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2023/11/3、全日県大会3回戦 vs FC琉球U-12 @県総蹴球場

■全体的な話

この日は9:30からの第1試合参戦のため、県総蹴球場に8時集合。集まってみると、なんか見たことないほど緊張している選手たちの姿に思わず笑ってしまいましたが、それもそのはず、今日の相手はFC琉球 U-12さん。どれぐらい力の差があるのか、そのイメージすら湧かないぐらいの強敵を前に、緊張するなというほうが無理ですよね。

適度な緊張は良い影響を与えますが、固くなりすぎて持てる力を出しきれないのでは、これまでの積み上げを考えると残念すぎます。アップで必要以上に声を出したり、何とか緊張をほぐそうとしますが、どうにもこうにもほぐれず、結局試合開始まで緊張したままでした。ちなみに試合開始後は、想像以上にレベルの高いFC琉球 U-12のサッカーに大慌てで、もう緊張している暇は無かったみたいです(笑

試合前の確認事項としては、失点した際の態度について気をつけよう、というあたりでした。失点ゼロはありえないとして、多少の失点は覚悟のうち。もしかしたら大量失点するかもしれない。今シーズンこなしてきたゲームの中で、大量失点から気持ちが折れてしまった試合(美原クラブさんや西原東FCさんとの練習試合)や、負けてもやりきれた試合(サンライズカップの西原東FCさんとの試合など)のことを思い出しながら、大量失点したとしても最後まで諦めず力を出し切ることを誓いあいます。また、決してディフェンスだけに終止するのではなく、なんとか1点だけでも、得点を目指すことも忘れませんでした。

いざ試合が始まってみると、相手チームの個々のレベルの高さや、お手本のような攻撃展開に防戦一方となります。サイドを突破され簡単にクロスを入れられますが、その精度や、中で待ち受ける選手たちの動き出しなど本当に素晴らしかったです。GKの対応でニアを固めれば、しっかりマイナスのところに走り込む選手がいたり、引いて守ればミドルシュートを打たれたり。逆に言うと何をしてくるか分かっているわけですが、そのスピードや継続性に太刀打ちできるはずもなく。前半終了時点で、0-2。

ハーフタイム、いつも以上に疲弊している選手たちをみると、チームの連動した動きだけでなく、個々の競り合いでもだいぶやられている様子が伺えます。まったく敵わなかった部分がほとんどですが、局面や個人レベルでは張り合えていた部分もありましたでしょうか。レベルの高さを肌で感じられる、非常に貴重な機会でしたね。

後半も、(私は次の試合の審判ミーティングで見てなかったのですが)開始早々から立て続けに失点、ともきが意地の1点を決めるも、1-5で試合終了となります。とはいえ、心が折れて試合を投げ出したりせずに、最後まで諦めないという当初の約束を破ることもなく、そして1点だけでも得点するという目標も達成して、みんな本当によく頑張りました。

試合結果:西原南FC 1-5 vs FC琉球 U-12

■個々のプレーの振り返り

1:07 開始早々に失点。ハーフラインぐらいの相手チームスローイン、インターセプトを狙ったれいやが、体を入れ替えられてサイドを破られる。ドリブル突破してきた選手の足が早すぎるのもあるが、全力で速攻を仕掛ける相手チームに対して、帰陣するDF陣ののんびりさが際立ちます(怒)。けんじろうは腕だけでも入れるべきだったし、じゅん、ともきはボール見てるだけで、相手の位置が見えていない。ちゃんと同一視できる立ち位置を維持できるようになりましょうね。

17:15 ともきの不用意なクリアミスが、嫌な位置で相手へのパスになってしまう。無理に左足でそのまま蹴らなくても、相手のいない方向へトラップしてボールキープ、得意の右足側へコントロールしてクロスも狙えたはず。

