明日から使えるラッキーセブン論
どもです。
9月中やること多すぎて早1月経ってしまいました。
これからは多少こっちに割けるリソースもでてくるんじゃないでしょうか。
割きたい。
はじめに
直近で新キャラも出てまたまた75%OFFのセール中の大人気ゲーム100% Orange Juice!の記事になります。
9月の頭の小旅行中に思いついてからずっと書きたかったネタなのですが温めすぎて若干痛み出している気がしますが果たして。
6面ダイスと8面ダイスの期待値から実用的なテクニック論に至るまでちょいちょい挟んでいこうと思います。
ラッキーセブンとは
Community Pack 3で登場したカードで、手札にある限りダイスの出目が0~7になる効果を持ち、自分のターンに使うと捨てることができます。
通常のダイスでは1~6の出目が出るところ、下限に0、上限に7が追加されるため、本来の出目では成し得ない0マス移動や7点ダメージが出るようになります。
単純なダイスの期待値
移動やスターマス/ドロップマスについては軽く触れておきます。
6面ダイスでの期待値は(1~6の総和)/6の『3.5』、
8面ダイスでの期待値は(0~7の総和)/8の『3.5』となり、
どちらの場合でも期待値自体は変わりません。
一方、目的の出目が出る確率については、
6面ダイスでは『16.7%』、8面ダイスでは『12.5%』となり、
6面ダイスの方が目的の出目が出やすくなっております。
8面ダイスは2~5の確率が4.2%ずつ減る代わりに1と6が8.3%ずつ出やすくなると解釈でき、上振れ下振れ共に大きくなるためハイリスクハイリターンな選択と考えられます。
移動は期待値こそ変わりませんが、0を出すと1マスも動けません。
ノルマチェックの1マス前やチェック直後であれば捨てた方がよいかもしれません。
期待値が同じのため、スター/ドロップマスは取捨の判断にはなりません。
バトルの期待値
さて、本題に入ります。
100おれのバトルはお互いのダイスの出目によってダメージが決まりますが、6面ダイスと8面ダイスではどちらが得をするのでしょうか。
クッソ長い上に表を列挙しているので、結果が知りたい方は「まとめ」まで読み飛ばしてください。
補正が同じ場合
防御を選択
お互いの補正値が同じ場合、最低値の0が増える分8面ダイスの方がダメージを受けやすくなります。
加えて即死可能性ラインが1ダメージ分低くなりワンパンされやすいです。
ですが残りHPが2かつ相手が6を出した場合に限り、約4%ほど生存確率が上がります。
回避を選択
お互いの補正値が同じ場合、最大値の7が増える分8面ダイスの方がダメージを受けにくくなります。
特に6を回避できる可能性が生じるのが大きな利点です。
ですが相手の攻撃値が2以下の場合は6面ダイスの方が回避する確率が高くなります。
攻撃を選択
お互いの補正値が同じ場合、最大値の7が増える分8面ダイスの方がダメージを与えやすくなります。
加えて攻撃値が6と7の場合、つまり25%で確実にダメージを与えることができます。
ただし0と1の場合、つまり25%は回避によりほぼダメージを与えることができません。
また、図中の黄色の値は平均的なHP5のキャラを1撃で倒せるダメージで、8面ダイスの方が防御時には3.5%、回避時には4.4%ほど高くなっています。
自分の補正が高い場合
面白味がないので表は省きますが、自分の方が補正が高い場合も概ね同じ結果となります。
自分の補正が低い場合
防御を選択
補正値が低い場合、最低値の0が増える分8面ダイスの方がダメージを受けやすくなります。
補正が同じの場合と概ね変わりはありません。
回避を選択
お互いの補正値が同じ場合、最大値の7が増える分8面ダイスの方がダメージを受けにくくなります。
相手の攻撃値が1以下の場合を除き6面ダイス以上の回避率になりますが、ダメージが大きい分回避のリスク自体が高くなっているのは注意です。
攻撃を選択
お互いの補正値が同じ場合、最大値の7が増える分8面ダイスの方がダメージを与えやすくなります。
6面ダイスでは相手の回避値が6の場合に確実に回避されていましたが、12.5%で確実にダメージを与えることができるようになります。
元々期待値の低かった1以下の出目が4.2%増えますが、5以上の出目が倍の8.3%増えるため保持する価値は十分にあるといえます。
相手の補正が高い場合
(中略)、相手の方が補正が高い場合も概ね同じ結果となります。
相手の補正値が低い場合
防御を選択
補正値が低い場合、最低値の0が増える分8面ダイスの方がダメージを受けやすくなります。
平均的なHP5のキャラでも1撃で倒されてしまうリスクが生まれてしまいます。
わずか2%ですが、気になる場合は持つのを控えておきましょう。
回避を選択
お互いの補正値が同じ場合、最大値の7が増える分8面ダイスの方がダメージを受けにくくなります。
補正値が同じ場合と同様、相手の攻撃値が2以下の場合は6面ダイスの方が回避する確率が高くなります。
攻撃を選択
お互いの補正値が同じ場合、最大値の7が増える分8面ダイスの方がダメージを与えやすくなります。
加えて攻撃値7の場合、2ダメージ以上与えられることがが約束されます。
ただし攻撃値0の場合、ダメージを与えることができません。
また、図中の黄色の値は平均的なHP5のキャラを1撃で倒せるダメージで、8面ダイスの方が防御時には4.8%、回避時には4.2%ほど高くなっています。
まとめ
上記の結果からまとめると、
ということになります。
防御時にダメージを受けやすくなり小さい値の回避が難しくなるため、後攻でバトルを行い続ける、つまり追われる側でいる時のリスクは高くなると言えます。
一方で、攻撃時の期待値や最大値の上昇に加え、大きな値に対する回避率が上がるため、リードしている相手を追う側のリターンは大きくなると言えるでしょう。
状況により有利・不利がハッキリしているため、いつまで持つか、いつ手放すかの判断を見極めたいところです。
もちろん、カード枠を1つ使うことも念頭に入れたプレイングを心掛けましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
普段はここまでガッツリ計算などしないのですが、好奇心が抑えられなくなりました。
割と実用的な期待値論ができて個人的には満足しております。
今回は出目0で下振れるリスクで捨ててしまいがちなこのカードを保持する理由を少しでも持ってもらえたのであれば幸いです。
(そもそも3連続で7を出す実績もあるので可能な限り持っていたいとは思いますが…)
それでは、またの機会に。
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