2023/11/5、JA共済カップ 地区予選(U-11) @当山小
毎年のことですが、チームの規模からしてU-12がメインとなるため、年間通してU-11としての試合はあんまりこなせていません。それに加えて、2日前にU-12の県大会が終わったばかり。チームづくりをする余裕もない中で臨んだ大会の結果はいかに。
この日は、ゆうがと、たけるが不在。来られなかった2人のためにも、なんとか今日の試合を勝ち残りたいところですが、U-11だけの試合が楽しいのか見慣れない会場のせいなのか、真剣にアップを始める他チームの選手たちを前に、到着早々あそびだす選手たち。まったく緊張感というか自覚がないです。まぁ、いつも通りですが(笑)
この日は遅めの試合だったため、先に行われている港川vs浦城の試合をしっかり観戦して、ポジション的に自分が対峙する相手選手の特徴や、チームとして注意すべきポイントを確認します。
もちろん確認したからといって、完璧に対応できるわけではないのですが、それでも観ること、考えることが大事だし、サッカーをより楽しむ要素でもあると思います。ちゃんと話を聞く選手も、まったく聞かない選手もいますが、できるだけ落とし込んでいきたいところです。
グループリーグ 第1試合:0-0 vs 港川
事前の分析から、まずはゴールを守るために守備を固めることを優先します。GK、きりゅう。DFは右から、こうが、けんじろう、きょう。MFは、こう、りゅうき、かいり。ワントップは、りひと。
苦手意識のある港川さん相手に、どうなることかと思いましたが、序盤から緊張感を持って挑んでいきます。守備局面における目的は、①ゴールを守る、②ボールを奪う、の2点であるという認識をチームで確認しましたが、とくに②はチーム全体で連携することが大事ということで、トップの りひとからガンガン相手チームにプレスをかけていきます。
ほとんどの時間帯を自陣の守備で過ごすことになりましたが、前後半さいごまで集中力を切らすことなく、最後まで守りきりました。
想定外の無失点にベンチふくめ盛り上がっていたところ、あまりの喜びように他チームの方から「え、勝ったんですか?」と聞かれたり(笑)
たとえゴールを奪うことは出来なくても、この試合で実現したかった無失点を成し遂げたことで、選手たちも達成感を得られたようです。
第2試合:0-1 vs 浦城
つづいて浦城さんとの第2試合。第1試合に比べるとボールを持つシーンも増えてきましたが、前半8:47に失点。
なんとか取り返そうと頑張りますが、この日の布陣では得点まで至ることは難しく、残念ながら敗戦となります。
選手たちは最後まで諦めずに走っていましたが、一瞬のすきをつかれた失点がなんとも残念です。
失点のシーンを振り返ると、警戒すべき相手チームの18番が右(自陣左サイド)から突破。ボールに目を奪われすぎて、けんじろう、きょうがマークすべき相手選手を捨ててしまっている。
ボールばかり観ないで、自分のマークとボールの両方を観られる位置に立ちましょう、という基本が出来ていないがゆえの失点。
分かっていても外されてしまうので、本当に何回も首を振って相手の位置を確認しないといけないのですが、まだまだ頻度が足りません。
逆に言えば、どんなに怖い選手でも外に追い出してしまえば、最悪クロスを入れられるだけなので、中でしっかり抑えておけば失点の確率はだいぶ下げられるはず。
それと、強烈なシュートというわけではなかった(足元にころがってきただけのボール)ので、キーパー止めてほしかったなぁ、というのはあります。
まぁ、でも全員で力を出し切った上での敗戦なので、しょうがないですね。
トーナメント第1試合:0-3 vs 当山
グループ3位抜けとなり、他のグループを2位で抜けてきた当山さんとの試合でした。これに負けてしまうと、この大会はここで終わりとなります。
試合前のミーティングで話し合ったのは、得点力の欠如について。点を取らないと勝てないのだけど、いまの布陣では点を取れる気がしないよね、じゃぁどうしよう?
いろいろ話し合った結果、攻撃陣と守備陣を入れ替えよう、という結論になりました(笑
割りと走れる選手、比較的ボールをちゃんと蹴ることのできる選手で守備を固めていましたが、ある意味、守備を捨てて攻撃に全振りする形。
果たして、うまくいったのでしょうか。
残念ながら、そんなに甘い世界ではなく、開始早々から失点を重ねる結果となってしまいます。その後、攻撃の形を作れたシーンもありましたが得点には至らず、0-3での敗戦となります。
攻撃はもちろん大事ですが、しっかり守れないと、そもそも攻撃を開始できない。ある程度は守れるシステムをベースにすることの大事さを、選手たちは身をもって経験することができたのではないでしょうか。
3試合目で体力的に厳しかったのもあるでしょうけど、それは相手チームも同じですよね。交代選手を確保できないことを選手のせいには出来ませんが、まぁ、それも含めてのチーム力ですね。
ということで、U-11初めての公式大会は予選終了という結果に終わりました。この代は児童オリンピックに続いて県大会の出場を逃してしまったわけですが、この悔しさをバネにして日々のトレーニングやサッカーへの取り組み方を改善してくれると嬉しいです。
個々に見ると、りひとの前線でのプレスの頑張りは素晴らしかったです。ちゃんと方向を意識したり、プレスに走りながら後ろの選手へ連携のための声掛けをできるところとか、ちゃんと理解して考えてプレーしてるのがよく分かります。
それから、こうの成長も素晴らしかったです。以前からよく走ってくれてはいるのですが、腕の振り方など走り方の改善を意識したっけ、一気に走力があがった印象です。体幹も強く大きな選手に当たり負けせずにダッシュする姿は、何度も会場を沸かしていました。
はるきも、ただ1人の4年生でしたが物怖じせずに頑張りました!
他の選手も、個々にとてもよく頑張っていました。やはり真剣勝負の中でこそ、選手たちは成長するのだなぁ、というのも強く感じました。できるだけゲームを組んでいきたいので、父母の皆様のさらなるご協力をいただけますと幸いです。