2023/10/15、全日県大会(U-12)@金武町フットボールセンター(天然芝)
■この試合の位置づけと試合への入り方
いよいよ、待ちに待った全日県大会。対戦相手は船越FCさんです。何を隠そう、昨年の全日県大会において(奇しくも、ちょうど1年前の10/15でしたね)、2-9で惨敗を喫したチームです。(ちなみに、昨年の様子は、こちらから。)
またボコボコにやられてしまうのでは、、、いや自分たちも成長しているはずなので雪辱を果たすチャンスもあるはず、、、対戦相手を知らされた選手たちの反応は様々でしたが、そう簡単に倒せる相手ではないことだけは確実。前日まで練習試合を組んで、最後の最後まで様々なプランを試してみました。
ケガ人の絶えない今シーズン、ようやく6年生全員が揃ったのはつい最近のことです。そこからいろんな試行錯誤を経て、事前準備としてやるだけのことはやった、はず。とはいえ現地に集合してみると、緊張感からか、頻繁にトイレに行きたがったり(笑)、どうにも覚悟が決まらないというか、浮足立った感じを拭えません。
せっかく準備してきたことが発揮できない、もてる実力を発揮しきれないのでは何とも勿体ないですよね。まずは覚悟を決めてもらわねば、ということで、試合に勝ったことを想定してチームとして喜ぶ練習から始めてみました。円陣を組んで、勝利が確定する試合終了の瞬間を擬似的に設定して、みんなでテンションをあげてとりあえず喜びます(あくまで、喜ぶ練習です)。その後、保護者のエリアへ駆けつけてハイタッチで喜びを分かち合います。保護者側もハイテンションで、勝利した子どもたちを称えます(もちろん、これもあくまで練習です)。
初めての試みでしたが、いろいろ抑圧されがちな今どきの子どもたちが、喜びに感情を爆発させる姿というのは見てるだけで素晴らしいと思いますし、それを、応援する保護者と分かち合うことができるなんて、最高ですよね。そんな最高のシーンを練習とはいえ体験してしまうと、チャンスがあれば勝ちたいとか消極的なムードではなく、もう何があっても勝たなくては、という感じになったのではないでしょうか。途中、相手にリードを許すことがあっても、最終的には自分たちが必ず勝利する、そしてみんなで喜ぶ。そのために最後まで決して諦めない。というムード作りが出来たのではないでしょうか(と、私は思うのですが皆はどのように感じたでしょうか、少し時間をあけて子どもたちにも聞いてみたいです)。
なんにせよ、ここまでの集大成とも言うべき大一番。ピッチに飛び出すスタメンの選手たちを、控えの選手たちが花道をつくってハイタッチで送り出すような演出もしてみたり、とにかく皆で盛り上げました。
■キックオフ、前半
そしていよいよ試合開始、序盤からガンガン攻め込みます。しかし得点には至らず。今日もフィニッシュの精度に欠ける立ち上がりになってしまいました。シュート数では圧倒しながら、そして相手にはほとんどシュートは打たせないまま、それでも前半10:55、なぜか相手に先制点を許してしまいます。
味方がボールを守り切って前線へフィード、即座にラインを押し上げる動きは良かったです。しかし、せっかく味方が守ったボールを、きょうが周りを一切みないでボールコントロールした結果、ラインをあげている瞬間に相手チームのボールになってしまいました。さすがにネガティブトランジション(攻撃から守備への切り替え)も追いつかず、相手チームの10番から、キーパーとディフェンスラインの間に素晴らしいボールを落とされます。そのままシュートを決めた相手選手のセンスには脱帽ですが、きりゅうが普通にゴールラインで守っていれば何てこと無かったのでは?
まぁ、失点は想定内なので、ここでめげることなく攻め続けます。16:35、ゆうきが粘って右サイドから持ち込んで、中央でフリーのきょうへパス。ボールコントロールにもたついてしまったきょうは、後ろからあがってきたりくへパス。しっかりキーパーの位置をみていたりくは、ゴールへふわっとしたシュート。まずは同点に追いつきます。
同点においついて気が緩んだわけではないのでしょうが、19:00に相手チームのコーナーキックから失点、逆転を許します。確かに、いいボールが入ってきたのはありますが、れいやとひめのの役割分担に改善の余地があったのではないでしょうか。ひとをマークする人、ゴールにはいってシュートブロックする人、しっかり会話しておけば、なんなく止められたはず。
■後半
前半を1-2で折り返します。この日は審判担当だったためベンチには入れず、ハーフタイムの修正内容など確認することはできませんでしたが、後半もメンバー交代はなくスタート。引き続き前線からのプレスをさぼらず、何度もチャンスを演出していきます。
0:55 後半開始早々に、りくの突破からゴール。と思われましたが、なぜかキーパーに対するオフェンスファールをとられてゴールは認められず。審判への文句が目立ちますが、それはやめたほうがよいです。
13:05 ともきのスローインをじゅんが受けて絶妙な長さのスルーパス。常に高いポジションの相手キーパーと、りくがぶつかってこぼれたボールを、ちゃんと詰めていたきょうが押し込んで同点。序盤から再三のチャンスをものに出来なかったきょうが、ようやく大きな仕事をしてくれました(笑
18:30 そろそろPK戦を覚悟した時間帯でしたが、ともきのCKをじゅんが押し込んで待望の逆転ゴール。そのまま守備をしめて、なんとか勝ち切ることができました。
2023/10/15、全日県大会 西原南FC 3-2 船越FC
全体としてみると、最初から最後まで気合がはいっていてよかったのですが、ちょっと力が入りすぎていた感じでしょうか。いい意味での脱力ができると良いですね。とはいえ、先制点を許す展開から、同点に追いついて、追いついたと思ったら逆転され、それでも諦めないで最後まで戦った結果に勝ち取った勝利は、とても価値のあるものですよね。本当に最後までよく頑張りました!
全日県大会、次の試合は11/3です。今日の試合をしっかり振り返って、次戦に備えるべくトレーニングを積み重ねていきましょう。遠方まで帯同いただいた父母の皆様、ありがとうございました!