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「この世界の片隅に」野外上映会に参加して

 東京国立博物館で、「この世界の片隅に」の野外上映会があった。

 東京国立博物館の庭に大きいスクリーンを設置して、約1,000人ぐらいで夜に映画を見るのは、普段と違う体験ができてよかった。

 映画も私が非常に好きな「この世界の片隅に」で、非常に満足している。
 野外なので、木のざわめきや鈴虫の音が聞こえてくるのだが、映画の内容的に、木のざわめきが聞こえてもおかしくないので、本当にその世界に入り込めたような感動があった。

 「この世界の片隅に」は、本当に良い映画で元々全国の映画館で上映されていなかったのが、話題が話題を呼び、全国の映画館、そして世界中で上映されるほど面白い。

 「この世界の片隅に」は語ろうと思えばいくらでも語れる。ただ、語りたくない作品でもある。
 なんというか、自分の語彙力がないために、「この世界の片隅に」を表現しようとすると、どうしても、元の美しさより劣ってしまう、薄くなってしまう気がするのだ。そのたびに、自分の語彙不足、表現力のなさに絶望する。

 とにかく、「この世界の片隅に」を見てみてほしい。
 いまさら、見るのはなんか違くね?って思っている人がいたら、安心してほしい。

 12月20日に「この世界のさらにいくつもの片隅に」という30分拡大版が、新たに上映される。
 これを見るもよし、今ならAmazonPrimeで無料公開しているので、それを見てもいいと思う。

 また、東京国立博物館に普段行くことがなかったが、映画上映後に少しだけ見に行った。
 少しの時間だけ見るのだと、物足りなかったのでまた行きたいと思えた。

 素晴らしい映画を再確認できたこと、東京国立博物館という場所を知れたこと、とにかく野外上映会に行けて良かった。

カメ

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