
よろこびの歌
晴れ☀️時々くもり☁️ 18℃/8℃ 東京です。
昼間『コーラないんですけど』稽古をやって、夜はお芝居を観に行きました。
BOO WHO WOOL『よろこびの歌』(原作・宮下奈都。脚本・真柴あずき。演出・石川寛美。舞台監督・村岡晉)をワテラスコモン(御茶ノ水)にて観劇しました。
一年前に稽古場にお邪魔して途中までの通し稽古を観たので、私としても一年越しの作品です。
定期的に出演者の様々な動画が送られてきて、それを観たり観なかったり、みんなの変化を画面越しに感じたり感じなかったり、していました。どっちなの?…画面じゃ分からないのよ細かいことは。あと、人の変化って植物のように日々成長とはいかずに、ある日突然変身しちゃうものでしょう。
そして舞台は素晴らしいものでした。ひとりひとりの個性が際立っていて、物語に自然に入っていくことが出来ました。
原作をまったく知らないのですが、それを上手に脚本化した真柴さんも凄かったのでしょう。
なにより役者さんたちが信じられました。これは私の勝手な憶測ですが、一年間自分の役を育てる時間があったお陰で、人間に深みが増したのだと思います。
昨年から今年にかけては特別な時間が過ぎています。頭で想像した以上の出来事を、それぞれが遭遇したことでしょう。その経験が、人間として成長させてくれたのではないかと思うのです。
公演の中止延期は悲しいことですが、こうやって舞台が成長できたことは、時間をかけて作品作りをする可能性を示してくれたのかもしれません。
稽古中に二人の役者が降板しましたけど、その代役やクロスキャストという複数の役を一人で演じる構造があったことも役者の成長に繋がったのだと感じました。自分からのためじゃなくて誰かのために演じる強さがあったと感じました。
かなり身贔屓な感想になりました。でも、自分たちの成長を信じて、仲間の成長を信じて、この後の公演をしっかりと進んで欲しいと思いました。
ステキな舞台をありがとうございました。帰り道、自然に鼻歌が出ました。
ではまた。
皆さん、明日もどうぞお元気で。