【銀座ルノアールとは何か?】
「銀座ルノアール」とは何か?
これは非常に難しい問題である。
そもそも、「銀座ルノアール」という店舗は存在しない。これは社名である。
あるのは、「喫茶室ルノアール」か「cafeルノアール」だ。
他にも「ミヤマ珈琲」や「NEWYORKER’S Cafe」も銀座ルノアール社の店舗である。
また、フランチャイズ展開を図るブレンズコーヒーの運営会社は、銀座ルノアールの子会社である。
銀座ルノアールは、もともとはボランタリーチェーンであった。
ボランタリーチェーンとは、wikiペディアには以下のようにある。
多数の独立した小売事業者が連携・組織化し、商標使用・仕入れ・物流などを共同化し、これを行う形態のことを指す。 これにより、仕入先との取引が大口化され、仕入れ単価の引き下げが期待できる。
もともとは、銀座ルノアールも、多くの小売事業者の集まりだったわけだ。
現在存在する店舗のほとんどは、東京都中野区に本社を持つ「株式会社銀座ルノアール」の店舗だが、一部、資本が異なる「喫茶室ルノアール」の店舗が存在する。
例えば、神保町にある「喫茶室ルノアール」の店舗は、銀座ルノアール社の店舗ではない。そのため、銀座ルノアール社の店舗には必ず設置されている無線LANサービスは、神保町店には設置されていない。また、メニューも独自である。
メニューは良いとして、無線LANがないことを知った時、私は絶望した。・・・・PCで仕事をする必要に駆られて神保町店に飛び込んだのに・・・私は泣いた。
そしてまた、銀座ルノアールと言えば、「ウエイトレスが全員未亡人」という都市伝説にも触れなければならない。
実は、この都市伝説、正確には「喫茶室ルノアール」や「cafeルノアール」に関するものではない。
前述のボランタリーチェーンの1社を起源とする「談話室滝沢」という喫茶店に関する都市伝説である。
同じボランタリーチェーンだったということで、「喫茶室ルノアール」と「談話室滝沢」は、名称が違っても、内装などはウリ2つであった。
現在は「談話室滝沢」は存在せず、関係が深く著名な「喫茶室ルノアール」の都市伝説として混同されたものが広まったもの、と推測される。
それにしても、「喫茶室ルノアール」に行くたびに私は迷う。
「ルノアールブレンド」「ルノアールビターブレンド」「ルノアールアメリカンブレンド」・・・・この3つからどれをチョイスするかと言うことを。
銀座ルノアール系列の全ての店舗には、無線LANと電源が用意されている。
これは、フルサービス型の「喫茶室ルノアール」などに限らず、セルフサービス型の「NEWYORKER’S Cafe」でも同じである。その意味で、「NEWYORKER’S Cafe」は同じシアトル系カフェであるスタバやエクセシオール、タリーズなどに勝っていると言えるだろう。
現在、私が住む八王子市には「喫茶室ルノアール」がないのは残念であるが、調布駅前には、「NEWYORKER’S Cafe」がある。
<2017/3/17 更新>
現在は、JR八王子駅前にルノアール店舗ができています。K社長、ありがとうございます!
そこが最近の仕事場になっていることは、言うまでもないだろう。
会社員、ノマド、個人事業者、士業、編集者…多くの方の憩いの場、打ち合わせの場として、銀座ルノアール社の店舗は今後も輝き続けるだろう。
が、銀座ルノアール社の魅力は、それだけにはとどまらない…。
実は、2007年には、「去年ルノアールで」というテレビドラマにもなった。
<2017/3/17 更新>
この「去年ルノアールで」の主役は、なんと今をときめく星野源!
私も先日知ったばかり・・びっくりしました!
http://www.tv-tokyo.co.jp/renoir/story.html
・・・語り出すときりがない。
最後に、私が最も愛した「喫茶室ルノアール」の店舗について話そう。
【関連URL】
https://shindan-model.com/