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NUSの寮 概観
筆者:YUMA+NiSCメンバー有志
はじめに
こんにちは!今回はNUSの住居について、NiSCメンバーやその他留学生の実体験をもとに解説していきます。第一回目となる今回は、大きく4つに分かれているNUSの住居について、それぞれの特徴を解説していきます。
NUSの住居は一度決めたら留学終了まで、インターナショナル生の場合は約1年同じ場所に住むことになりますので、非常に重要な決断です。この記事を参考にどの住居が自分の性格や目的にあっているか考え、快適な生活を送ってください!
第2回目以降では、もう少し細かく区分して解説していきますので、ぜひ併せてご覧いただけると幸いです。
1. 各住居の紹介(Hall編)
まず初めにHallと呼ばれる住居について解説します。特徴は大きく分けて3つ!
・とにかく寮内での関わり、イベントが多い
・値段は一番安く、設備はあまり整っていない
・一体感を大事にする場所が多い
基本的にどこのHallにも言えることですが、寮内でのイベント、かかわりがとにかく多いです。筆者はHallに住んでいたのですが、週に1回くらいは小さなイベントがあり、月に1回くらいは大きなイベントがあったイメージでした。それぞれのイベントは寮生で運営されており、自分がそこに所属すれば運営側で関わることも可能です。それゆえ、友達を作る機会は非常に多いと感じます。
寮生活については、値段が安く、ミールプランという食事制度がどのHallにもついています。しかし、お世辞にも美味しいとはいえません。なので、ミールプランがあっても外に食べに行き、結果として出費がかさんでしまったというケースもよく聞きます。部屋の設備に関してもあまりきれいとは言えませんが、しっかりと生活するだけのスペースはあります!ただ、交換留学生はエアコン付きの部屋に申し込めないことが多く、真夏のシンガポールをエアコンなし(ファンはあります)で耐えるという修行をしなければならない場合もあるので、申し込み時に確認してみてください。
一体感という点ですが、どこのHallも自分たちのHallに対して誇りをもっており、団結力が強いイメージがあります。合う合わないは人それぞれですが、その団結力の輪の中に入れると、生活が一気に楽しくなると思います。
最後にHallをおススメする人、しない人の特徴を書いておきます。
おすすめする人
・留学では友達をたくさん作りたい!と思っている人
・日本から生活レベルが少し落ちてもあまり気にならない人
・スポーツ経験があるか、スポーツをしてみたいなと思っている人
・留学では日本と違うことをしたい!と思っている人
おススメしない人
・できるだけ人と関わらず静かな環境で暮らしたい人
・生活レベルが落ちることに抵抗がある人
・留学では勉強に100%集中したい人
2. 各住居の紹介(House編)
次にご紹介するのはHouseです!HouseとはPGPの中にある寮のことで、3つのHouseがあります。House全体の特徴は3つ!
・個人とコミュニティ、どちらも大事にする文化をもつ
・設備は整っている場合がおおいが、時期によっては部屋が激熱
・アクセスが良く、駅や食堂が近い
まず1つ目について、個人とコミュニティのどちらも大事にする文化を持っています。イベント自体は月に1度のハウス全体のイベントと、そのほかに小さなイベントが何回か開催されています。しかしそのイベントに参加する義務はなく、あくまで個人を尊重して、参加したかったら参加してねという文化のようです。したがって、イベントも少しは参加したいけど自分の時間が欲しい人や、緩いつながりを求める人にはかなり良い場所なのではと思います!
設備についてはHouseにもよりますが、かなり整っていて、電子ピアノだったりマッサージチェアだったり、共用にはなりますが非常に充実しています。(うらやましい、、!)
しかしながら、どこのHouseもエアコンがなく、熱がかなりこもりやすい構造で、時期によってはかなり暑いようです。なので共用スペースのエアコンが付いている場所で作業をする人も多いようです。
3つ目の特徴について、駅やバスとのアクセスが非常に良いです。駅から歩いて帰れるので、終バスがなくなっても大丈夫ですし、なによりスクールバスが通る頻度が多いです。ミールプランはありませんが、近くに大きな食堂があり、そこでご飯を食べられます。これは個人的な意見ですが、Hallのご飯のおいしさを1とすると、こちらの場所の食堂の美味しさは6くらいあります。種類も多く、かなり美味しいです。毎日のご飯を充実したい人はこちらがいいかもしれません(笑)
最後にHouseをおススメする人、しない人の特徴を書いておきます。
おすすめする人
・人との関わりと、自分の時間のバランスを取りたい人
・生活レベルはある程度保ちたい人
・美味しい食事がとりたい人
・現地生と関わってみたい人
おすすめしない人
・部屋が暑いことが耐えられない人
・積極的に人と関わりたい、もしくはあまり人と関わりたくない人
・交換留学生と多くかかわってみたい人
3. 各住居の紹介(Residencial College編)
3つ目に紹介するのはResidencial Collegeです。ここは生活環境が良いHallというイメージ!また交換留学生は自分で申し込むことができない場合が多いです。(筆者の年度では申し込むことはできませんでした)インターナショナル生は申し込むことができますが、志望理由書的なものを書く必要があります。ですので入りたい人は事前にスケジュールをチェックすることをお勧めします!
