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NUSの理学部の紹介【過去記事】

みなさんこんにちは!
NiSCでは2021年から前の公式ウェブサイトでシンガポール国立大学についての記事を投稿していました。今年からこのnoteに移行して記事配信を行なっていますが、過去の記事もこちらに随時移行していきます!少し古い情報もあるかもしれませんが、随時内容更新も行なっていきます。
ぜひこちらの過去記事も読んでみてください!
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投稿日付:2021年10月10日
筆者:YUKI

はじめに

今回の記事ではNUSの理学部(Faculty of Science, FoS)を紹介していきます。

NUSは2021年度に学部編成を行い、これまでの人文社会学部と理学部で別だった二つの学部が統一され、College of Humanities and Sciences となりました。今後NUS受験を考えている方は、留意しておくといいかと思います。

これにより新しく13個の単位からなる共通課程(Common Curriculum)ができたほか、お互いの学部の施設利用などもより自由になりました。

ただ、人文社会学系の専攻を履修すれば Bachelor of Arts (文学士号) / Bachelor of Social Sciences (社会学士号)を、理学系の専攻を履修すれば Bachelor of Science (理学士号)を取得する点においては変更はありません。

この記事では理学系の進路について紹介していきます。

1.共通課程(Common Curriculum)

参考

人文社会学部と理学部が統一されたCollege of Humanities and Sciences ではCommon Curriculumと呼ばれる、専攻によらず履修が必須な単位が13個あります。

それらを下の表にまとめました。


*執筆時点(2021年10月始め)ではサイト上に詳しい情報ナシ。

このように、人文社会学系と理学系両方の要素を含んでいることがよく分かります。
これらの単位を一年目から二年目にかけて、自分の専攻の単位と平行して履修していきます。

2.専攻

参考

FoSで履修できる10個の専攻を下の表にまとめてみました。どの専攻を選んでも4年間かけてBachelor of Science (理学士号)を取得することになります。


3.Second Major / Minor

自分の専攻以外に興味のある分野があれば、その学科・専攻が提供しているSecond MajorやMinorを履修することができます。

少しテクニカル話になりますが、Second MajorやMinorは普通に専攻(major)と比べてより凝縮されたパッケージになっおり、基本の専攻は60MCであるのに対し、Second Majorは40MC、Minorは20MCとなります。

また基礎単位を既に履修していればもう一度履修する必要はなく、例えば40MCのうち4MC分を既にとっていれば、40 – 4 = 36MCでSecond Majorがとれる、ということになります。

よって、それを狙ってより負担の少ない(=基本の専攻と被る所が多い)Second Major / Minorをとる人もいます。ただ、あまりに内容が似ていると大学側が履修を禁止している場合もあります。

例としてはコンピューターサイエンス学部でBusiness Analyticsを専攻している人は、理学部のData AnalyticsをSecond Majorとして履修することができません。

もちろん、全く違う分野のSecond Major / Minorをとる人もいる人もいます。その場合は基礎単位から履修しないといけないのでSecond Majorなら40MC、Minorなら20MCとフルの負担になります。

Second Major や Minor を完了すれば、卒業する時に成績表に記録として残ります。就職するときのアピールポイントにもなるでしょう。

4.Double Degree Programme

参考

Second Major とは違い、ダブル・ディグリー・プログラムでは二つの学士号を取得します。二つの学士号をとるとなると、必然的に履修する単位が多くなるため、卒業するのに一般的には5年かかると言われています。

FoSが提供しているダブル・ディグリー・プログラムは次の通りです。


*自分の所属している学部から許可をもらう必要あり。

5.Undergraduate Research Opportunities Programme in Science (UROPS)

参考


UROPSとは、学部生でありながらも、教授のもとで研究に携わることができるプログラムです。
日本の大学にあるゼミのシステムに似ていますが、一年生のうちから始めることができるので、いち早く研究者としての経験を得ることができます。ただ出願受付は学期が始まる前に終わってしまうので、一年生なら早くて二学期目から、ということになります。
また海外の提携大学で行うUROPSもありますが、執筆時点では残念ながらコロナの影響で休止しています。

6.Undergraduate Professional Internship Programme (UPIP)


FoSではインターンシップをすると、期間や仕事の内容によっては授業単位として数えることができます。

将来の就職に向けて経験を積める、という意味で、良い機会になるのではないかと思います。

おわりに

College of Humanities and Sciences ができたことにより、人文社会学の道に進みたい学生でも理学の分野を、理学の道に進みたい学生でも人文社会学の分野を学びやすくなりました。一つの分野に偏らせず、広く勉強させようという姿勢はいかにもNUSらしいですね。

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最後まで読んでくださりあがとうございました!
これからの新記事も、過去の記事も楽しみにしていてください。それではまた〜

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