北欧滞在日記3 お金を先に払うか後に払うか
2019/7/3 ヘルシンキ、エスポー
朝8時に目が覚める。リーは用事があるのか、すでに部屋にいなかった。
朝食を作って食べたあと、洗面所で靴下とパンツの洗濯をする。日本では手洗いで洗濯など思いつきもしないが、海外で一人旅するとよくやる。手っ取り早くて良い。
その後、noteへアップする日記を書いた。書き終わると時刻は11時くらい。昨日と同じようにカメラを持ってヘルシンキへ移動した。
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ヘルシンキ中央駅までは行かず、そのひとつ手前のカンピ駅で降りた。昨日の印象ではこちらのほうにひとが集まっていそうだった。
コーヒーが飲みたくて駅の地下をウロウロしていると、Rkioskiに手動のコーヒーメーカーが備えてあった。日本のセブンイレブンに置いてあるようなやつである。
品出ししている店員さんへ使い方を聞くと、「ここにカップを置いて欲しいもののボタンを押すだけ」とシンプルな説明。その通りにやると簡単にカフェラテができあがった。料金は後払いで、カップを持っていくと精算してくれる。「コーヒーを淹れたひとは、きちんとレジへきてくれる」と性善説に基づいているのか。
そう考えると日本のコンビニはお金を先に払わないとカップをもらえない。ヘルシンキと逆である。お金を先に払うか後に払うか、どちらのシステムを採用しているかでその国の道徳観が垣間見える。
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駅を出てからはカメラを手にしてひたすら歩き続ける。ともかく南へ、海に向かって歩いた。街の中心部を少し離れると、静かな雰囲気の通りに出た。グーグルマップによると、Korkeavuorenkatu(読めない)という通りのよう。
通り沿いにアンティークショップを見つけたので、吸い込まれるように中へ入った。
看板には2つの店名が書いてあり、実際に“HELSINKI SECONDHAND ”と“FASAANI ANTIK ”が同居している。
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