ここも場所によって特徴は違うのですが、今回は全体的に共通する特徴を紹介します。
・イベントは比較的多いが、参加は自由(個人が尊重されている)
・生活環境は場所によるが、比較的整っている
・市内へのアクセスはあまりよくない
まず1つ目について、Houseと同様にイベントはありますが、強制感はありません。Hallよりも内向的な方が比較的多く住んでいるため、個人が尊重されています。しかし団結感はHallと同様にあり、その意味でバランスがとれた場所だと言えます。
2つ目については、生活環境はHallよりいい場所が多く、特にミールプランは素晴らしいです。筆者も実際に食べさせてもらったことがあるのですが、Hallよりも選択肢が多く、味もよかったです。食のクオリティはHallと比較してかなり高いと思います。その他の設備も悪くなく、Houseより良いかはわかりませんが、Hallよりは整っています。
3つ目については、どこのRCにも言えますが、シンガポール市内へのアクセスがよくない場合が多いです。MRTや市内へのバス停から離れている場合が多く、よく市内に行く予定がある方は、少し不便さを感じるかと思います。しかしながら、スクールバスが朝から夜まで走っていますので、そこに乗りさえすればアクセスは簡単です。
最後にオススメする人、しない人の特徴を書いておきます。
おすすめする人
・現地生と、私生活とのバランスをとりながら関わりたい人
・生活レベルはあまり落としたくない人
・寮独特の一体感を体験したい人
おススメしない人
・にぎやかな環境が好み、もしくは静かな環境が好みな人
・シンガポール市内へストレスなくアクセスしたい人
・交換留学生と関わりたい人
4. 各住居の紹介(Student Residence 編)
最後にご紹介するのはStudent Residenceです。これにはUTown ResidenceとPGPRの2種類があり、そこでも特徴が異なるのですが、今回は共通するものを書いていきます。特徴は大きく分けて3つ!
・アパート的な要素が強く、個人が尊重されている
・交換留学生が多く住んでいる
・エアコンがあり、生活環境は整っている場合が多い
まず1つ目について、こちらの住居は寮というよりアパートに近いと思っています。日本のアパートと同じで基本的に一人で生活をし、人との関わりはあまりないと思います。そのため、勉強に集中したい人や、静かな環境を求める人には非常に良いと思います。かといってかかわりが全くないわけではなく、たまに割と規模が大きめのイベントが開催され、そこで友達を作ることも可能です。
また、こちらの住居は交換留学生が多く住んでおり、その方々とのかかわりが比較的多いと思います。NUSは世界中から生徒が集まっている大学であり、多文化を体験して友達を作りたいという人には、比較的向いている住居なのではないかと思います!しかし、英語力がない状態で入ってしまうと、どうしても引きこもりやすい環境なので友達作りに苦労するかもしれません。純粋に海外の友達をたくさん作りたい!という方は他の住居をおすすめします。
そして、これは特にUTown Residenceに言えることですが、生活環境が他の場所と比較して整っているケースが多いです。PGPRについてもエアコンの有無を選ぶことができ、日本と変わらない生活水準で生活できるのではないかと思います。また、どちらもおいしい学食が近くにあり、食べるものには困らないと思います。
最後にオススメする人、しない人の特徴を書いておきます。
おすすめする人
・生活環境を落としたくない人
・勉強に集中したい人、あるいは静かに暮らしたい人
・他国の交換留学生と関わってみたい人
おススメしない人
・現地生と関わりたい人
・にぎやかな雰囲気が好きな人
・海外の友達を作りたいが、現時点では英語力が十分ではない人
おわりに
いかがでしたか?今回は各住居の特徴をざっくりと4つに分けて解説しました。実はさらに細分化することができて、同じHallでも文化が異なるというのもあるので、次回以降の記事ではそれを解説できたらと思います。
住む場所によって、留学生活は本当に異なるものになると個人的に思っているので、今回の記事も参考に、後悔しない住居選びをしていただければと思います。それでは!