キックの精度の問題よりも、周りの状況を観て何をするべきかの判断そのものが間違っていたのがポイントです。また、キックミスのあとに自らボールを奪いにいったのは良かったが、そこから次の選手にパスを出されたあと、足が止まってしまう。すぐ近くの相手なのだから、ともきが連続して追いかければよかった。ともきが戻らないので、けんじろうがプレスに行かないといけなくなり、つまり外に釣り出されて、ゴール前のバイタルエリアにスペースが出来てしまう。そこをうまく活用され失点。けんじろうは、自分が飛び出すのではなく「ともき、そのまま行け!」と声をかけられるとよかったですね。とはいえ、ゴールを決めた選手の華麗なターンからスピードアップ、冷静なゴールも素晴らしかったです。

23:00 後半開始早々に失点。最終的には、相手チームはこぼれ球に詰めてきているのに、DF陣はボールを見ているだけでゴールを埋めに戻る動きが出来ていない、という失点に見えます。後半開始の、入りの部分で集中できていなかったチームと、そういうタイミングでこそ集中して動けるチーム。その違いが分かりやすいシーンでしたが、そもそもシュートを打たれず、ゴール前にボールを入れられないようにするにはどうすればよかったでしょうか。

失点のシーンから少しだけ巻き戻すと、そもそも攻撃の起点は相手チーム右サイドバックによる自陣からのロングフィードでした。DFラインの裏を狙いに来たロングフィードに対して、しっかりラインを下げて対応できていたのは良かった(ロングフィードの供給元の選手は前を向いて余裕のある状態だったことまで観て判断できていたかな?)。その後、GKへのバックパスという選択も問題ないです。
このあとに問題があって、バックパスを受けたGKがクリアミスして、ペナルティエリアのすぐ外ぐらいにいる相手へのパスになってしまったことが失点の原因と言って良いと思います。

GKのクリアが思ったより飛ばなかったのはしょうがないと思います。むしろ今のキックの精度では、飛ぶ方がまぐれ。それなのに、GKはバックパスをワンタッチで真ん中にクリアするという選択をしたのは何故だったのか。バックパスを受ける際に、まわりの状況を確認していたでしょうか。パスコースは無かったのでしょうか。

動画を見返してみると、パスコースは無さそうです。バックパスが出た瞬間にサイドバックは外に開いてパスコースを作る動きをできていない。MFの帰陣も遅く、GKからパスがもらえる位置に顔を出すことも出来ていない。

パスコースがなければ、GKはどうすればよかったか。クリアするしか無いわけですが、クリアの方向はなるべく相手の密集していないエリアを狙いたかったですね。サイドに蹴り出すとか、何ならゴールラインへ蹴り出して、相手のコーナーキックにしてもよいぐらいです。そして「なんでパスコース作れないんだよ!」と味方にブチギレるぐらいのGKで良いと思います。


24:35 連続失点、相手のカウンターに戻りきれず失点します。この連続失点がなければ、、、と悔しい限りですが、後半立ち上がり早々の失点で気が動転したのか、チームとしての守備とくにDFラインのコントロールがボロボロでした。

相手チームがゴール前でボールを回しているところに、なんでりくがプレスにいっているのでしょうか。それはトップの仕事では? 

そこから、相手の右サイドハーフにパスが出たところに、れいやが飛び出していってしまう。インターセプトを第1優先というのは正しいのですが、まだ相手陣内(こっちからみるとアタッキングサードのエリア内)にあるボールに対して、サイドバックが釣り出されてしまうのは、さすがにやりすぎかなぁ。結果、DF陣が前に前に釣り出されて、後ろに大きな穴を開けてしまっていますよね。けんじろうは、「れいや、まだ行くな!」という声かけができると良かった。

ピッチ全体を俯瞰して、どのエリアではどのようなプレーを優先するか、というルールがありますので、また次回の勉強会で確認しましょう。

39:35 けんじろうのスローインが思ったより遠くまで飛んで、追いかけた りくがアウトサイドでクロスをあげる。キーパーの前の空いたスペースに走り込んだ ともきがゴールへ押し込んで待望の得点。見事に目標達成!

40:30 最後の最後でまた失点、余計な失点で勿体ない。相手チームのフレッシュな選手についていけない、集中力不足、スタミナ不足。守備の原則を徹底できていない。GKは届かないのにジャンプするのはやめて、すぐにポジションを取り直せばよかった。


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