49. どうなることかと思ったけど、ベルリンに来てよかった
2019/1/16 Berlin
朝起きてから朝食に洋梨とリンゴを食べた。いつもはこれにパンを食べていたのだけど、ちょっと体が重くなってきているように感じていた。フルーツを多めに食べて、小麦を少し控えることにする。
午前中に少しだけ仕事をして、いつものように昼前に街へ出た。今日は目的が明確に決まっている。バウハウス資料館へ行ってみようと思っていた。
バウハウスというのは、20世紀初頭に誕生した建築・工芸・写真・デザインなどの教育機関である。開校していたのは14年間と非常に短いが、その後のデザインへ多大な影響を与えている。
デザインが本職じゃないぼくでも、さすがに名前くらいは知っている。工業国ドイツが生み出したデザイン潮流。バウハウスのことを純粋にもっと知ってみたかった。
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そんな感じで期待に胸を膨らませていってみたのだけど、金属のフェンスで囲まれていてなかに入ることができない。「まさか閉鎖しているのか…」と、凍える風のなかその場でネット検索してみる。トリップアドバイザーの口コミに、リニューアル工事中で閉鎖しているというレビューが書いてあった。
ショックだ。ものすごくショックだ。
ベルリンは接客で嫌な思いをするし、なんだかツイてないにもほどがある。そう思って口コミを見ていたら、英語でレスがついていた。読んでみると関係者らしきひとの記述で、「テンポラリを開いているので、よかったら見に来てください」という一文が。
「おお、なんでもいいから、せっかくだから見てみたい」と書いてある住所(Knesebeckstr 1-2)をグーグルマップに入れて、バスと電車を乗り継いでその場所へと向かった。
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