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大会カメラマンを始めて一年 ~僕が写真を撮る理由と未来のカメラマンへのメッセージ~
こんにちは。ニーシャです。普段は選手活動の傍ら月1回くらいの頻度でオフ大会で写真を撮っています。
さて、2024年はもう終盤ですが、僕が大会カメラマンを始めたのは2023年夏ごろの話で、実に1年半の時間が経ちました。
決して活動頻度は高くありませんでしたが、色々な場所で写真を撮ってきました。始めたての頃はマエスマで、以降は関西のオフイベントや三重の神宮杯、スマサー合宿なんかでも写真を撮りました。
そんな中で自分の大会写真に対する考えがまとまってきたので、今回#スマブラAdventcalender2024 の場をお借りしてみなさんにお伝えしたいです。
9日目はTokiさんの記事。コロナ以降の環境の推移を振り返るのは楽しかったです。
Tokiさんは競技シーン分析の印象が強いですが、近頃は大会写真の撮影もされているとのことで親近感が湧きます。Tokiさんの記事も写真も要チェック!
僕が写真を撮る理由
突然ですが僕が写真を撮る理由、それはひとえに
撮られる人のモチベーションを上げたいからです。
どういうことか。
それはフィンランド留学中に参加したSmash Saunaの写真を見た時のこと。帰国後に共有されたアルバムを見て、
「いい思い出だなあ」「うわ自分いた嬉し〜」
となったのを覚えています。
写真を撮られるのって嬉しいな。大会楽しかったな。え~もうちょっと頑張っちゃおうかな。そんな風に思えたんです。
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写真を撮られることで自分のモチベーションが上がったんですね。
じゃあ、自分が写真を撮れば大会に来る人のモチベーション向上に貢献できるんじゃないか?と考え、カメラマンの活動を開始した、という経緯です。
なので僕はできるだけたくさんの人の写真を撮って大勢のモチベーションアップに繋げたいと思っているし、日の目を浴びていない選手にこそ注目して写真を撮って応援したいと思っています。
撮影をする日には「ここにいる全員の写真撮んぞ!」という思いで会場をぐるぐるぐるぐる歩き回り、できるだけ多くの人の写真を撮るようにしています。
まあ本当に全員は撮りきれないんだけども。
色んな場所を転々として写真を撮ってたけど、そのたび写真を引用RTしてくれる人やアイコンに使ってくれる人がいて嬉しかったです。自分の写真がモチベになってますように。
写真を撮るうえで意識していること
と、ここでカメラマン始めたての時に答えられなかった質問に答えたいです。
1年前、平日大会で会った人から「写真を撮るときのポイントってありますか?」って訊かれたんですが、当時初心者ニーシャ、うまく答えられませんでした。あの時は悔しかったなあ。
ただ、1年経験を積む中で自分の撮りたい写真が固まってきて、その中で明確に意識することも出てきました。
はい、そんなニーシャ的写真のポイントなんですが
「誰のための写真なのかを明確にすること」です。
どういうことか?
言い換えると、できるだけ1枚に写る人数を減らすということです。
例えば複数人が写っているこの写真。「お、俺いたわ」とはなっても、これじゃ不十分だと思っています。
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僕がいいと思うのはこっち。「撮ってもらった!」ってなるのは間違いなくこっちでしょう。
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割とよくある撮り方だけど結局これが良かったりします。さらに人数を減らして1人だけを抜くような写真を撮れば、より特別感が出るかも。
要は「写ってた」じゃなくて「撮ってもらった」と思わせる写真を撮りたいわけです。より「自分のための写真だ」と思えるような写真。それが撮られた人の喜びになり、モチベに繋がっていくんだと思います。
昨今の大会写真撮影が抱える課題
ここからはカメラマン活動の中で感じた、大会写真が抱える課題について触れたいと思います。
①人員不足・地域差
カメラマンの人数の地域差は大きいです。東京にはたくさんいるのに大阪には僕含め2人しかいません。他の地域はもっといない。
なので人不足の地域ならまじで重宝されます。
写真に興味あるな~って人はすぐに始めてみましょう。あっという間に名前が売れます。ここだけの話、たくさんいいねされます。気持ちいいです。
ニーシャ的おすすめ地域
関東以外!
関東以外の地域はどこも人が足りてないです。関西、中部、九州、北海道は名のある大会がある割にカメラマンが足りてないので狙い目。
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②大会やプレイヤーの注目度格差
注目度の高い大会(篝火ウメブラ等)にはカメラマンが集中する傾向にあります。が、もっと地方や中小規模の大会に目を向けてもいいと思います。
いつまであるか分からないスマブラオフ大会。そこに大会がある、という証を写真で残しませんか?
写真の力でイベントのことをより多くの人に知ってもらいましょうよ。
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プレイヤーについても同様です。
良い悪いとかの話ではないけど、どうしても公開された写真とかを見てると最上位勢の写真に偏っている印象を受けます。トナメ勝ち上がる人が多く写真に写るのは当然ですが…
「もっと予選を必死に戦う人たちにも目を向けていいんじゃない?」
というのが自分の意見です。そういう人たちこそ、写真を撮られることでモチベが湧いてより上を目指せるんだと僕は思います。
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これからカメラマンを始める人へ
色々と持論を広げましたが、でもやっぱり写真は自由だ、ということを伝えたいです。
アート作品のようにこだわった写真を作る人もいれば、友達かってくらい選手との距離が近い写真を撮る人もいます。他にも、各地に遠征して撮る人、意味わからん枚数撮って即日公開する人、オタク目線の写真を撮る人、参加者の楽しそうな顔をたくさん撮る人、ひっそり写真を撮る人。どれもその人にしか撮れないものです。
どんな写真を撮ってもそれは撮る人の個性だし、それってつまり、自由だ。
(選手の邪魔にならないように…とかは気をつけなきゃいけないですが)
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「この写真は自分にしか撮れない」
そう自分に言い聞かせながら僕は写真を撮っています。
たくさんいいねがつく写真をツイッターで見てこんなの無理ぽ…と思うかもしれませんがどんな写真だってオンリーワンなんです。
スキルとか大会の格とか色々そんなのは置いといて、その瞬間、物理的に自分にしか撮れない写真というものがあります。
だってその日、その大会に居合わせて、その試合の前に立っていて、その角度からその瞬間にその写真を撮れるのは自分だけなんだから。
そう考えればどんな写真にも価値があると言えるはず。(そもそも価値があるないって言うのもナンセンスか)
とにかく思うように目の前にいる人を撮影してみたらいいと思います。
「写真のセンスないからな〜」って言う人にこそ、挑戦してみてほしいです。来たれ!未来の大会カメラマン!
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おわりに
なんか大きい話になっちゃいましたが、締めます。
一年間カメラマン活動を続けていると、「ニーシャさんって写真撮ってる人ですよね」と言われることが増えました。写真を撮ること自体も楽しいですが、そこから広がる交流も楽しい。この1年は自分にとって、カメラのおかげでスマブラの楽しみ方が大きく広がった年でした。
人のモチベを上げるために始めたはずが、いつの間にか自分のモチベに繋がっていたみたい。来年からもカメラマン活動は定期的にやっていきたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
明日11日はあんころもちさんの記事。イベント運営に関する話だそうで大変気になります。こちらも要チェック!