るろうに剣心 再アニメ化で、原作付き作品について何となく思ったこと
るろうに剣心が、来年改めてアニメ化されると聞きました。
自分はオッサンなので、比較的リアルタイムで原作漫画も読んでいました。面白かったです。
ジャンプの人気作品の例に漏れず、るろうに剣心もアニメ化されています。自分はテレビアニメ版は殆ど見たことはないのですが、主人公剣心の幕末時代・人斬り抜刀斎を描く「追憶編」は観ました。
https://www.kenshin-tv.com/ruroken/tsuioku/
これが出色の出来で…自分としてはある種…極致の一つなんじゃないかなと思っているくらいなのですが(※個人の感想です)…。
原作はるろうに剣心ですが、斬る描写は原作漫画と異なり、恐さと刃物の痛みが伝わってくるようで、押さえた色調の画面からは人斬りの陰鬱さが伝わってくるようで、映像媒体ゆえの間の取り方と劇中音楽が素晴らしくて、白梅の匂いの表現方法が凄くて…
…と書いていくとキリがないのでやめますが…。
あの原作でこんな雰囲気のアニメが作れるのか、と驚いた覚えがあります。TV版と雰囲気違いすぎだろうと。中の人は同じなのに。
ただ、話の大筋としては、原作に忠実だったかと思います。
原作と同じ話(ストーリー)であるのに、演出でここまで変わるのか、同じ話とは思えないような…と感じました。
原作はあくまで原作であって、アニメ化されたり実写化されれば、原作は同じでも別の作品になる。
オッサンなので例が古くて申し訳ないのですが、出崎監督のあしたのジョー2やベルサイユのばらは、話の筋のほうも結構脚色を加えているかと思います。ある意味、わかりやすいアニメ版独自の描写と思います。
追憶編も、もうパッと見「原作とぜんぜん違うぞ…」なのですが、話の筋はほぼほぼ原作どおりで…。
原作付き作品を別媒体で創る、ということには、様々なアプローチがあるのだなということを、ふと思いました。
脈絡のないぶんしょうですみません。(終わり)
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