50. 日本にいるときの休日の過ごし方のような、ゆっくりと時間の流れた一日だった
2019/1/17 Berlin
あれよあれよとベルリンの滞在も5日目だ。それだけいるのにほとんど写真を撮っていない。そう思って今日は、昼過ぎから街歩きをすることにした。
いつも新しい都市へ来ると、よく足を運ぶ地域というのができてくる。ベルリンでは自然とミッテ地区へ行くようになっていた。
この日も特に行き先を決めずに外へ出て、地下鉄のS Hackescher Markt駅を目指すことにした。
*
地上に出てからひとまず目についたカフェで軽い食事を取った。店を出てからは、足の向くままに歩くことにした。幸い天気は曇り。気温もそこまで寒くはなく、雨も降ってこなさそう。散歩日和とまではいかないけれど、歩きやすい天候だった。
考えずに歩いていたら、結構、良い感じの通りに出てきた。車の通りがそれほど激しくなく、歩道がものすごく広い。歩道沿いにはカフェや雑貨店が立ち並んでいる。
おそらく暖かい季節には、オープンカフェたくさんの人がいるのだと思う。いまはタバコを吸いたい人だけが、こごえながら外の椅子に座っている。ひとの往来は絶えずあったけれど、気温が低いからかうつむきながら早足のひとが多い。
歩いては、良さげな雰囲気のところがあると写真を撮った。ベルリンの街並みは原色が目につく。それも黄色や青色が多い。アジアの都市も原色を多く使っているけれど、少し雰囲気が違う。彩度が抑えられていて、洗練したイメージがある。
歩きながら、夏にベルリンへきてみたいなと思った。暖かい季節には、この黄色と青色の街はどんな表情を見せるのだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?