No.227 「基礎は何度振り返っても良い」

[起業・団体向け]実践コミュニケーションプログラムの一つに、「フォローアップ研修・コミュニケーション編」がある。入社直後に実施する「スタートアップ研修」の振り返りを、直属上司と共に行ってもらうというユニークな研修だ。

1.理想的な姿勢を保つことが出来ているか
2.受信力の基本は維持できているか
3.発信力の基本は維持できているか
4.相手に心地好く届く発声であるか
5.相手が安心する豊かな表情で接しているか

これらは、アナログコミュニケーションの基礎中の基礎であり、心地好い人間関係構築のために欠かせないものだ。基礎は何度振り返っても良いし、振り返ることを怠ってはならない。

直属上司に確認してもらうのは建前で、実は、上司ご本人もできているのかを振り返ってもらう意図がある。

例えば、挨拶。
上司だから、部下への挨拶は適当でよい筈がない。

例えば、御礼。
部下が何かをしてくれたときに、上司だから御礼を伝えなくてよい筈がない。

例えば、謝罪。
自分に非があっても、上司だから謝らなくてよい筈がない。

これらは、人として当たり前のことであり、上司だから部下だからといった次元の低い話ではない。

『基礎』においては、年齢・性別・身分・上下関係など無縁なのだ。

どの立場の人でも、常に意識し、何度でも振り返るくらいで丁度良い。

合同研修の意図がお分かりいただけるだろう。


2019年9月

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