので、健次郎は裏を狙う動きをしないといけない。
せっかく、れいやが裏へ良いパスを出したのに、合わせることが出来なかった。
相手ボールになったとき、けんじろうがチェイシングしているところで、かいりが連動してインターセプトを狙うべきだったが、かいりがゆっくり歩くだけだったので前からの守備が連動しなかった。
14:35 れいやのFKからの得点
壁がジャンプするのを見極めて、壁の下からゴールを目指す技ありのゴール。なんとも、れいやらしいですね。
16:10 PKから失点
決勝戦:vs 沢岻ティーダキッズ
予選リーグを1勝1分けで終えますが、他チームの対戦結果により運良くグループ1位で抜けることが出来ました。決勝戦の相手は、沢岻ティーダキッズさん。
ゲームプランとしては、低学年の前半は歯が立たないことが予想されたので、なんとか失点を最小限にして中半/後半で逆転を目指す、というものでした。前半を0-1で終えることができたのは上出来でしたが、中半も負け越すというのは正直予想外。後半を残して、0-2とリードを許す展開。とはいえ、攻撃の形は作れているし、どうしたものか。。。
中半と後半の間のミーティングで、チームの目指すべき方向性を確認しました。まず、勝ちたいのか、あるいはお祭り楽しめれば良いのか。この点については、やはり勝利を優先したいという意見が多かったです。そのためには、誰が試合に出るべきか、出る選手は試合に出られない選手の分まで責任を負うことができるのか、というあたりを確認しました。
そして0-2の点差を、わずか6分で逆転するために取るべき作戦は?というところで、やはり最終的にはお母さんの得点(=2点)を活用するべき、という話になりました。そのために、お母さんたちが立つべきポジションはどこなのか。そこへ、どんな性質のパスを出せば良いのか。最後に、もういちどチームで円陣を組んで最後の6分間を迎えます。
相手チームからボールを奪ったあと、予定通りお母さんに良いパスを出していく展開、お母さんたちも良いポジションを取れています。攻撃の形は作れていながら、それでも得点には至らず、時間だけが過ぎていきます。
残り時間3分ぐらいで、りくのシュートが決まります。ここでスコアは、1-2。お母さんへのパスではなく、6年生による得点を優先して、まずは同点を目指すのか。葛藤している間にも時間は過ぎていきます。
気づけば、残り時間は30秒程度。キーパーともき焦ったのか、ゴールクリアランスで投げたボールがりくの背中に当たる始末(笑)。それでも落ち着いていたりくがボールをコントロールして、顔を上げた先にはフリーになっている いづみさん(じゅんのお母さん)の姿が!
これ以上ない、やさしいパスがピッチを横切ります。
その直後、いづみさんの置きどころを意識した最高のトラップから、ゴールキーパーの立ち位置を見極めた素晴らしいシュートが炸裂。そして、お手本通りゴール前に詰めていた、さとみさん(金城ゆうがのお母さん)の押し込みも有り、見事なゴール。なんと、このゴールが決まったのは、残り16秒。リスタートを急ぐ相手チームの猛攻を防ぎ、試合終了の笛とともに訪れる歓喜の瞬間。劇的な勝利に、チーム一丸となって喜びを爆発させます。
昨年の決勝は試合終了間際に追いついてPK戦で勝利、という展開でしたが、それを上回るドラマチックな展開。親子どもども、もう一生わすれられない大会になりましたよね。
3-2 vs 沢岻ティーダキッズ
前半:0-1
中半:0-1
後半:3-0(りく、じゅんのお母さん)
合計:3-2
4:10 FKから失点
11:00 カウンターから失点
カウンターから見事なシュートを決められましたが、改善の余地としては、りくが自分のマークを捨てきれなかった結果、打たれたシュートとも言えます。右サイドから戻ってきていたじゅんが、りくに対して「当たれ」と声をかけて、りくのマークを引き取れば、りくがシュートブロックできたと思います。守備および攻撃から守備への切り替えの局面(=ネガティブトランジション)で何を優先するのかを、個人/グループ/チームできっちり共有しておきましょう。
それと、キーパーは高さ的には間に合っていたけど、手を上げるのが追いつかなかったように見えました。先日のパーソナルトレーニングのときにも確認しましたが、キーパーは手をぶらりと下げた状態で待つのではなく、シュートストップのために両手を構えた状態で待ち構えることが大事です。日々の練習からしっかり意識しましょうね。
24:25 りくのシュート
27:00 りく→いづみさん→さとみさんのシュート
というわけで、今年も楽しいライオンズクラブカップが終了しました。朝の運動会から始まった長い1日でしたが、劇的な優勝が嬉しすぎて有志で西原祭りへ移動しての祝勝会ふくめて、本当に最高の1日でしたね。長丁場、おつかれさまでした!