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「おとぼけビ~バ~」京都発爆速混沌ハードコアパンクでいてこましたれ!

先日投稿したGREEN DAYの来日公演にてサポートアクトを務めた「おとぼけビ~バ~」。短い時間ながら観客の記憶に残る圧倒的なパフォーマンスを届けた。非常に印象に残ったので、せっかくなので紹介。

「おとぼけビ~バ~」は、2009年に京都にて結成されたガールズロックバンド。最近知名度を上げているので新しいバンドのように思っていたが活動歴は16年と意外に長い。
バンド名は、大阪にかつて存在したラブホテルから引用されている。霜降り明星のせいやなんかもこのホテルの利用者だったらしい。

筆者は、2年ほど前のSiM主催「DEAD POP FESTiVAL」にて初鑑賞。
2ステージあるうちの小さい方でトリを務めており、その場で十分にかまされてから曲を漁って聞いている。

音楽的な特徴としては、パンクロックをベースにした爆速トンデモ展開を繰り広げるカオティックさが印象的。短く早くそれでいて飽きさせない、一聴しただけでおとぼけビ~バ~だとわかる個性が光っている。

ジャンル的に言うと、カオティックハードコアとかが近いのかな?Wikipediaにはグラインドコアって書いてあるけど、見た目のイメージも相まってそんな印象はあまりない。人を選ぶ曲調ではあるけれど、ハマる人はハマりやすい。意外と、曲の短さや展開の激しさはTiktokを見る層やボカロリスナーにもハマりやすいんじゃないかと思う。

爆速かつ急展開な音楽に、女性の視点で描かれた色恋や人生の悩みをコミカルに書き連ねた歌詞が合わさり、激しいながらもキャッチーで踊りやすい楽曲に仕上がっているので、ライブで非常に映える曲が多い。

このバンドは、なんでか日本よりも海外の人気が高い。Foo Fightersのデイヴ・グロールやRage Against The Machineのトム・モレロが注目するなど、有名ミュージシャンからも評価されている。去年に至ってはイギリス最大のフェス「グラストンベリーフェスティバル」に出演するという快挙を成し遂げた。近いうちに日本で見れなくなるかも!?

肝心のライブはというと、前述した短くて早くてキャッチーな曲が矢継ぎ早に繰り出される。
ご本人も言及しているけど予習したところで無駄。むしろ、前情報が一切ない初見の状態で「喰らう」のが一番いいかもしれない。

ひとつデメリットを挙げるとすると、30分以上ライブを見ると結構疲れる。一曲一曲が短い反面密度は高いので、それが矢継ぎ早に繰り出されると案外体力を持っていかれる。長いライブだと気疲れしそうなので注意が必要。

とはいえ、一度聴いたら癖になる、ライブを見たらドハマりする要素が目白押し。とにもかくにもライブに行ってほしい!

おすすめの曲を紹介して終わり!
今後もおとぼけビ~バ~の活躍に期待!


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