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エヴァとガンダムをロボットアニメに含めない
以前投稿した内容で、エヴァとガンダムはロボットアニメと同じ括りにしない方がいいように思っている、と書きましたが、今回はもう少しその中身に触れていきたいと思います。
もっと厳密に言うと、エヴァとガンダムを他のロボットアニメと同列に考えて話をすると他作品に話を持っていけない、ゆえにロボットアニメの括りでなく単品のアニメ作品として話をすべき、と思っています。理由をいくつか挙げていきましょう。
・単品で勝負できるブランド力がある
ガンダムってそもそも「ガンプラ」という商品が大々的に売り出されて転売の標的になるほど売れてるわけで、すなわちガンダムのプラモデルという存在が他とは一線を画すものになっているわけで。エヴァも単体でポップアップショップやらグッズやらメディアミックスが豊富にできているわけですよ。かたや他のロボットアニメは、コトブキヤから発売されている「MODEROID」シリーズのように、「ロボットアニメ」の括りの中から何作品か選んで展開しているので、ガンダム/エヴァVSその他みたいな構図にとらえかねないなぁと思います。
・作品内のロボットに特別な呼称がある
モビルスーツ、汎用人型決戦兵器 人造人間 みたいな特別な呼称があるじゃないですか。
これって、ロボットものとして話を振ったときに、「いや、ロボットじゃなくてモビルスーツね!」「エヴァはロボじゃないから!人造人間だから!」みたいな主張をされることが多く、実際自分もやってしまいがち。これを主張するということは、「この作品を他のロボットアニメと一緒にするな」と言っているように感じてしまうのでは。ガンダム、エヴァに限らずオーラバトラーとかヘヴィメタルとかアーマードトルーパーとかいろいろあるけど、浸透具合で行くとエヴァとガンダムには遠く及ばないような感覚です。
・単品で固定ファンが多い
ロボットアニメというジャンルで見たときに、できれば関連する作品で会話がしたいのが私的な願いですが、ガンダムから派生して富野由悠季監督作品の話ってできないですよね。ガンダム→ダンバイン→エルガイム→ブレンパワード みたいな連想ができない。ガンダムファンはガンダムのみで十分なほど確立されているので、あまりガンダム以外に興味を示してくれる人は多くない印象。エヴァも社会現象になるほどの人気がありますが、庵野監督つながりでトップをねらえ!まで見る人はそう多くはないことでしょう。
すごい偏見と欲望にまみれた内容になりましたが、感覚的にはそこまで間違ってないはず。いろんなロボットアニメがもっと広く知れ渡ればいいなぁと思います。