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ちかごろのわかい娘と「どうしよう」 こどもオレンジページnet連載第10話

こどもオレンジページnetにて連載中の第11話は、こちらからよろしくお願いします↓

note創作大賞2023で、オレンジページ賞を受賞したことをきっかけに、こどもオレンジページnetにてマンガの連載をさせていただけることとなりました。
連載は、毎月第二第四水曜日更新で、noteからの転載やリライト、新たな描き下ろしを織り交ぜたものになる予定です。
連載のPV数が伸びると、単行本化などもスムーズに実現しやすいので、ぜひ最新のものは、こどもオレンジページnetでお読みいただけるとありがたいです。

そして以下は、こどもオレンジページnet連載分を少し遅らせてnoteに転載したものになります。

第10話 ちかごろのわかい娘と「どうしよう」


夢のよう

人は夢を見る。夢の中の場面はとりとめがなく、整合性がなくつながっていく。
建物の中にいたと思ったら、突然空を飛ぶことになったり、話をしていた人物がいつの間にか別人になっていたりと様々だ。

しょうがくせいになって、でんしゃにのって、らーめんやに・・・

娘の発言もまさにとりとめがない、夢を見ているわけではないけど、その場の思い付きで突拍子もないところにつながっているようで、夢の中みたいだ。
子供の頭の中ってときにはそんな感じかもしれない。まるで夢の中のように自由に思考する娘を少しうらやましく思った。

さて今回リライトはほぼ作画の部分だけ。イメージのコマが夢っぽくなるように心がけた。

今回は作画のリライトだけ

具体的には電車の窓に少し非現実な風景をしのばせてみたり、迷子のシーンもどこか現実なような夢のような雰囲気になるように作画した。

このイメージのシーンは誰も見てない夢だ。娘の中にイメージはあったかもしれないが共有はできない。なので、こちらの勝手なイメージで補完して自由に描かせてもらった。実際にあったシーンを描くよりも自由度が高く少し楽しかった。

いやまてよ、実際にあった出来事をマンガに描くのもイメージで補完して描いてるだろ。

イメージを描く

マンガで実際の出来事を描くということについて考えてみると、現実をそのまま再現するようでいて、マンガにした時点でそれは現実ではなくイメージそのものだということに気が付く。
今回描いたマンガも、娘の日常を題材にしているものの、実際には自分自身のフィルターを通して、自分が作り上げたイメージとして表現している。つまり、描かれているのは娘の姿でありながら、実際には私自身の内面や感じたことを描いているのだと思う。

このマンガを通じて、娘の視点や夢の中のような自由な思考に触れ、娘の無邪気な発想と、それをマンガに描くことで感じる自由さと不自由さなど、なんだかマンガを描くことについて再発見できた気がする。

何やら夢のようなとりとめのないことを書いてしまった気がするけど、マンガを描くからには読者の皆様に少しでも楽しんでもらえたら嬉しいので、今後ともお付き合いよろしくお願いします。

今後も制作にまつわる舞台裏などを添えて、こどもオレンジページからnoteに転載していきますので、noteとオレンジページ両方お楽しみいただけたら幸いです。
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また、こんなこと書いてほしいとかリクエストや質問などもいただければnoteで書いてみたいと思いますので、お気軽にコメントなどもいただければ嬉しいです。

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