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17日目 実質的な最終日に、ぼくは何をやっているのだろうか

2019/7/17 オスロ

定刻の8時半に目が覚めた。そろそろ食材の調整をしようと、残っているリンゴやパンをてんこ盛りに食べる。朝からお腹いっぱいになった。

明日は日本への移動日。そのため今日が実質的な北欧の旅、最終日となる。かといって「どうしても行きたい」といった場所はないため、今日もカフェ巡りすることにした。

noteの日記を書いたあと宿を出たのが正午ごろ。ネットで調べて、まずは『Solberg & Hansen』という店へ行くことにする。グーグルマップで場所を確認すると、オスロ中心部の東へ3キロ。ちょっと辺鄙なところを指している。

「ずいぶん変なところにあるな」と思いつつ、オスロの街なかにいるのも飽きてきたところ。気分転換にちょうどいいと深くは考えなかった。

宿からオスロ中央駅付近までトラムで行き、さらに地下鉄に乗り換えてRyen駅に着いた。辺りは住宅街と大きな中古車ショップ、会社などが立ち並んでいる。典型的な郊外の街並みだ。

マップに従って歩いていくと、目的地にそれらしいお店が見当たらない。「あれ、おかしいな」と思って今度はアップルのマップを開いてみる。やはり目的地に来ていることは間違いない。

ウロウロと周辺を歩くと、目の前の会社に『Solberg & Hansen』の表示を見つけた。「あれ、これはひょっとして…」と建物の裏に回ってみたら、コーヒー豆を積荷しているトラックがいる。つまり『Solberg & Hansen』の店舗ではなく、豆を出荷している会社へ来てしまったのだ。

なんとまあ間抜けなこと。ついでに工場見学でもするかと一瞬思ったけど、アポ無しで応じてくれるはずもなく、自分も手間を掛けてまで見たいわけでもない。もう一度、『Solberg & Hansen』でマップを調べると、街なかに店舗らしき場所を見つけた。宿から歩いて15分くらいのところだっだ。やれやれである。

同じ電車に乗ってオスロ中心部へ逆戻り。これで丸まる1時間ロスしてしまった。実質的な最終日に、ぼくは何をやっているのだろうか…。

気を取り直して、『Solberg & Hansen』の店舗へ行った。ショッピングタウンの一角にあり、平日の午後でも家族連れでそれなりに賑わっていた。

本日のコーヒーからエチオピアの豆を選択。テラスで淹れたてのコーヒーを味わった。酸味の効いた軽い風味で飲みやすい。無駄足を踏んで、疲れた喉にちょうどよかった。

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