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35. 体力がどんどん削られていく

2019/1/2 Toledo

ソル周辺はずいぶん歩いたし、エル・レティーロ公園にも行った。実質マドリードの最終日である今日はどこに行こう?そこで再びMaryに聞いてみることにした。

すると、「トレドへ行けばいい」と即答された。トレドというのはマドリードから70キロほど離れた小都市である。名前くらいは知っていたが、どういうところかは今ひとつ知らなかった。でもMaryが言うのなら間違いなさそうだ。

ということでこの日は朝9時半ごろにMaryの家を出て、トレドへ行ってみることにした。

電車を乗り換え、直通バスの出ているアトーチャ駅へ着いたのが10時過ぎくらい。すぐに乗れるだろうと軽く考えていたら、バスを待つひとの列が200メートルくらいできていてびっくりしてしまった。

しかもぼくはチケットを買っていない。券売機は2つだけ。当然ながらこちらも10メートルくらいの列ができている。

トレドは観光地なのでバスに乗るのは外国人観光客が多い。みんな券売機の買い方が今ひとつわからないようで、列はなかなか進まなかった。職員が指南してくれれば助かるのだけど、正月二日だからか1人も姿が見えない。

15分くらい待って、ようやくぼくの番がきた。言語を英語に合わせ進めてみて、クレジットカードを入れたところでなぜか機械が止まってしまった。一度カードを差込口から抜いてみるのだけど、同じ画面から動こうとしない。

「おお、どうしよう。職員のひとはいないのか」と探しても、見当たらない。そのうち後ろに並んでいるひとたちが「何やっているんだ?」とざわざわしてきてしまった。

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