ボロクソカード考察班「お尋ね者」
どもです。
前回の記事が8月の頭と考えると時間の流れはとても早いもので、既に今年も2/3が終わりを迎えております。
はじめに
現実逃避に100% Orange Juice!(以下100おれ)の実績を埋めていたのですが、どう考えても実用の範囲を抜けてしまう悲しいカードを見つけてしまったので急遽記事を書くことにしました。
正直対人戦で使われるカードもある程度固定化されがちなので、改めて自分のデッキを見直す機会になればな~なんて考えております。
カード紹介
本日のカードはこちら。
Community Pack 1で登場したこのカードの性能ですが、トラップとして設置し、踏んだプレイヤーはバトルでKOされた時にKOした相手に追加の勝利点を2与えます。
この効果はダウンするまで続き、効果中に2回目を踏んでも重複しません。
これは重症ですね。
問題点
このカードには、大きく次のような問題が挙げられます。
順に説明しますと、
1.踏まれないと起動しない
どのトラップにも言えますが、踏まれないと起動しない点が挙げられます。
基本的に踏まれやすい相手のホームの上に置く事になるのですが、設置場所を選んでいる間は手札を常に圧迫し続けることになってしまい、気軽に使えるコスト0の長所と反しています。
自分で踏んだ時の直接の損失がないため、他のトラップよりは気軽に設置しやすいです。
2.設置した本人以外も恩恵を受けられる
トラップは使用コストが0なため、同レベル帯の「真夜中の惨劇」や「火炎放射」と比較すると、ただ踏んだだけでは設置者・起動者ともに何も起こらない点で後れを取ります。
また踏んだプレイヤーを他のプレイヤーが倒してしまうと恩恵をうばわれてしまいますが、逆に言えば他のプレイヤーが置いたものでも利用できるため、踏まれることでバトルが行われやすい環境を作り出すことができます。
3.使用レベルが遅い
トラップなので早々に置いておきたいですが、使用レベルは3と遅めです。
撃破数の増える効果も考えると、始めからバトルノルマを目指すキャラでなければわざわざ選ぶほどのカードではありません。
4.そもそもスターノルマの方が目指しやすい
(3)でも書きましたが、普通のキャラはスターノルマの方が満たしやすいためデッキに入れるほどの選択肢ですらありません。
しかしスターノルマしか選べないキャラは少ないため、手にした場合は設置される可能性も十分にあります。
(2)の問題点はこれにより、ある程度緩和されていると考えられます。
解決策
問題点が明らかになったので、ここからは解決策をご紹介します。
1.罠を踏ませる状況を作る
問題点にも書きましたが、基本的には相手のホームに置く事になります。
しかし、このカードの強みは踏む相手を選ばない点にもあるので、強制的に踏ませる手段として「通せんぼ」を使うことが考えられます。
他の罠では自分に使われると被害を受けてしまいがちですが、直接的な被害が出ないため気軽にデッキに入れることができます。
相手に追いつく手段としても優秀で、前方にいる相手を罠で足止めしてバトルを仕掛けることもできます。
2.争いを先導する
一人でも踏んだプレイヤーが出ると、普段バトルを控えている相手であっても戦うきっかけになります。
理想としては踏んだプレイヤーが弱ったところを狩りたいですが、他のプレイヤー同士でHPやカードを削らせ、自分がバトルで有利になる状況ができるだけでも十分に役割を果たしております。
「ビッグマグナム」は踏んだプレイヤーを倒す手段だけでなく、他のプレイヤー同士の削り合いで使われるのもオイシイです。
3.使用レベルを早める
使用レベル3は一見遠いですが、バトルノルマの場合は他のプレイヤーを1回KOするだけでノルマ達成です。
また、使用レベルを早める「力の代償」をデッキに入れる手もあります。
4.星の破壊者になる
ここまで来ればもう自ずと答えは出ていると思います。
スターブレイカーを使いましょう。
驚くほどに全ての状況が嚙み合っております。
ハイパーは他の相手に見えないため、分岐路に仕掛けられた「不可視の爆弾」のもう片方に罠カードを設置しましょう。
「通せんぼ」を使われた相手は見える罠を避け爆弾の方に誘導されることとなります。
逆に『罠であれば爆弾ではない』という心理の場合は目論見通り「お尋ね者」の効果を与えることができます。
どちらの罠も自分が踏んでも影響がないため、相手に「お尋ね者」を使われるリスクを下げることができます。
「ビッグマグナム」は単純な打点の強化、「力の代償」はハイパーの要求レベルを下げる点でも有用です。
デッキサンプル
お尋ね者 ×3
通せんぼ ×3
ビッグマグナム ×2
空中レストラン「ぴゅあ~ず」 ×1
力の代償 ×1
「空中レストラン「ぴゅあ~ず」」の枠は自由枠ですが、トラップを「お尋ね者」だけと思わせ、後半に痛烈なダメージを与えるギミックとして採用しております。
おわりに
今回は100おれについて真面目に考察してみたのですが、いかがだったでしょうか。
正直使いにくいカードなので無理に使う必要はないものの、相性のよいものを探るのはカードゲーマーとしても有意義な時間となりました。
某動画に影響を受けているのもありますが、議題→問題提起→解決と記事自体が作りやすい構造になるので、今後も同様に他のカードの解決を図ってみたいですね。
それでは、またの機会に。
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