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ジャンプSQ買ってる人いる?好きな連載作品5選

「ジャンプSQ」を定期購読している。
かつて存在していた「月刊少年ジャンプ」を家族が購読していた流れで、廃刊後に新しく登場した本誌を今に至るまで買い続けている。創刊号から追っている読者もそう多くはないだろう。

創刊して10年近くは紙で購読していたが、実家に保管しているうちに場所を占領してしまったため、ここ最近はジャンプ+のアプリで電子版を購読している。今でも実家に戻ると約10年分のアーカイブを堪能できる。

創刊当時のジャンプSQの特徴としては、週刊少年ジャンプで連載しないようなハードな内容で絵のクオリティが高い漫画を発掘すること、週刊連載が難しくなったジャンプ漫画の移籍場所として機能すること、そしてジャンプで連載経験のある作家がよりディープでコアな漫画を連載できること、の3つがあげられると思う。現在ジャンプ+で圧倒的な人気を誇る「SPY×FAMILY」や「チェンソーマン」の作者だってジャンプSQ出身だ。遠藤達哉先生は「TISTA」というハード目な殺し屋の漫画、藤本タツキ先生は難解な読み切り漫画を掲載していた。

「青の祓魔師」「双星の陰陽師」「新テニスの王子様」「ワールドトリガー」など世間的にも人気な作品は多いが、あんまり周りで購読している人がいる印象はなく、自分の好みが世間と外れているような気がしてちょっと寂しかった。月刊の漫画誌を買う人自体がそんなに多くはないんだろうけど、みんな同じ気持ちだったりするだろうか。

というわけで、ジャンプSQの歴代連載陣のなかで特に好きな作品を5つ挙げていこう。

・増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和

月刊少年ジャンプ時代からの人気作かつマイフェイバリット漫画の一つ。大爆笑をかっさらうというよりは毎話絶対に外れがない、ギャグマンガ界のイチローみたいな存在。作者自身のエッセイである「ギャグマンガめざし日和」も、なんの苦労もなく連載が始まる等とんでもない天才エピソードが読めるのでオススメ。

・エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-

創刊当時の目玉となった作品。「るろうに剣心」「武装錬金」でおなじみ和月伸宏先生が、より外連味を増して劇的に猟奇的に漫画的に研ぎ澄まされた作風が魅力。登場人物全員イカれてる。

・ToLOVEる ダークネス

ToLOVEる ダークネス

この場で話題を挙げる必要のないぐらい、もはや伝説となった作品。一般漫画誌の限界に挑戦してこれ以降ちょっと規制が緩くなったんじゃないかと思わせるほどエロに特化していた。頼むからもっかいやってくれ・・・!

・ダークギャザリング

ダークギャザリング

現行連載作品の中でもお気に入り。おそらくデジタル作画だと思われるが、「デジタルの技術、技法を使って極限まで怖い漫画を描く」みたいな気概が絵から感じ取れる。それでいて読みやすくはあるのでけっこうとっつきやすい。

・Thisコミュニケーション

連載時は毎月読むのがより楽しみになった作品。不死身の女の子たちと倫理観がなくてすぐ殺す主人公の攻防戦が魅力。毎月展開が全然読めなくて脳の処理が追い付かなかった。理解して楽しむとより堪能できる。


漫画アプリも充実して雑誌で読む機会が減った今日この頃、たまには雑誌の括りで漫画を読んでみるのも良いのではないでしょうか。

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