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ミュージアムぐるっとパスで小さい美術館&博物館

 ずっとやりたかったミュージアムぐるっとパスのフル活用、遂に始めました。

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2024」は東京を中心とする103の美術館・博物館等の入場券や割引券がセットになったお得なQRコードチケットです。

販売価格
2,500円(大人料金のみ)
各施設指定の展示を1回ご利用いただけます。

有効期間
最初に利用した日から2ヶ月間
※最終有効期間は2025年3月31日(月)

公式WEBサイト

 東京国立博物館や国立新美術館のような、会社勤めの頃からよく訪れていたビッグネームの施設の割引率は低い(前売り券程度)ので、あまり活用できていなかったのですが、独立ニートとして生まれ変わり、気温も下がってお出掛け日和の秋、満を持しての購入です。

 このパスの良きところは対象施設の多さと、中々行く機会のない中小の美術館の割引率の高さです。中小の美術館って意外と面白いんですよ。空いているのもすごく良い。

郷さくら美術館

 桜の絵が沢山ある現代日本画の美術館。最寄りは中目黒駅。追加料金不要。開催中の展覧会は「The GARDEN ―四季折々の庭園― 現代日本画展
」。
 作品を間近で見られるようにしてくれているのですが、油彩とも水彩とも違う日本画独特の質感が面白く、接写してきました。決して触れてはいけません。

秋の絵
桜は日本の美のインフラであると思った
これも桜
これも桜だ

東京でも屈指のお洒落区である目黒区では、お洒落なお買い物も楽しめる。小さな個人経営のお洒落でどういう収益構造なのか分からないお店が多数。雑誌掲載のお洒落なお店はここにあります。

泉屋博古館東京

 高低差が凄まじい大使館街にある、ここも小さな美術館。最寄りは六本木一丁目。土地柄か規模に対して入館料がまあまあする(1,200円)のだが、ぐるっとパスなら追加料金なしで入れる。
 観覧したのは「特別展 オタケ・インパクト 越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」。明治~昭和に生きた三兄弟の画家の、伝統的な日本画から抽象画までの変遷が面白い展示。金屏風に源平みたいなところから岡本太郎のように進化するのだ。マティス展もそんな面白さがあった。
 併設されたHARIOカフェのコーヒーの値段、なんと一杯1000円。欧米か。

古代オリエント博物館

 打って変わって全然おしゃれじゃない街、池袋のサンシャインシティ内にある、小さめ博物館。最寄りは東池袋駅。池袋はほぼ埼玉キュポ。ここも追加料金なし。
 「悠久のペルシア」を観てきました。

古代のインテリア
金継したい
王であるぞ
かわいくない?
なぜ明の器が展示してあったのか、確か意匠が伝わったとかそんな文脈だったような・・・かわいいからよし。

 今日紹介したルートについて

 東京メトロ都営交通を使って巡る場合は、それぞれの一日乗車券*2とセットになった商品もあります。今回私は東京メトロの方を利用しました。
 郷さくら美術館からスタートして、中目黒駅から日比谷線で神谷町で下車、徒歩5分ほどで泉谷博古館へ。今度は六本木一丁目から南北線と有楽町線を乗り継いで東池袋で下車。徒歩5分ほどで古代オリエント博物館。
 永田町駅直結のビルにあるエリックサウスはインド料理の有名店で、この日はここで昼食にしました。一日乗車券を使うなら普段下りない駅でランチにするのも良き哉。

 なお、都営交通の方は都営バスも乗れるので、普段バスに乗らない方は面白いかも。湘南新宿ラインよりも東側のエリアを中心に、かなり路線が充実していて、都営交通だけでも、JRやメトロ含めたほぼすべての駅に行けますよ。早いとは言わないけれど、メトロより歩かなくていい場合もあると思います。

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