
私たちの希少性についてちゃんと考えて言語化してみた。
今回は大きめの国際会議のプレゼンの機会をいただいて、ある地方都市におじゃました時に考えたことについて。
プレゼン自体は少しだけ時間超過しちゃいましたけど、ほぼ時間通りに終えることができました。でもその後に質問攻めが約20分。当社のシステム「SMART Conference(https://site.smartconf.jp/)」に強い興味を持っていただいたようで、なんだか嬉しいのと、ちょっと運営計画の部分で説明不足があった反省もあり、大いなる学びの時間になりました。
一つずつ細かなことだけど、丁寧に回答させていただき、無事終了。
今回のプレゼンは地方都市での開催で、当社をプロポーザルの候補会社に推薦してくださった方がいらしたのですが、それだけでもう、本当に嬉しくて感動しておりました。
わざわざ、富山にいる私たちを呼び寄せてくれた方の想いを想像しながら、自分たちが地元以外の地域で会議のコーディネートをする意味ってなんだっけ?私たちが提供できる価値はなんだっけ?と考える貴重な時間を過ごせたことも、本当に素晴らしいことでした。
突き詰めて考えていった結果、このプレゼン資料は思いっきり独自性がでて、たぶん国内MICE業界では、では他にはあまりないんじゃないだろうかと思える軸が生まれました。
こういうプレゼンの場では、東京の経験豊富な企業と比較されたり、地域に根付いて取り組んでいる企業と比較されたりするわけですから、普通に考えると、私たちに依頼する意味って全くないわけです。
じゃあ、なぜ、声をかけてくださったのか?
もちろん自分たちの仕事には自信を持っています。けれど、ジェンダーバイヤスと同じように、小さい会社だから、地方の会社だからと、それを理由に他に負けてしまうことなんて普通にある。
もちろん、それも含めて我々の力不足なわけですから、それに対してあーだこーだいいたいわけではありません。でも、なんか差別化要素とか優位性みたいなのがあるよね、きっと。
企画書を作っていく中で、その深掘りを進めてみたら、これだっていうのが見つかりました。

当社には「国際会議をサポートしたい!」そういうスタッフが集まっています。その人たちが潜在的に強く望むことで、国際会議のサポート案件が引き寄せられてくる。
5年前には当社の取り扱い会議の5%程度だった国際会議。今では30-40%が国際会議の取り扱いになっています。特に戦略的に営業したわけでもありません。でもこうなっています。
どちらかといえば、戦略的に国際対応できる人材は集めました。日本語も英語もシームレスにやりとりできる人材がいることが、グローバル社会に突入する上では、大きな価値になるだろうと考えて。そしたら仕事もついてきた✨
人の力って本当にすごいなーと思います。どんどん取り組みたい仕事が引き寄せられてきます。
大変だけど、みんなが楽しいとか、やりがいを感じられる仕事、ご褒美みたいな仕事がグーっと向こうから歩いてくるイメージ。
この3つの軸を全面に打ち出してプレゼンを行いました。だって、現地のことは、まだよくわからないんですから。でも、私たちには強いスキルがあります。
それがLOCAL。地域を深掘り、コンベンションで活かしていく企画ができる。地方でやり続けてきたからこそ、環境が整っていない地域でも、なんとかやりくりする経験値を持っているのです。
さて、これが吉と出るか凶とでるか。全くわかりません。でも、プレゼン資料を作った段階で、満足できる仕事って楽しくないですかね。こういう思考時間がとても楽しいと感じたこの数日でした。
でもやっぱり、この案件に携わりたい。リソース不足のまだ未開発の地の魅力を掘り起こすなんて、ワクワクしませんか?
今回、プレゼンでご質問が多く寄せられたのが、学術会議のオンラインプラットフォーム「SMART Conference」でした。熱心に細かな機能や他社システムの違いを質問いただきました。
きっとご納得いただける回答をお渡しできたと思います。ぜひ、このシステムで多くの国際会議を成功に導きたいものです。
さて、結果はまた次の機会に。