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【足元の安定感は秀逸】この手があるぞ!来季ロング系はこのスキーに決めた~オガサカTC-MT~

春スキーの恒例行事といえば、21-22シーズンに発売されるオガサカスキーのニューモデルのテストでございますが、まだレポートしていない機種がございますので、今日はそちらのレポートをお届けしたいと思います。

ということで本日ご紹介させていただきますスキーはこちら!

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オガサカが誇るフラッグシップシリーズの1つ「TCシリーズ」の内、特にミドルレンジ~ロングレンジにかけての比較的大きめの回転弧で実力を発揮するハイスペックモデル「TC-MT」でございます。

全体像も見ておきましょうか。

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先日に紹介させていただきました「TC-ST」と同じ艶消しブラックをベースにした、実に渋い色合いのデザインでございます。

よ~くみると、トップ付近の化粧面には雪化粧した山並みがデザインされていて、そこにミドルレンジのテーマカラーであるグリーンをメインにしたグラデーションのロゴが光る、かなりググッとくる「大人なデザイン」となっております。

今年のデザインもいいですね(*^^*)

さて、ここでテストスキーのプロフィールをご紹介しておきましょう。

サイズは177㎝でスリーサイズは上から111-67-94のR19.2、そこに相性抜群のSRプレートをセッティングした、どちらかというとハード目のセッティングです。

ワクワクです(^^♪

では早速スキーズオン。

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おぉ・・・

これも「ドシッ」とした踏み心地があるぞ・・・

こういう板はだいたい「めっちゃ手強い板」か「技術向上のリーサルウェポン」のどちらか極端な傾向にある場合が多いので、期待と同時に若干の不安も感じておりました。

がしかし・・・

この日は朝から雪が緩んでおり、いわゆる「シャバ雪」だったのでかなりスキーが潜る、状況としては結構手強い状況でした。こういう時はトップの効きが悪く、なかなかスキーが回ってこないことが多いのですが、TC-MTさん、見事に克服してくれました。この時点で味方。まさに「リーサルウェポン」です。

もちろん、トップ幅の広い、例えば「unity1」のような、荒波をスイスイと乗り越えていくような雪面を浮いて進んでいく感覚はないのですが、それでも、トップをしっかりと押さえることがことができれば正面からの圧をしっかりと撓みと捻じれに変えて入ってきてくれますので、春のザクザク・シャバシャバの雪でも動きのあるターンを作っていくことができました。(だからこそ、硬いバーンでもう一度試してみたいです)

そして特筆すべきはその足元の安定感でしょう。

高速域になりますと、頼りないスキーだといわゆる「足場」がないので無意識に腰が引けてしまったり、必要以上にスキーを押さえようとして外スキーに乗りこんでしまったり(角付けを強められない動き)と滑り手の動きを制限してしまうのですが、このスキーはスキー自体の剛性を高めているということもあって相当な安心感があるんです。

しかも装着しているプレートが「SRプレート」ですから、「安心+安心」で、セコム以上の安心感を与えてくれます。

で、ここからがこのブログで最も言いたかったことなのですが、昨今の技術系の大会(技術選やテク・クラのようなハイレベルな検定)における「大回り」のターン弧は、古いスキーヤーの僕なんかには「あれってミドルターンじゃない?」というくらい、縦に、しかも半径が小さいターンが主流になっていると感じておりまして、だったら、もちろんトップ選手は難なく扱いきるのでしょうが、僕のような50にもなるおっさんスキーヤーだと長いスキーだと動きを出すのも難しいし、落差もでるので個人的には怖いし(笑)、なので、動きも出せるしスピードもコントロールしやすい、少し短めで回転半径の小さなスキーの方が表現しやすいんじゃない?という結論に達し、メーカーの方にも相談したところ「それもあり」との回答でしたので、最終的に「よし、来季の大回りはこれでいこう!」と結論した次第でございます。

扱いやすく、スピードにも強い「TC-MT」、来季、スピードのある大回りを練習したい!というお客様はぜひ候補の1本にリストアップしてください(*^^*)

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ようてい@スキーと酒と美味いメシ
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