![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117032035/rectangle_large_type_2_7a3d6cefe9cc80b2e4512a0d4c168e41.jpeg?width=1200)
生きるぼくら
青く煙る八ヶ岳の峰を遠く眺めながら、深呼吸をする。生きてるんだ、という言葉がどこからともなく聞こえてくる(P279)
ふたつの手と手を合わせて、ほっこりと握る。 それがおにぎりの形。 これを食べる人が健康でいっぱいご飯を食べられますようにっていう、作った人の祈りの形なんだよな。 (p232)
原田マハさんの小説は、優しく心に問いかけて来るようです。
八ヶ岳を眺める旅…企画を始めます(*^_^*)
(2023/10/04追記しました)
読了しました。 人生という名の主人公が、祖母と血の繋がらぬもう一人の孫、周りの『かっこういい大人たち』に囲まれて 生きる希望を見出す… 読んで佳かったです。
奥蓼科の大自然と地元の方々との心温まる交流。 人生の父親が遺してくれたメッセージ。 認知症との向き合い方にも示唆がありました。 自然農法の稲作を通じて、再び生きる希望を見出す…長い人生、ここらで一休みしたいな…そのようなあなたにお薦めの一冊です。 著者の原田マハさんも稲作のご経験があり、随所にその智慧が散りばめられていました。