季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年秋号
西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2024(令和6)年秋号」の内容をご紹介します。
PDF版https://www.hongwanji.kyoto/info/img/6801873ab2be03722c7b9b1deca416ea1e391795.pdf
秋の行事と法座
【10月14日〜11月23日】本願寺献菊展(けんぎくてん)
西本願寺境内にて、第71回本願寺献菊展を開催いたします。「全国門徒総追悼法要」に献花される菊花を用いて秋の本願寺を彩ります。毎年楽しみにされる方も多いこの献菊展、写真撮影も可能ですので、ぜひさまざまな角度からお好みの菊を撮ってみてください。 見頃は11月上旬です。
【11月22・23日】秋の法要 ー全国門徒総追悼法要ー
日時:11月22日(金)・23日(土・祝)10:30~
場所 :本願寺 阿弥陀堂
この一年間にご往生された、全国すべての門信徒の方々を追悼する法要です。両日ともに「阿弥陀経作法(あみだきょうさほう)」がお勤めされます。また、23日には「本願寺音御堂」が行われます。
YouTube チャンネル「お西さんの法要行事」でLIVE配信予定です。
【12月20日】御煤払い(おすすはらい)
期間:12月20日(金)晨朝終了後(※晨朝はこの日のみ早朝5:30〜)
場所 :本願寺 阿弥陀堂・御影堂
室町時代から始まったと伝わる本願寺の大掃除。1年間に積もったお堂のほこりや煤を協力して払い出します。
ほとけさまのお話
「ほとけさまのお話」では、西本願寺で行っている法話の種類やスケジュールを掲載しています。日によってお話しする僧侶が変わるため、それぞれの個性が光る法話をお聴きいただくことができます。参加費無料、お申込みも不要です。お西のお坊さんによるほとけさまのお話、ぜひ聴いてみませんか。
▼法話のスケジュールは、下記をご確認ください。
<朝のお勤め・晨朝>毎朝6時〜/場所:阿弥陀堂・御影堂
西本願寺では、毎朝6時から「晨朝(じんじょう)」という朝のお勤めを行います(阿弥陀堂・御影堂にて約60分)。朝から声を出して読経をすることで、気分がリフレッシュするという方も。気持ちよく、一日のスタートを始めましょう。
<お西さんの法話>毎日11時〜/場所:御影堂
15分1席
<昼座> 毎日14時〜/場所:総会所(聞法会館1階)
30分2席
<お西さんの土曜法話>土曜日 17時〜/場所:総会所(聞法会館1階)
40分1席
日曜講演
10:30〜(約75分)/場所:総会所(聞法会館1階)
狂言、京料理、スポーツなど幅広い分野から講師を招き、お話を聴く時間です。気になる講演があれば、ぜひご参加ください。新しい世界が広がるきっかけになるかもしれません。
▼日曜講演の内容・スケジュールは、下記をご確認ください。
※日曜講演は、YouTubeチャンネル「お西さんの法要行事」 にてライブ配信を行う予定です。
<特集・国宝で特別体験をしてみませんか?>
西本願寺での清掃体験を通して、浄土真宗のみ教えや親鸞聖人のご生涯、本願寺の歴史にふれていただく「お西さんの奉仕団 〜半日バージョン〜」を開催します。どなたでも、おひとりさまからご参加いただけます。
申し込みフォーム
<詳細はこちらから>
<お西さんの奉仕団 〜半日バージョン〜体験記>
念仏奉仕団の半日バージョンを、西本願寺統括クリエイティブ・ディレクター・原田 朋(ともき)さんが体験。原田さんは、清掃活動を通じて、どのようなことを感じたのでしょうか。
毎月16日は「Shinran’s Day」親鸞聖人の日
本願寺では親鸞聖人のご命日である毎月16日を「Shinran's Day」とし、法要やイベントを行っています。
<国宝書院・特別案内>
Shinran’s Day参拝者の方に、非公開文化財を特別にご案内いたします!
※予約不要・参加無料
▼詳しくは下記をご覧ください
西本願寺の歴史・親鸞聖人のご生涯について
「親鸞聖人のご生涯について」の一部をご紹介します。
親鸞聖人は京都の日野でご誕生になり、9歳の時に仏門に入り20年間比叡山で修行されました。29歳の時、法然聖人(ほうねんしょうにん)のお導きにより、「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」とお念仏申す人生を歩む身となり、35歳の時に念仏への弾圧を受け越後に流罪となりました。
赦免(しゃめん)後は関東に向かわれ、20年余りに亘り多くの民衆に念仏の教えを弘(ひろ)められました。その後、京都に戻られ、『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』を著されるなど執筆活動にも力を注ぎ、90歳でご往生されました。
親鸞聖人のご往生後、その娘・覚信尼(かくしんに)さまと聖人を慕う人々によって、東山大谷に廟堂(墓所)を建て聖人の遺骨と影像(えいぞう)を安置し、この廟堂が本願寺の基(もと)となりました。第8代蓮如上人(れんにょしょうにん)の時に、み教えが各地に広く伝わり、第11代顕如上人(けんにょしょうにん)の時に豊臣秀吉から土地の寄進を受け、京都堀川六条へ寺基(じき)が移され、今日に至っています。
続きが気になる方は、リーフレットや本願寺HP「宗祖親鸞聖人」をご覧ください。
お西さんを知ろう!
西本願寺の僧侶"お西のお坊さん"が、ガイドとなって境内を案内するツアーです。案内をする僧侶は日によって違うため、僧侶ごとの推しポイントを聞くことができます。何度参加しても違った楽しみ方ができると好評です!
024(おにし)カード
ツアーに参加いただいた方には024(おにし)カードをプレゼント!カードは全部で24種類。すべて集めると何かプレゼントがあるかも…?
参加をご希望の方は、下記の開催時間までに本願寺境内「総合案内所(お茶所)」へお越しください。
境内各所でのご案内・お話を動画でも紹介しております。こちらも、ぜひご覧ください。
京都きものパスポート
着物を着て「お西さんを知ろう!」「Shinran’s Day(書院特別案内)」に参加された方へ記念品を贈呈します。
「お西さんを知ろう!」に参加した方はお茶所(総合案内所)、「Shinran’s Day(書院特別案内)」に参加した方は龍虎殿受付にて「京都着物パスポート」の特典画面(スマートフォン)をご提示ください。
期間:2024年10月1日(火)〜12月25日(水)
▼詳しくは下記をご覧ください
お西のお坊さん季節のお便り
「お西さんを知ろう!」でガイドも務めている「お西のお坊さん」 が季節にちなんだお話をお届けします。今回ご紹介するのは佐々木 玲(釋 玲成)さんです。
「秋は、夕暮れ。夕日のさして 山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。」
枕草子の一節です。秋の夕暮れ、鳥たちが連なり遠くへ帰っていく情景は、平安の時代から千年の時を隔てても、私の心を響かせます。中国の道綽(どうしゃく)というお坊さまは「西へ太陽が沈む光景は いのちが終わっていく相(すがた)をあらわしている」と教えてくれます。夕陽に物悲しさを感じるのは、いのちの終わりを見つめているから、かもしれません。
阿弥陀さまは「西の夕陽が沈む先にお浄土があるのだよ」とよびかけてくださいます。秋の夕暮れを眺める時、自分のいのちが帰っていく、その行き先をたずねてみませんか。
<PDF版>
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